from : ボルゾイな生活
我が家がどうやって犬と付き合ってきたかを振り返るシリーズ
『犬を飼う』から『犬と暮らす』へ
意外や意外、非公開や拍手コメントに反響が多いのに驚いているカイ父である
不定期更新ながら、最初の犬キャッシーの思い出は多い
気をよくして更新します
コメントも変わらずよろしくお願いします
(其の2)
今でこそ犬を育てることに少しは自信もあって、したり顔で犬のことを話しているけど
当時のカイ家は犬の飼育は初めてのズブの素人である
テレビのムツゴロウ動物王国でも、時々犬同士のいざこざが有ったり人間に対する咬傷事故があった
その中でもハスキーのテツはかなりのツワモノ、クセモノであった
ハスキーを迎えた我が家は、『犬を飼う』初心者だけど、しつけはしっかりしようと心に決め
『犬の飼い方』『犬のしつけ』『犬の育て方』などの飼育本を手当たり次第に買ってきては隅々まで熟読した
『犬を飼って』みて初めて感じたこと
それは『ウンチが多い』である
そんな大きな声で言わなくても(笑)
キャッシーは3ヶ月でやってきた、まだまだ仔犬である
食事は1日3回ほど、ドライフードをお湯でふやかして与えた
それが一回の食事のたびに3回ウンチをするのだ、
そうなると1日9回することになる、とても燃料効率が悪い
『どこか体が悪いのだろうか?』
『餌が多すぎるんじゃないだろうか?』
今でこそ当たり前に思うけど、そのときはユリ母もそんな疑問いっぱいで育てていたものだ
本を読みフードの説明を見て、なるほどと納得する
そんなふうに、ひとつ一つが勉強であり発見だった
キャッシーの犬小屋は外にある、犬は外で飼う、ましてや大型犬を室内で飼うなんて考えられない
それはそれとして、キャッシーはまだ仔犬である、
昼間は抱いて室内で遊んだ(笑)
けじめとして、夜は必ず外の小屋で寝た
我が家の生活にも慣れ、モリモリ食べて、それ以上にブリブリ排泄をしてスクスク育っているキャッシー
将来大きな犬になるのだから、しっかりとしつけしなければならない
『スワレ』や『マテ』は食事のたびに教えたらすぐに覚えた
食事を前にして、『マテ』と言えば、その前でしっかり待つのである
しかしキャッシーは、常にこちらの様子を覗っているようで、
『マテ』をしていても、こちらがふと目を離すとその隙にすばやく食器に顔を突っ込んだ(笑)
気がついて『ダメ』と言うとまた食器の前で座りなおすのだ
このような様子は他の場面でも良く見られた
履きだしの窓を開け、外にいるキャッシーと遊んでいるとき
基本的にキャッシーが室内に入ることを許していないが、
片足を室内の床に載せて嬉しそうに覗き込むのだ
最初はそうやって足を載せたら『ダメ』と言ってやめさせた
すると家に上がるのはダメだと判っているので足を下ろして顎だけを床に載せてこちらを見てるのである
しばらくすると、ダメだと判ってはいるのだがキャッシーのチャレンジ精神がムクムクとわいてくる
もう一度片足を室内に進入させるのである、
『これぐらいはいいだろう』と思っているようである
そして『ダメ』と言われて振り出しに戻る
またチャレンジを続け、うまく片足の進入がとがめられないと、
今度はもう片方の前足の侵入にチャレンジする
『ダメ』なことはわかっているはずなのに、そんな攻防は何度も何度も繰り返されて、
次の段階は後ろ足を片方上げて、履きだし窓の敷居をまたぐようになる
まるで走り高跳びのベリーロールでバーをクリアする瞬間のような体勢になっているではないか
外から見たキャッシー、体はまるっきり床に上がっていて、
片方の後ろ足だけがダラリとぶら下がった格好
幼児が段差を後ろ向きに下りる時のようなスタイルになっている(笑)
最終的にキャッシーは、『ダメ』と言わずにいると、
後ろ足を一本まっすぐに伸ばして、ほふく前進でリビングに侵入してくる
キャッシーの頭の中では、これで室内に入っていることにはなっていないようだった
カイ父が分析するキャッシーの判断
キーポイントは肉球です
最初キャッシーは肉球を床に載せることはいけないことだと教えられます
それでもたまには叱られないことがあるので
『もしかしたら片方の肉球は載せてもいいのだろうか』と考えました
『だったら、もう片方の肉球も載せてみよう』と思ったわけです
それが繰り返されて、最終判断は
『4本全部の肉球が床に着いたらいけないけど、一本だけでも上向いていたらいい』
と過大解釈していくのです
こんなキャッシーとの生活は、いつもいつも知恵比べのようなものだった
キャッシーはコマンドをしっかり理解しているように思えた
『抜け道はないか』とか『何か裏をかいてやろう』と考えているように感じた
キャッシーを見ていると
『シベリアンハスキーはすごく頭がいい犬だ』と思ったので
常に『こいつは今何を考えてるのだろう』と考えながら接するようになった
後にゴールデンレトリバー、カンナ♀を飼ったが、これはハスキーとはまったく違った
食事のとき『マテ』と言えば『ヨシ』と言われるまでひたすら待つ
ここから入ったらダメと室内での行動範囲を教えたら、必ず守る
ハスキーを飼いなれたカイ父にとっては拍子抜けするぐらいの犬だった
そのとき思ったことは、世間の評価とはまったく違って
『ゴールデンって応用が利かない、何も考えずにただコマンドを待っている』
はっきり言っては言いすぎだがバカ(正直)なのです
ゴールデンの名誉のため弁解すると
ゴールデンは一つのコマンドを完全に覚えるための練習の回数が少ない
言い換えればコマンドをすぐに覚えるのです、そのため完全に理解したコマンドには疑問を挟む余地がないのです
ハスキーの場合、コマンドを完全に覚えるためには数多く何回も何回も繰り返す必要があります
その途中で命令にブレができると、その判断が鈍ります
たとえば、片足の肉球を床に載せたとき、毎回叱られるのではなく、覚えるまでに時々叱られないことがあるため、判断に迷い自分なりに違った理解をして混乱してしまうようなことです
だからハスキーをしつけるには、ゴールデンよりも一つのコマンドに対してより多くの繰り返しが必要になるのです
後に『ハスキーは主人の命令を聞かず好き勝手なバカ犬』のレッテルを貼られて大変な目にあう運命だが、
こんな頭のいい楽しいハスキーの魅力は世間には理解されなかったようだった
犬を飼い始めたカイ父の理想の犬は
警察犬のようなコマンドに忠実にすばやく反応する犬である
『コイ』と言われたら何があってもすぐに駆けつけ飼い主の横にピシッと座る
側歩は脇目も振らずひたすら飼い主の横を歩く
そんな犬になって欲しいと思っていた
それが正しく『犬を飼う』ことだと勝手に思いこんでいた頃である
キャッシーはいつまでも散歩でウンチやオシッコができなかった
モゾモゾし始めると何度も散歩に連れ出したが
散歩中にはしっかり必死で我慢して、家に帰って安心してウンチをしたものである
散歩に行ってウンチをするものだと思っていたカイ父ユリ母だったが
今思えば、こんな些細なことにもとても悩んだものだ
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