2015年3月6日金曜日

不妊・去勢手術の必要性

不妊・去勢手術の必要性

from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

低気圧が近づいてきているので、朝からどんよりした天気だった。





寒さがぶり返したので、ルル(ヨーキー♀10歳)はまたひざの上に逆戻り。





最近、わたしが外出から帰ると、マルちゃん(ドゴMIX♂2歳)が「おかえり~」と甘えてくる。





しばらく脇の間にマルスを突っ込んだりしてベタベタしていると、はっちゃん(秋田MIX♂2歳)が、ガウガウ言いながら「ボクも~」と乱入してくる。





ガウガウ言うわりに起こっているわけではなく、マルちゃんに攻撃をしかけるわけでもない。





たいてい、しゃがんでいるわたしが転がされて終わる。





はっちゃんは、いつまでたってもやんちゃ坊主だ。





ところで、犬猫の殺処分数を減らすのに、欠かせないのが不妊去勢手術の徹底である。





だが、飼い主の中には不妊去勢に関する情報に触れる機会が少ない人もいる。





わかりやすい解説はないものかと思っていたら、PONOPONOメール会員の獣医師、図師明子さんが、不妊・去勢手術の必要性をまとめてくださった。





このブログで公開するために、わざわざ書いてくださったので、ここに掲載させていただく。





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不妊・去勢手術の必要性





1.望まない妊娠の防止

2.性ホルモン関連の生殖器および関連疾患の予防

3.性ホルモン関連の問題行動の抑制

4.精神的な安定





★ メリット

病気とストレスの軽減により結果的に長生きできる。







♂:前立腺肥大や精巣腫瘍・会陰ヘルニア・肛門周囲腺腫の予防。

攻撃性の低下。

性的衝動による体調変動の防止(食欲不振、体重減少、落ち着きがなくなるなど)





♀:発情期の出血の煩わしさがなくなる。 

発情期に伴う気分不安定(食欲低下、怒りっぽくなるなど)の予防。 

乳腺炎・子宮蓄膿症の予防。

乳腺腫瘍の発生率の低下。

望まない妊娠を防ぐ。







♂:精巣腫瘍の予防。

行動範囲が狭まりケンカによるケガが減る。

マーキング(スプレー行動)、叫び声、他の猫への攻撃性の抑制。

性的な欲求不満から来るストレスからの開放。

欲求不満が原因の問題行動の予防。





♀:子宮蓄膿症の予防。

乳腺腫瘍の発生率の低下。

発情期の鳴き声をなくす。

望まない妊娠を防ぐ。





★ デメリット





全身麻酔のリスク

太りやすくなる。

繁殖できなくなる。

問題行動がなくなるとは限らない。

まれに尿失禁の症状が出ることがある(メスの場合)。

大型犬の場合、成長前の不妊手術で骨肉腫のリスクが増加する(1歳を超えてからの手術が望ましい)。





以上





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なお、この一番最後の大型犬骨肉腫リスクについてだが、執筆してくださった図師さんは、石田卓夫氏の講演で聞いたそうで、詳しいことはわからないという。





ずいぶん以前にわたしもこのブログで言及したことがあった。





そのときに調べた限りでは、1歳未満で不妊・去勢したロットワイラーで骨肉腫リスクが上がったというアメリカの研究があったが、その他の大型犬種についてはよくわからなかった。





なので今回、early spay/neuter (早期不妊・去勢)とosteosarcoma(骨肉腫)というキーワードでググッてみた。





すると、大型犬のオスで骨肉腫リスクが増大するという論文はあったが、より厳密にその何が問題なのかというはっきりした原因についてはわからなかった。





骨肉腫リスクと、その他のがんリスクを減らすメリット、あるいは行動に及ぼすメリット、そして犬の数を増やさないという公衆衛生ならびに動物福祉上のメリットを天秤にかければ、圧倒的にメリットが多いというのが、早期不妊去勢を推進してきた側の認識ではないかと思われる。





日本語で検索してみたら、獣医師による次の意見がヒットしたので、ぜひ読んでいただきたい。





http://www.justanswer.jp/pets/7d7t2-h24-6-19.html





この獣医師は、「現状では早期去勢や避妊はやはり行うべきだというのが現時点での正論」述べている。





わたしもこの考え方を支持している。





1歳過ぎまで大型犬を去勢しないでいた場合、日本の都市部のような犬人口過密地域で、トラブルを避けるのは現実には難しく、よくない経験から攻撃的な行動を身につける可能性が排除できない。





そして攻撃的な大型犬がたどる運命は、飼い殺しか殺処分である。





犬のQOLを考えた場合、大型犬の場合も早期去勢をお勧めする。





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