2019年6月5日水曜日

違った感じ方も尊重すべき

違った感じ方も尊重すべき
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

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またしても天気予報がはずれ、朝から雷雨だった。

犬たちはわたしベッドの上に集合していたので、しばらくそのまま一緒に過ごした。

朝から買い出しに行こうと思っていたのだが、雷が鳴っているうちは怖がるのでそばにいてあげたい。

雷がやんですっかり天気が回復し、マルちゃん(大型犬MIX♂11歳)が安心して庭に出てから出かけた。

犬が不安や恐怖を感じる対象は、必ずしも人間と同じではない。

人間からすると、「なんでこんなものを怖がるのか」と思うようなものもある。

わたしが思いつく限りでは、雷、花火、雨音、風の音などはもちろんのこと、雪の日に突然現れる雪だるま、ひらひらした布切れ、突然の人工音、そのほか普段見たことがないようなものなどだ。

わたし自身もこれらに遭遇するとびっくりしたり心がざわついたりするので、犬たちとはあまり変わらない。

だが、ぜんぜん平気な人の中には、まったく理解できないと感じる人もいるだろう。

ここで大事なのは、自分と他者は違うという自他分離原則だ。

自分と他者をしっかり分けようという話である。

自分が大丈夫でも、そうでない他者もいる。

自分の感覚や感じ方だけが正当なわけではなく、他者の感じ方も尊重されるべきだ。

わたし自身は多数派とは違うマイノリティなので、「みんなこうなんだから」と切り捨てられたり、一部の人のために配慮などできないとされ続けてきた。

民主主義は多数決では決してなく、少数意見の尊重を伴わないと機能しないということがまったく認知されていないとよく感じる。

だが社会がそうであっても、少なくとも自分と犬の関係では、違った感覚や感じ方も尊重したいものだ。

雷が怖い→そっか、怖いんだね。じゃあ一緒に過ごそう。

なんか変なものがある→じゃあ、こっちから逃げよう。

という具合だ。

「こんなものを怖がるなんて、臆病だなぁ、ははは」というような対応は、犬の心を確実に傷つけるし、それによって苦手なものはますます嫌になってしまう。

犬は人間の嘲笑など理解できないと思っている人がいるかもしれないが、犬は(猫)笑われると決まり悪そうな様子をしたり、がっかりしたりする。

逆に心から感心すると、得意そうな態度をする。

こういうこともそのうちに行動学分野の研究によって実証されるだろう。

だが、実証されてもされなくても、わたしたちは動物たちに敬意を持って接することが大切だ。

権威や権力を持った人間にはこびへつらい、それらを持たない人間や動物たちには支配的に振る舞うというのは道徳的でも倫理的でもないと思う。

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