from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ
人間に取り上げられたか
成長過程で死亡したか
・・・で
あわてて
《子孫繫栄》を願い
第2次繁殖期に入ったメス猫たちが
ここにきて
出産し始めました。
第2次ベビーブームの到来です。
昔から
《夏子は育たん》と言われていますが
夏に生れたから
育たないのではなく
春に出産してすぐに妊娠すると
母体が回復しないままの
妊娠になるから
弱い子どもが生まれる
・・・という意味です。
実際
夏に生れた夏子は
春に生れた春子より
ひと回り小さいのが特徴で
ミルクを飲んでも
ほぼ体重が変わりません・・・
へその緒がついた状態の
子猫を
センターに持ち込んで
何がしたいの?
そんなことをする暇があるなら
TNRしろや!!
こんな小さな子猫が
母猫から引き離され
兄弟だけで
団子になって寝ている姿を見ると
私は《沸々と》
怒りがこみ上げてきて
母猫と子猫を引き離したヤツを
殴り倒したくなります。
ここに母猫がいないことが
どれだけ不幸かわかりますか?
子猫が産まれて困るなら
母猫を手術しましょう!
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ルカくん
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呉市のセンターで
犬のお散歩等をやっている
ボランティアさんから
「センターに収容されていた
イノシシのワナに掛かって
重傷を負った犬を
病院で手術をしてもらい
3本足のまま譲渡しようとしたけれど
目が見えないってことが
判明し
3本足で全盲となれば
いぬ親になってくれる人はいないし
終生飼養で引き取ってもらえないか」
・・・と
終生引き取りの依頼が来ました。
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うちは犬に関しては
センター引き出しであれ
なんであれ
完璧に有料です。
しかも今現在は
一刻を争う犬以外は
順番待ちの状態です。
うちは土地がないから
犬舎や運動場等の
スペースの確保が難しく
ハイハイ!
・・・とは引き取れん
カッコ悪い話
私には
犬を何千頭も飼養管理していく
能力がない!
・・・ということです。
・・・なので
多頭飼養崩壊でも犬の場合は
そこのお宅で
終生飼養することが条件で
不妊手術をした上で
そのお宅での環境を整備し
その後は
ロイカナフードの支援を継続する
これを行っています!!
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呉のセンターで
頑張ってボランティアしている人に
終生飼養のお金の話をするのは
心苦しいですけど
うちも組織ですから
「ええよ」「ええよ」じゃ成り立たんし・・・
・・・と思っていたら
2名のボランティアさんが
「いろんなことを考えたら
みなしごさんに頼むことが
この子のためにはベストだと思うので」
・・・と
すんなり話がまとまりました♪
引き取る前
6月30日(土)に
断脚手術をした時の写真を
送ってもらいました。
センター職員が言うには
ルカが掛かったシシワナは
見たことがない形状だったから
《お手製のワナ》ではなかろうか
・・・と
その《お手製のワナ》の
ワイヤーの部分を体に巻き付けたまま
ルカは山の上から
落石防止のネットの間に
スッポリと挟まったまま転げ落ち
動けないでいたらしく
ネットを専門業者に切ってもらって
保護したのだそう
滑り落ちたりしたから
皮膚にもかなりの損傷があるのか・・・
とにかく
「今はこの状態だ」
・・・ということですが
この写真を見た私は
『断脚と同時に去勢もしてくれれば
ええのに!』
・・・とガッカリしました。
関東の
名だたる獣医さんと違って
広島あたりの獣医さんの
多くは
これ以上は危険だ!とか
時間がなかった!とか言って
同時に
不妊手術をしてくれんのです。
別の日に
去勢をするために麻酔をかける方が
よほど危険ですし
かわいそうなのに!
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手術から2日後の昨日
7月2日(月)
ルカを引き取りました。
引き取る際に
「順調にいけば土曜日に抜糸」
・・・と聞いていたので
少しのんきに構えていたら
おっとどっこい!!
運び入れた忍も田原君も
待っていた郷原も私も
犬の傷を見るなり同時に
「腫れてない?」
「腐ってない?」
「このままはヤバイでしょう!」
すぐに
院長に患部を診てもらいました。
「手術から2日後に
また麻酔をかけるのは
この子にとってリスクが大きいから
たちまち(とりあえず)
3日頑張ってもらおう!
それから患部を
もう一度開けてキレイに洗浄しよう!」
・・・という方針で決まりました。
点滴をしながら
ペインコントロールをして
抗生剤で
これ以上
感染が進まないようガードして
私たちなりに
最善を尽くすことにしました。
「手術から今日まで
何の抗生剤を投与してました?」
ルカに
使われていた抗生剤は
一般開業医が好む抗生剤で
私がもっとも嫌う抗生剤でした。
なぜ私が嫌うか
・・・と言えば
答えはひとつ
『効果が見られないから』
福島の子たちを救出していた
201年のころ
多くのボランティア獣医さんが
この抗生剤を
私が保護した子たちに
投与してくれましたが
ほとんど
効果が見られなかったし
今も
うちに運ばれてくる負傷猫で
この抗生剤を使われている子は
感染症になり
予後不良になるケースが多いので
軽い風邪程度なら
治るかもしれませんが
術後とか感染症のリスクが高いときだと
私は使用を拒否します。
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うちの者なら
誰でも理解していることですが
抗生剤は
傷病を治す上で重要です。
術後すぐはこんな感じでしたが
術後2日で
縫い傷や
損傷した皮膚の部分にポツポツと
白いモノが見えるでしょう
嗅いでみると臭い!
これはかなりマズい!
感染症になったら
それは死に直結しますからね!
痩せとるね・・・
間違いなく野犬じゃね
野犬は普段から
食べるものもないけぇね・・・
これまで
どれだけ過酷な毎日を送っていたか
・・・それでワナに掛かり
ヤマから滑り落ち
センターに収容され
合点のいかない手術を受け・・・
それじゃ~合わんけぇ
痛みのせいで
体を丸めて力を入れています。
断脚していない左足が
バリカンで剃毛された状態で
こんなに
ビッチリくっついていたら
必ず股ズレを起こします。
『足の間にタオルを挟もう!』
・・・としたら
丁寧に剃毛されないまま
縫合されとる・・・
毛も一緒に縫われとる・・・
こ~ゆ~とこは
気を付けてもらいたいです。
この子は野犬
今までどんな生活をして
何を食べて生きて来たのかを
想像したら
丁寧の上に
丁寧を重ねて手術に臨むべき!
・・・と
自称・動物愛護家の私は思います。
私たちは野外でも
TNR手術をやりますが
こ~ゆ~ところは絶対に手を抜かず
丁寧にやってますよ!
あぁぁ・・・
これは
剃毛の問題ではないでしょうが
縫合された箇所がすでに一部
開いています・・・
左足を開かせていたら
あ!ここも穴が開いて
腐っとるじゃん!
ここも臭い!臭い!
お願いじゃから
獣医なら助けようよ・・・本気で・・・
痛いねぇ・・・
高熱もあって
かなり苦しいと思います。
このままでは痛いだけ・・・
苦しいだけです・・・
当然のことですが
こんな状態じゃ食欲もなく
私たちは心が痛いばかりで
残るは無力さのみ・・・
もちろんね
獣医師と私たち愛護家とでは
営利と非営利ですから
その時点で
隔たりがあることぐらい
じゅうぶん理解しています。
・・・けど
世の中には
そんなことじゃ埋められないほど
いい加減な獣医が多い
獣医さんが言うことは
《天の声》だと思う飼い主は多いです。
そこをじゅうぶんキモに銘じて
獣医師と言う
プロフェッショナルな職業に恥じない
診察・治療をしてもらいたいと
私は切に願います。
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こんなんじゃ
助かる命も助からんし!