from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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全国的に猛暑のようだが、こちらはいつもどおりだ。
朝も気温は高いが、日が照っていない分マシなのでなんとか散歩に行ける。
はっちゃん（秋田MIX♂7歳）は、風がよく通る涼しい木陰で休むのが定着した。
お腹を撫でてあげながら一緒に涼んで、そろそろ帰れるかなと立ち上がると、はっちゃんも「さぁ行こう」と立ち上がる。
今朝はパイナップル畑で朝ごはんを食べている幼イノシシがいた。
わたしたちを見つけると逃げていこうとしたが、畑にはネットが張ってある。
パニックになったら気の毒だと思いながら立ち止まって見守っていると、落ち着いてするっとネットの下から出て行った。
ネットは何の役にも立っていなかったのだ。
落ち着いているとよく考えて冷静に行動できる。
だがパニックになっているとわけがわからなくなって不適切な行動をしてしまう。
車が行きかう道路に飛び出すとか、いきなりそばにいる人に噛みつくなどだ。
これは人間でも人間以外の動物でも同じだ。
わたしもパニックになりやすいので、なるべく早めに回避するように気を付けている。
できるかぎり予防するのが一番だ。
他の犬が苦手な犬だったら、遠くに見えた時点で引き返したりわき道に入ったりするというのもそのためである。
パニックになる前だったら交渉や提案を聞いてもらえるからだ。
我を忘れた状態では聞く耳を持たなくなっているので、そうなったらすでに手遅れだ。
早めに回避したり、早めに行動したりするのは、その意味でとても重要なことである。
うまくいかないというご相談を受けて様子を見ていると、ほとんどの場合この早めの行動というのができておらず、時すでに遅しの状態で動いている。
犬が反応する前に動き始めてみよう。
そうするとうまくいくと思う。
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