from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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ようやく晴れて、気分良く散歩に出かけた。
近所の動物たちも同じ気持ちらしく、イノシシさんが挨拶に来てくれたし、クジャク親子も散歩していた。
放し飼いの大きく成長した幼ヤギさんたちは、隣家のそばまで朝ごはんを食べに来ている。
はっちゃん(秋田MIX♂7歳)は少し緊張しながらも、見ないふりして通った。
マルちゃん(大型犬MIX♂11歳)は余裕たっぷりで、軽くシグナルを出しながら落ち着いて通った。
すると帰り道、幼ヤギさんのひとりがマルちゃんのそばにやってきた。
ヤギはもともと好奇心旺盛だが、中に大胆な子がいて近づいてくることがある。
いつでも介入できるように心の準備をしつつ見ていると、ふたりでそっと鼻ツン挨拶した。
幼ヤギさんはそのあと、わーいと去って行った。
マルちゃん、ヤギ慣れしているとはいえ紳士的な対応はさすがだった。
久しぶりの晴れなので、はっちゃん、毛皮干しに余念がない。
わたしも敷地の周りの草刈りなどをした。
そんな平和な日曜日だったのだが、このあとその平和なひとときが台無しになった。
猟犬がうちのすぐ近所に放たれたのだ。
うちの敷地のそばをうろつくので、犬たちは全く落ち着かない。
今は猟期でないので、とりあえず確認をしようと急いで猟犬を放した人の所に行った。
許可は得ているか聞くとそうだと言う。
以前そういいながら無許可だった人がいたので許可証を見せてもらうと、3か月間の「害獣駆除」の許可がおりている。
イノシシ20頭、キジ、クジャク、カラス、カモ、各200羽となっているのだ。
この数はこの人が所属する20人程度のグループの総数と記載されているが、狭い地域であることを考えるととんでもない数である。
さしあたり、家の近所に犬を放さないでほしいというと、ふんと鼻で笑いながら「嫌ならここに住まなければいい」という。
まさに先日取り上げた「呪いの言葉」だ。
そう思ったら元気が出た。
ちなみに後で調べたところ、他の都道府県では、民家があるところでは猟犬を放さずにリードを着けるようガイドラインを作っている。
人や家庭動物を殺傷する事故が起こっているので当然の措置だ。
それを嫌なら出て行けというのは、暴言以外の何物でもない。
証拠をもって市役所にいくことにして、ついでに「害獣」を「駆除」するのが当然という考え方について意見を伝えておいた。
団塊世代の男性で終始とても失礼な態度ではあったが、怒鳴ったり声を荒げたりしなかったところはよかった。
猟をするのは農家に被害が出ているからだというので、柵を強固なものにすればいいというと、「金がかかるんだよ、あんたが金だしてやれ」などと言う。
そこでわたしは、柵の設置に補助金を出している地域もあるのでその方式ならできるし、すでに市議会議員にも提案していると言った。
すると、「そんなことをすると農家が働かなくなる」と、ナゾの答え。
つづけて「補助金は税金だ」と。
わたしが、「そういうところにこそ税金を使うべきでしょう」と言うと、ぽかんとしていた。
この人は、農家のことなどこれっぽっちも考えていないことを自分で白状してしまっている。
まさに「呪いの言葉」の記事で書いたような展開だ。
呪いの言葉を吐く人は、誰か(もしくは社会など)に迷惑がかかる云々と言ったりするが、こちらを言い負かすため、支配するために利用しているに過ぎない。
あげくに、大型犬を庭に放していると近所の人に通報されて役人が来るぞなどと脅してくる。
それに対しては、小さな檻に閉じ込めたりつなぎっ放しにすることは虐待であること、高さがあるしっかりした柵を設置した中で放すことは適法であることを説明した。
不愉快ではあったが、落ち着いて言いたいことを言えたのですっきりした。
後で嫌がらせされるかもしれないが、それを恐れて口を閉ざしていては何も変わらない。
わたしは対面コミュニケーションが苦手なので、こんな風に知らない人と話すのは多大なストレスがかかる。
だが今回は、SNSをはじめネットで、不当なことや差別などに抗議する世界中の多くの人々の勇気ある行動を見ていたので、こうした人々に力をもらった。
『呪いの言葉の解きかた』もそうだ。
呪いの言葉の解きかた [ 上西充子 ]
明日か明後日には市役所に行って、話をしてこようと思う。
人間に都合が悪い動物を『害獣』と名付け、どんどん殺傷していくという方式を今後も漫然と続けて行っていいのか。
英語で海外事情を検索すると、殺さない方式に確実にシフトしている。
繁殖制限技術の開発や農作物被害対策の強化(補助金も含む)をおこなっているのである。
日本ではほとんど紹介されていないが、殺さずに被害を軽減する方法を模索している。
ついでに言えば、日本では外来種=悪者として根絶しようとするが、これについても異議が唱えられている(これも日本ではほとんど紹介されていない)。
わたしには20年ぐらい時が止まっているように見えてしまう。
ぜひ歩みを前に進めよう。
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