from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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今日、明日は晴れという予報が出ていたので、気持ちよく起床した。
ところが、はっちゃん（秋田MIX♂7歳）はテンション低めだった。
いつもはわたしがコーヒーを飲むのも待ち遠しい様子で、「さぁ、早く散歩行こう！」と言うのに、ごろんとしてまったりくつろいでいる。
まさかの雨かと思ったが、雲は広がっているものの降っていない。
コーヒーを飲み終わって準備を始めたら、「どれ、行ってみるか」と起き上がった。
やっぱりテンションは低めだったが、帰宅してマルちゃん（大型犬MIX♂11歳）とバトンタッチすると、途中でスコールが来た。
雨宿りしたらすぐに上がったのでよかったが、こういうことだったかと納得した。
ハチ予報もよく当たる。
ちなみにマルちゃんはすぐに上がるような雨なら散歩に行く方を選ぶ。
散歩の途中で知り合いヤギさんに会った。
犬と一緒の時に通りかかると足をドンと踏み鳴らして、「見るな、あちいけ」と塩対応される。
なのでじろじろ見ないようにしているが、今日はチラ見したときにドンされなかった。
こっちを見ながら頭をぶるっとするので、ハエを追い払っているのかと思った。
また横目でチラっと見ると、またぶるっとしたので、これはと思って同じ仕草をしてみた。
すると、わたしがぶるっとした直後にヤギさんもわたしの仕草をコピーするのだ。
気のせいかとも思ったが、それぞれ３回ずつ繰り返したのちに、じっとして横を向いてみた。
５秒ぐらいしてから横目でヤギさんを見ると、じっとこっちを見ている。
やっぱり真似していたのだった。
こういう交流が本当におもしろい。
イノシシさんはお辞儀してくれるし、外にいる犬猫さんたちはまばたきシグナルに応えてくれる。
相手がやっている行動を真似することをミラーリングという。
自分の真似をする相手に好感を持ちやすいということで、人間関係改善に活用されたりしているようだが、わたしはもっぱら動物たちにせっせとやっている。
初対面だったりあまり親しくなかったりする動物に試すのだが、意外と乗ってくれる。
だからといって、野生動物が急に親しげにそばに寄ってきたりすることはないが（犬猫の場合はある）、少なくとも敵意を持っていないことは通じていると感じる。
動物に敵意を持っている人は、動物に挨拶したり動きを真似したりなどしないだろう。
そういう人は動物を見つけると睨みつけたり、追い払おうとしたりする。
当然、動物たちは警戒するので、そこからいい関係が生まれることはない。
犬に対してもその他の動物に対しても、まずは自分が友好的にふるまうことが大切だ。
多くの方の直接的な関心事は同居している犬のことだと思うが、そのかれらに対して友好的にふるまっているかどうかを再確認してみよう。
声のトーンや表情、ボディランゲージなどが、相手にとって心地いいものになっているかどうかだ。
自分ではやさしく話しているつもりでも、そうなっていないかもしれない。
動画撮影すると気づきやすい。
それらを改善したら、嫌がられない程度に犬の行動を真似してみよう。
顔をそむける、お辞儀する、あたりがやりやすい。
まばたきしてくれる犬にはまばたきを必ずお返しする。
人間でもしつこく真似すると嫌がられるので、さりげなく適度に行うことがポイントだ。
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