from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
昨日はどうしても外せない用事のため、日帰りで沖縄に行ってきた。
朝6時に家を出て、帰宅したのが深夜1時だった。
PONOPONOインストラクターにシッターをお願いして、午後中いてもらったので、犬猫たちは落ち着いていた。
マルちゃん(ドゴMIX♂3歳)とはっちゃん(秋田MIX♂3歳)は、散歩も「行く」と言ったが、ルルさん(ヨーキー♀10歳)とピーちゃん(パピチワ♀8歳)は、「やめとく」と言ったそうだ。
天気もよくなかったので、そのせいもあるだろう。
わたしが帰宅したときには、みんなすっかり熟睡していたようで、ドアを開けて室内に入って初めて起きてきた。
みんな5時に夕食を食べたらさっさと寝てしまうので、夢の中だったのだろう。
わたしは朝散歩のために4時半に起きるので、久しぶりに3時間睡眠だった。
散歩の後ちょうど雨がザーザー降ってきたので、みんなでゆっくり二度寝した。
散歩に行けなかったピーちゃんは、午後になって雨が上がると、わたしのところに来て、「散歩行く!」という。
だが、夕方散歩ははっちゃんが一番先だ。
そこではっちゃんにお願いしてみた。
するとはっちゃん、「歯磨きガム食べて待ってるよ」と言ってくれたので助かった。
はっちゃんも、他の子への配慮がちゃんとできるようになったんだなぁとうれしく思った。
で、昨日行った沖縄では、犬2頭に会った。
どちらも、「撫でて~」と寄ってきたので、撫でてあげたら、お腹を出して喜んでいた。
1頭は子犬でビーチにいて、もう1頭はオフリードの飼い犬だったが、どちらもとてもよく社会化されていて、穏やかだった。
人には尻尾を振って寄っていくし、車を避けて歩くのも上手だし、やたら吠えたりしない。
もちろん、走り回ったりもせず、常にのんびりゆったりしていた。
沖縄に行くと必ず野良犬に会うが、たいていこんな様子である。
犬とはそういうものだ。
生まれたときからずっと外で自由に暮らしていたら、車や他の犬などにいちいち反応することはなくなる。
危険なものは自分で避ければいいので、いちいち過剰反応したり攻撃したりするまでもない。
チビはっちゃんも、散歩を始めた直後からすぐに回避上手になったのでいたく感心した。
それが身を守ることに直結するので、当然と言えば当然である。
往復の飛行機では、John Bradshaw の In defence of Dogs を再読したが、そこにも、野生化した犬や人のそばで暮らす野良犬の行動は、オオカミとは全く違うということが、詳しく説明されていて、非常に興味深かった。
オオカミはパックと呼ばれる群れを作るが、このブログでも何度も書いているように、オオカミの群れは母親・父親とその子供たちで構成される。
アルファーと呼ばれる最高位のメス・オスがボスとして君臨するのではなく、協力して獲物をとってきて子供にあたえたり、子供が大きくなったら、次の子供をいっしょに育てたりする。
そういうことが、野生のオオカミを調査することによってわかった。
オオカミは競争的で攻撃的というのは、ウルフパークなどに人為的に集められたオオカミの観察から人間が導き出したものであり、野生のオオカミは家族でなかよく暮らしているのである。
家族の間の結束は固いが、他の群れに対しては、非常に排他的で、うっかり出くわすと、相手が死ぬまで戦うこともある。
そんなオオカミたちを群れなどお構いなく集めてきたのがウルフパークや動物園だ。
したがって、そこで争いが起こるのは、まったく当然の話である。
なのに、人間はそれがオオカミの習性だと勘違いした。
そしてさらに、犬もオオカミの子孫だから同じだと考えたのだ。
オオカミと犬の共通の子孫の中で、人間と友好的な関係を築くことができたものが犬として進化した。
だが、そういう友好的なオオカミは家畜などを襲うことから駆逐されて、人間から離れて森の置く深くで暮らし、人間に全く慣れないオオカミが残った。
現在のオオカミはその子孫である。
野生化した犬たちは、オオカミのような親子関係から成る群れは作らず、他の犬のと関係も、オオカミのように排他的ではない。
犬が仲間に対して攻撃行動をおこなうのは、主として繁殖に関係するときである。
それは猫やその他の動物でも同じだ。
犬は、人間に対して友好的で、他の犬にたいしても争いを避けるように振舞う。
これが犬の習性であり、野良犬を見てもわかることである。
人間に飼われている犬がやたら吠えたり噛んだりするのは、パピーのころからほとんど家の中で暮らしていることによる社会化不足と、不自由が多すぎる暮らしによるストレスが大きく影響していると思う。
子犬のころに、すぐに外に連れ出して、自分で世界を探索させてあげると、問題解決能力が高い、安定した犬に育つ。
そういう犬と暮らすのは、とても楽だし楽しい。
しつけだとかトレーニングだとかに振り回されることもない。
わたしたちは放し飼いすることはできないが、やたら犬を縛らないように、なるべく犬の自由を保障してあげて、自分で対処することができるようにしてあげたいものだ。
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