広島本部・１１月１日

広島本部・１１月１日
from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ

山羊のこゆきが発情期・・・
とっても困っています・・・

誰か偉い人！

反すう動物の避妊手術の
安全な方法を

考え出してくださいな～～～

それができたら

宮島の鹿だって
避妊して繁殖制限できるじゃん・・・

こゆきは発情の時は
必ず不機嫌になり

寝ている私の顔の横とかで
オシッコをします。

こゆきは山羊・・・
山羊は大動物

オシッコだって
普通に５Ｌとかしますからね

頭から腰まで
ビチャビチャですよ・・・

・・・ということで
私は

昨日の朝もオシッコで目覚め
今朝もオシッコで目覚め

うちは
朝６時を過ぎると

お風呂場は
カラス劇場になるので

自由にシャワーができなくなります。

６時前に
ええオバサンがシャワーするってか

私も
この年になって

朝っぱらから
シャワーなんて体に悪いし！

ブツブツ言いながら
シャワーしました。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


これがカラス劇場

カラスたちが
順番にランをします。

うちのカラスたちは
みんな負傷しているので

一様に飛べませんが

自分より弱いカラスを見ると
やっつけようとします。

・・・なので

さらに体の不自由な子は
同じ空間にすら置けない感じです。

ひどいこと
クチバシでつつくので

負傷カラスを育てるには
手間もスペースも要るんですよ・・・


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


岡山犬多頭飼養現場崩壊











犬が飼われていたのは
「岡山市」とは言え

山あいの
３０世帯そこそこの小さな集落で

ほとんどが６０才超え

ここで２０年前から
犬を飼っていた夫婦がいて

爺さんが亡くなり
婆さんだけになった今では

なぜか

婆さんが
便利な町に自分だけ引越し

犬の餌を持って通う日々

まぁ・・・簡単に言えば
【無責任】な飼い主です。

田舎の１本道で
自由に過ごす犬たち

まるで
福島２０ｋｍ圏内の光景のよう

基本は

ラブラドール系と甲斐犬系の
大型雑種

敷地内にも
もちろん犬はいます。

この子は
妊婦だと思いましたが

捕獲後に手術をしたら
子宮蓄膿症でした。

この腫れぐあいですからね

危うく死ぬ手前で
間一髪

３０匹ぐらいいる犬の中で
唯一

この子の名前だけは
みんな初日に覚えてしまいました。

子宮蓄膿症だから・・・ではなく

この子の名前が
「ユリちゃん」だから（笑）

しかも
咬むんだなこの子は・・・

渡辺さんが
手を咬まれていたので

『どの子が咬んだん？』
・・・と聞いたら

「そんなもん
ユリちゃんしかおらま～」

そりゃ～そ～じゃ

ユリちゃんには
気をつけにゃ（笑）

捕まった子は

一旦
岡山市のセンターに収容し

いろいろやってから
引き取りに行く・・・という算段






昨日のブログに書いた

岡山動物愛護協会の
代表のオッサンが経営している

土建屋の兄ちゃんらが

朝から
搬送のお手伝い

岡山市の入れ物に入ったまま
運んで来て

その入れ物を

再び
岡山市に返しに行くのも

全部
兄ちゃんらが

気持ちよく
やってくれました。

それにしても
ステンレスで相当ええモンじゃ

欲しいが高いじゃろうのぅ・・・
・・・と見ていたら

土建屋のオッチャンが

「そのケージは
取っちゃいけんよ

間違っても売り飛ばさんでくれ
・・・と

岡山市に言われとるけん」
・・・と

すかさず私は

『心配せんでも
私は

窃盗だきゃ～したことがない

欲しかったら
正面から話をつけてからもらうけぇ』

・・・と返しました。

どんな会話（笑）

私たちは
常に底辺の底辺で

むごいシーンと直面しています。

・・・じゃからこそ
冗談を言うて笑おう！

・・・じゃからこそ
心おだやかにしよう！

・・・じゃからこそ
明るく生きよう！


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


そ～思って生きとるのに
そ～もいかんことばかり

おだやかには生きれん

私が歩くと
イザコザが飛んで来る（笑）

現場に着くと
いきなり

６０代のジイサンが
捕獲器を棒で叩いていました。

近づくと
捕獲器の中には

犬が入っとるじゃない！

なんてこと
なんてこと

『あんた～岡山市の職員か？』

「ワシは近所のモンじゃ」

『その棒はなんや？
そが～なもんで
犬を叩いちゃいけま～が』

「叩いとらんわい
ドアが開かんかみただけじゃ」

『嘘言うな
証拠写真を撮っとるんど！』

「じゃったら
ど～したんや？

撮りたきゃ～撮れや
ワシはなんもしとらんけんの！」

少々強気なジジイ登場♪

ということで記念撮影

※私の好意で顔出しは
こらえてやる

近所のジジイが
こんなカッコウで捕獲現場に

作業着に長靴に皮手袋に棒

なにしに来たんや？

犬の捕獲は
近所のジジイにゃ関係なかろ～が！

言い争いの最中

このジジイは
この棒で

私を殴ろうとしたんですよ

私は
最大のチャンスだと思ったのですが

ジジイは

犬は殴るが
人を殴る勇気はなかったようで

ふりかざした棒を下ろしました。

殴ってくれたら
おもろかったのに・・・

チッ！

私が
近所の住民相手に

なんでそこまで熱くなるか
・・・と言うと

ジジイが捕獲器の外から
叩いていた犬は

（実際には犬には当たってないが）

違法トラバサミを
ぶら下げていました。

違法トラバサミに掛かったまま
足を引きずって

捕獲器のから揚げ欲しさに
捕まってしまった犬を

捕獲にの外から
さらに殴るってどう？

これほどまでの「憎しみ」は
どこから生まれるん？

それでも
あんたは人間か？？？？？

ジイサン
無駄に年を取ったのう

岡山市の職員獣医を呼んで
すぐに鎮静をかけてもらい

トラバサミを外そうと思いましたが

いかんせん
私は外し方がわからん

万が一
外すことを失敗したら

再び挟むことになる・・・

連れて帰って
断脚手術をしてから

それから
ゆっくり外そう・・・

敷地内は
長く続いた雨と犬のオシッコとで

ズルズル

気を抜いたら
すってんころりんです。

逸走防止に

いろいろと
工夫をした形跡はありますが

未去勢・未避妊だと
逃げますよ

ど～やってでも！！！

使われてない建屋は
乾燥した糞がたくさん・・・

捕獲は
岡山市の保健所の仕事なので

部外者は
邪魔をしないよう立ち去ろう！

私の仕事は
飼い主の説得じゃった！







青い服の人が飼い主

サンバイザーをかぶっているのは
近所の人

田舎って
人間関係がおもしろいですよ

集落全員が

犬に迷惑していて
こっぱ腹を立てているのに

なぜか

飼い主とは
普通に笑談するんですよ

なんで？

犬が悪いんじゃなく
飼い主が悪いんじゃろ？

飼い主が無責任じゃから
こんなことになったんじゃろ？？

おや・・・
お前も逃げた犬の１匹か・・・

飼い主いわく

「あれはイチロウ

イチロウは
２回もトラバサミに掛かって

２回目は２週間以上
山から下りてこんかったけぇ

死んだかと思うたが
生きとったんよ」

なんだその話・・・
笑える話でもないし・・・

そんな意味のない話を
聞いていたら

白髪を染めたばかりのジジイがやって来て

「あのクソ犬
ワシんとこの前まで来やがる！」

・・・だと

オッサン
オッサン

クソ犬って・・・
クソ犬ってなに？？？？？

私も大人じゃ
百歩譲って話を聞こう

あの犬が
あんたんちの前に来て何をする？

・・・と聞いてみたら

「あが～な足じゃ
なんもできんわい

ほいじゃが
家の前を通られてみ

気分が悪いけぇ
クソッたれが！！」

・・・だと

よ～言うた
よ～言うた

ちょうど
私はヒマで退屈しとった！

『オッサン
ちょっと待ちないや』

私の影をみれば
至近距離で写真を撮っているのが

おわかりかと思いますが

私も自分の言動や行動に
責任を持ちます。

白髪を染めたばかりの
このジジイも

自分の言動と行動に
責任を持たにゃいけん

・・・なのに
押し問答の途中で逃げるし

ど～なん？

話の途中で逃げるんは
卑怯じゃ！！

おやつを食べているイチロウ

イチロウに限らず
ここの犬は全頭

人馴れしていません。

人馴れしていない犬は
人に近づきません。

すなわち

人が「つまらんこと」をしない限り
犬は何もしません。

逃げるだけです。

左前足は
先がかろうじて残ってはいるが

ぶらんぶらん・・・

右後ろ足は
先もほとんど無い感じで

うまく歩かれません。

それを

「家の前を通るだけで
気分が悪い」

・・・と言い放つ
近隣住民は病みすぎですね

迷惑しているなら
しているように

トラバサミみたいな
違法なものを仕掛けずに

飼い主と話し合うとか
岡山の愛護団体に相談するとか

人道的に
手を尽くすべきです。

（岡山にはＮＰＯ法人格の団体も
いっぱいあります）

今回イチロウは
捕まえられなかったけど

必ずや
岡山市が捕獲して

うちが引き取ります。

おや・・・

見たことがある女性が
カメラを回しています。

よく見ると山田監督じゃない！
（笑）

私は

また山田監督から
密着されてるんです。

来年２月ぐらいまで
密着は続きます。

おそらく山田監督は

私のことが
相当好きなんだと思います（笑）

親子が捕まっとる・・・

母子を離れ離れにしたくない
・・・が

このまま一緒にしていたら
間違いなく

仔犬も
人見知りの野犬になる

どうがええか悩んでいたら

「その犬は
お母さんじゃないですよ！

お母さん犬は
捕まりませんでした」

・・・とのこと

なら悩むことはない
仔犬は広島に連れて帰るわ

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


その前に
やるべきことは

断脚して
トラバサミを外すこと

断脚手術は無事成功

トラバサミも
田原君と２人で

あ～だこ～だ言いながら
外しました。

それにしても
見て！あのお腹のくぼみ

肋骨と腰骨の間の
細いこと細いこと

飢餓状態の子は
逆に

肋骨部分に何かある
・・・と思うほど差があります。

相当
痩せてます・・・

中型なのに体重１２ｋｇ

私的には
１８ｋｇは欲しいとこ

ここの子は
こぞって体重が軽いです。

見た目以上に軽いです。

ラブラドール雑種や
甲斐雑種のオスでも

１５ｋｇないですからね・・・

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



次回
捕獲引き取りは

１１月１６・１７日かな

みなしごバスの中

「ボクは
あなたの餌を食べるぐらいなら
このまま餓死します」

「私には
あなたの姿すら見えません」

・・・というスタンス

甘やかして
甘やかして

人間大好きっ子にしなきゃ！！

翌日
広島にて

結構
馴れてきたし名前を考えなきゃ

いろいろ出て
却下になって

決まった名前が

黒の女の子
チア

茶色い男の子
シード

２日目に急に
ベタ甘えん坊になり

チア＆シードは
ケージレストさせながら

１日の半分を
自由にしています。

さっきも
ケージに入れようと探したら

子猫たちと一緒に
猫こたつに入って爆睡♪

雑種はええです。
こんなに小さな仔犬でも

トイレは完璧
ペットシーツの上でやります。

ご立派な犬回虫も
もう出切っただろうし

これからは
成長していくばかりです。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


よそ者を受け付けない
超保守的な岡山の

さらに閉鎖された
山あいの集落で起きた

犬多頭飼養現場の崩壊

まるで
他人事のような感覚の飼い主

トラバサミまで仕掛け
犬の処分を願う近隣住民

今回の
一番の原因は

飼い主が犬たちに

不妊手術を
施していなかったことです。

捨てられた犬を
かわいそ～だと飼い始めて

この２０年の間に
自家繁殖を繰り返し

最高１００匹もの犬がいたんだそう

【犬を飼うなら不妊手術を】

これは今や常識です。

繁殖した結果
悲しい末路をたどるのは

人ではなく動物です。

不妊手術を施さない論理は
ありえない！

そんなもん
愛護家の私が許しません。

断脚手術から２日目

ようやく
食欲が戻ったとこです。

名前は「そば」

もしかして
中谷さんがそばでも茹でてたの？

正解！！

もし
この子に兄弟がいたなら

その子の名前は
「いずも」

そうです。
私が茹でていたのは

「出雲そば」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


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