2019年4月4日木曜日

栃木拠点・4月4日

栃木拠点・4月4日
from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ
  4月~7月までは
ど~やったって子猫は生まれるわけだし

【出産直後の母猫を
間違って捕獲しないため】にも

この期間は
全国TNR一斉をお休みしています。

もちろん
全国TNR一斉をお休みする以上は

何かしら
《動物の命を助ける活動》を行わないと

『言うだけ!』の団体になってしまい

後方支援隊の皆さまも
私に愛想を尽かすでしょう?

そ~なると

うちで暮らしている子たちの生活も
滞ってしまいますし

第一
ジッとしてたら私が退屈すぎて死ぬしね(笑)

4月〜7月はその他の活動を
強化していくつもりです。

4月は
猫多頭飼養崩壊現場を重点的に

5月は
啓発活動を重点的に

6月・7月は
栃木拠点の猫舎建設を重点的に

こんな予定でおります。


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今朝は

3月29日から初めて
バケツの水に氷が張っていませんでした。

寒さで言えば
昨日の朝が一番寒くて

栃木拠点当たりでも
朝6時ごろまで雪が舞っていて

フィールド内も
うっすら白くなっていました。


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3月の私の誕生日ごろは
雪はよく降りますが

4月に入っても雪は降るもんだな
・・・と思いました。


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山羊のこゆきちゃん

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こゆきのお母さん山羊は
子育てが嫌いだったみたいで

こゆきが近寄っても逃げるばかりで
育ててくれなかったので

こゆきは私たちが人工的に育てました。

大動物の子どもは
格別かわいいですから

こゆきも
そりゃ~そりゃ~かわいかったです♪

そのついで・・・と言っちゃなんですが

山羊の室内飼育が可能か否か
実際に確かめようと

室内飼育しながら
私がこゆきを甘やかして育てたもんで・・・

ただの
《わがまま山羊》になっちゃいまして

広島本部でも栃木拠点でも

うちの者たちには
さんざん迷惑をかけています(笑)



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こないだも
小谷さんがお昼に食べるつもりで

楽しみにしていた《福じ》のおにぎりを
お昼時間の寸前に

「こゆき姉さんに食べられちゃった」
・・・らしく

とってもガッカリしていたので
詳しく話を聞いてみると

これがまた
おかしくて!おかしくて(笑)

実は

私も田原君も《福じ》さんに
同じようにおにぎりを作ってもらっていて

3人分のおにぎりを
私の車に乗せていたのです。

・・・で
私はあんまり深くも考えもしないで

ただただ・・・ただただ
車内の気温の上昇を避けようと

車のドアを開けたままにしたのが
運のツキ




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まぁね・・・こ~ゆ~ことですよ(笑)

山羊は丸い体形とは裏腹に
かなり運動神経がよく

少々のフェンスなんて
ひとっ跳びの《脱柵王》ですから

これぐらいの高さは屁のカッパ

私としたことが
うっかりしてました・・・(笑)

すぐに気づいた田原君が
食べ物が入っている段ボール箱を

チェックしたところ
「おにぎりが食べられていた!」

・・・と



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しかも

こゆきが食べたおむすびびの入れ物には
《さけ&こぶ》と書いてあります。

このチョイスは小谷です(笑)


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中谷&田原チョイスはこれ
ちゃんと残ってるんですよ(笑)(笑)


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田原君が

「こゆちゃん!
小谷さんのおにぎりを食べちゃダメじゃん!」

・・・と注意しても
こゆきは『どこ吹く風』

むしろ
逆ギレ気味にプンプンしていました。

私には
こゆきの声が聞こえていました。

「小谷!お前の働きはまだ足りん!
メシを喰うには100年早い!」

そしたら
隣りで小谷さんボソッと言いました。

「今日
神奈川に帰るから

こゆき姉さんは怒ったのかなぁ・・・
もっと働けってことなのかなぁ・・・」

以心伝心(笑)(笑)

なんとも
たのしい我が家です♪♪


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猫多頭飼養崩壊

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猫多頭・・・と言えば
犬猫みなしご救援隊

・・・と
世間ではそ~思われているので

うちには
「猫多頭飼養で行き詰まっている」

・・・という相談が
日常的に入って来ます。

それらを考えると
猫多頭飼養崩壊現場は

表に出ていないだけで
1つの町に1軒あると私は考えています。

犬猫みなしご救援隊が
猫多頭飼養崩壊現場の猫を救援するには

その家にあった方法を取っていて

飼養環境が不潔極まりないなら
もちろん全頭引き取ります。

頭数制限するだけ飼養環境が整うなら
一部残して大勢を引き取ります。

私が介入するまで外飼いを続けていて
手術を施すことで

近隣住民の納得が得られたなら

不妊手術&ワクチン接種
&体内外寄生虫駆除などを施し

猫にはそのまま連れては帰りません。

お蔭さまで私には
猫多頭崩壊現場を救援する経験が

人よりも少しばかり多くあるので
話を聞いたら

だいたいどの救援法が
猫にとって一番よいのか判断できます。

※※※私は
動物を助けるための動物愛護家なので
人間である飼い主の気持ちは考えません。
悪しからず・・・


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昨日4月3日

群馬県の猫多頭飼養現場から
25匹の猫を引き取りました。

本当は26匹
引き取る約束だったけど

1匹どこにいるかわからないとのことで

とりあえず
25匹連れて来てもらったのです。

今回は
飼い主の年齢が若く

まったくの《アカの他人》の相談者さんが
全責任を負う・・・とまでおっしゃる案件で

リサーチから搬送まで
すべて

相談者さんが
主導でやってくださいました。

25匹を搬送して自宅に帰ったら
見つからなかった1匹が室内にいたらしく

この子は後日

相談者さんが連れて来るか
私がお迎えに行くか・・・です。


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25匹中12匹は手術済みだったので
残り13匹の手術は

昨日のうちに済ませました。

猫は
何らかの空気を察し緊張したまま

4時間も
車に揺られてうちに来たわけです。

何日もかけて緊張をほどいて
それからまた

併設の診療所まで移動させて
手術を受けさせるより

うちに来てすぐ手術をして
目が覚めたら

「あらここはどこ?」の方が猫のためじゃん
・・・と私は思うのです。

8匹のメス猫のうち

妊娠していたのは1匹だけで
2匹が発情中

4匹が未発情で1匹が子宮蓄膿症でした。

未発情の1匹のお腹が内出血していて
原因はわかりませんが

近親だし血が止まりにくいんだな
・・・と思いました。


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普通の猫と比べて
血管自体がよく見えます。

なんでこんなに皮膚が薄いのか・・・
よくわかりません。


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中には
よく馴れた子もいますけど


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すでに手術済みの子でも
そんなに人には馴れていません。



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9年前に4匹の猫からスタートした
猫多頭飼養で

外に出て妊娠して
家に帰って出産した子もいるとか


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それでも
近親交配も起きているから

シャム系で目が青かったり
スモーク系の子などが何匹かいます。


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群馬猫多頭の
13匹の手術をするために

《1級助手として》
診療所でマジメに働いていたら

ドアの向こうに
お母さん大好き少年が現れました。



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鹿のUPAです。

「お母さん!」「お母さん!」

UPAはもう2才目前の成鹿なので
独りでも平気ですけど

私を見つけると

子どもに戻ってしまい
私のそばから離れなくなるのです。



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ど~です?かわいいでしょ♪

・・・けど

やっぱり野生種ですからね
凶暴なところもあって

うちの者はだいたい1回は
UPAにやられています。

UPAの武器は

前足蹴りと(かなり痛いんだそう)
噛みつき(木の皮を剥がす勢いです)

ちなみに
こゆきは野生種ではないけどもっと凶暴で

こゆきぼ武器は
なんと言っても頭突き!

これはかなり痛いです・・・


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疥癬タヌキ

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これまで私は

何百匹もの疥癬の動物を
保護してきましたが

疥癬(ヒゼンダニ)が
空気感染のように感染力が強かったなら

もっと多くの動物が
疥癬に冒されているハズで

今回のタヌキに限らず犬も猫も人間も

疥癬に冒される原因があり
それは《状態が悪いから》です。

私もそうで

福島被災動物救援活動の真っただ中の
精神的にも疲れ切っていた頃は

疥癬の仔犬を抱っこしただけで
うつっていましたが

福島被災動物救援活動が
落ち着いてからは

また昔のように
疥癬の動物を保護してお世話をしても

疥癬にはならなくなりました。

福島被災動物救援活動を
行っていたときは

人がいなくなった町の中に
無情にも取り残されてしまった動物を

毎日毎日捕獲して回るという
肉体的な疲労と

それを助けようともしない《時の政府》との
精神的かつ頭脳的な戦いで

当時は
楽しいばかりではありましたが

今思えば

精神的な疲労も大きく
疥癬がうつる状態だったのだと思います。

仮に
ほかの犬猫に疥癬がうつったとしても

皮下に薬を垂らせば治りますし

人間がうつったとしても
1回薬を飲む程度で簡単に治りますしね

やたらめったら

疥癬に冒された動物を避けなくても
ええじゃん・・・と私は思います。

特に私は
30年ぐらい前に《噂話を信じてしまい》

自分ちの猫に疥癬がうつるんじゃないか
・・・と恐れおののき

疥癬に冒されていた猫を保護せず
見殺しにした経験があるので

その子の死を無駄にしないためにも

疥癬に冒された動物は
積極的に助けるようにしているのです。


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3月30日に引き取った
疥癬タヌキのホウショウ君
※※オスだと判明


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こんな状態でしたが


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5日目には

第一便の
ヒゼンダニが死んで

ボソボソ皮膚が取れ始めました。

犬や猫だと
このボソボソが取れたら

下からはツルっとした
きれいな皮膚が出てくるのですが

タヌキに限っては

ボソボソが取れても
まだ《ゾウの皮膚みたい》でしょ

それは

第二便のヒゼンダニが
上がってきているからです。




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光の加減で見ずらいですが
タヌキの場合は

こんな具合に

何回かに分けて
ヒゼンダニが死滅していくので

ヒゼンダニが完全に死滅して毛が生えて
外で暮らせるようになるまでには

だいたい3ヶ月はかかります。



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疥癬のせいで
1mmも開かなかった目も開き

確実に
目が見えるようになりました。

タヌキと言えばなんとなく

体にしても顔にしても目にしても
すべてが丸っこいイメージですが

実は顔は細長く

目の大きさや形もこんな感じで
小さいアーモンド形です。




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疥癬は
ヒゼンダニが皮下で動くから

激しい痒みを伴います。

激しい痒みを伴うと
普段より余計にのどが渇きます。

なのでタヌキの場合は
1回目の治療をした当初は

お水を1日に4000ccぐらい飲みます。
※今は1日に1200ccぐらいです。

・・・なので昨日から
お水の中に抗生剤を混ぜ入れています。

昨日までは

キウイに抗生剤を《適当に》
挟みこんでも食べてくれていたけど

調子が良くなってきたので
ガンガンに反抗するようになって

「キウイに薬を挟んだな!

オレ様が
気づかないとでも思っているのか!」

とにかく怒る怒る怒る(笑)

・・・で
お水に混ぜることにしたのです。

お水に混ぜているのは
バレんので(笑)



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その代わり

貧血防止のヘム鉄ビタミン剤を
キウイに挟んでいます。

黒いからタネみたいでしょ♪

オオザッパな私にしては
なかなかの作品です♪♪

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今日の動画

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うちの雑木林パドックには
3面はちゃんとしたフェンスができており

先日

「UPAを放してみよう!」
・・・と簡単に考えて

残り1面にも《仮柵》を作って
放してみたところ

興奮したUPAに一瞬にして仮柵を壊され
逃げられた・・・という映像です。

雑木林パドックから逃げても

UPAは一応は飼い鹿だから
うちの敷地からは絶対に出ないけど

野生種であることには変わりはないので

結局
4面すべてにフェンスができるまで

UPAはロープでつないだままにしよう
・・・ってことになりました。

それにしてもさすがです。
鹿が走ると速いですよ!

人間なんてクソの役にも立たず
まったくかないません。

しかも
1跳びがすごい大きいし

うちの雑木林パドックなんて3跳びで
越えちゃいます。


 


 


UPAちゃん
ついに走り出します。