from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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散歩コースに子ヤギさんがいるので、毎日ちょっと楽しみだ。
はっちゃん(秋田MIX♂5歳)は完全にスルーするが、マルちゃん(大型犬MIX♂9歳)は少し興味を示す。
母ヤギさんは、はっちゃんが通っても知らん顔しているが、マルちゃんが通ると子どもたちを呼ぶ。
泣いて呼ぶこともあるが、今朝は無言で呼んでいた。
ボディランゲージだと思うのだが、どうやっているのかがちょっとわからない。
子どもたちはちゃんとお母さんのところに避難する。
1頭好奇心が強い子がいて、しばらく道路ぎわでこっちを見ていた。
そして急にはっとしてあわてて引っ込んでいった。
かわいすぎる。
ところで多くの人間は、動物たちが固有の「考え」を持っているということを忘れている。
一緒に暮らしている犬でさえ、彼らが何を考えているのだろうかと問うてみることはほとんどない。
都合が悪いときだけ、「ボスになろうとしている」、「飼い主をバカにしている」などと邪推をするくらいだ。
だが、犬(や猫やその他の動物)は知性を持った生き物である。
人間のように言語を使って考えることはしないものの、非言語的にちゃんと考えているのである。
「犬なんて何も考えていない」という前提で接するのと、「いろいろ考えている」という前提で接するのとでは、接し方に大きな違いが出てくる。
われわれ人間は、他の人間と接するときに、相手の考えに耳を傾け、理解し、なるべく尊重しようとする。
犬に考えがあるのなら、そうすべきではないだろうか。
人間同士だったら共通言語で理解可能だが、犬の場合は言語は使わない。
だが、人間同士のコミュニケーションでも、言語の占める割合はそれほど高くなく、実際にはボディランゲージや表情などにかなりの部分頼っている。
人間同士だと、それらを直感的に感じ取って判断しているのだが、相手が犬になると人間は直感を働かせる回路をシャットダウンしてしまっているように思える。
犬の考えをわかろうという気持ち、あるいは尊重しようという気持ちがないからではないだろうか。
犬の考えを真剣に受け止めようという態度で接すると、いろんなことが見えてくるようになる。
犬のボディランゲージについて取り上げていても、ショボ顔の犬に気づいていなかったり、ピントはずれな解説をしたりしているものがあるのは、こうした態度の違いによるのではないかと思う。
人間の友達に対してするように接するということが、犬を理解する第一歩だと思うのである。
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