2018年12月29日土曜日

あくまでも控えめに

あくまでも控えめに
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

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朝から強風が吹き荒れ、雨も降ってとても寒かった。

昨夜から各地で雪が降ったりしているので、それに比べたら大したことはないのだろうが、沖縄では「凍える寒さ」だ。

そんな中、妹と婚約者がはるばるイギリスから遊びに来た。

はっちゃん(秋田MIX♂6歳)はパピーの頃からなついているのでとても喜んだ。

だがすぐに収まったし暴れなかったので、昔よりはずっと穏やかになったと思う。

昔は数回飛びついたりしていたが、最近はやらなくなったし今回もそうだ。

顔を近づけたち体をこすり付けたりして甘えていた。

婚約者には初対面だったので(わたしも)、犬たちは当然ながら少し警戒していた。

お土産を持ってきてくれたのはうれしいが、その引っ張りっこロープをくわえさせてみたり、軽く投げて持ってこさせようとしたりする。

はっちゃん、ガン無視していたので、「うちはそういう遊ぶはやりません」とわたしが追い討ちをかけた。

もうひとつのお土産はごつめのラバーブラシで、はっちゃん、はじめて見る形状におっかなびっくりだ。

なのにちょっとわたしが目を離した隙にそれでブラッシングしようとしていた。

だが、はっちゃんは自分でそっと逃げていた。

よく知らない犬に対して積極的に接触するのは非常に危険な行為だが、多くの人が不用意にやっている。

はっちゃんのような日本犬は洋犬のようにフレンドリーではないので余計にやめたほうがいい。

洋犬系のマルちゃん(大型犬MIX♂10歳)は、怖がりだがはっちゃんと比べるとずっとフレンドリーで、婚約者さんにも自分から近づいていっていた。

よその犬はじろじろ見たりせずに基本的に知らん顔しておき、大きな動きはなるべくしないようにしていると、安心して向こうから近づいてくれる。

そのときも余計なことはせずに、にこやかに穏やかな態度で静かにしていよう。

何度も書いているが、撫でたりするのは仲良くなってからだ。

仲良くなったらその犬が望むことをしてあげよう。

妹は最近ヨガを始めて、「犬のポーズ」というのを実演してくれた。

わたしも隣で真似してやっていたら、そこにはっちゃんも加わって3人で犬になって楽しんだ。

こういう遊びは興奮しないし楽しくていい。

犬と遊ぶというと引っ張りっこやボール投げというステレオタイプがあるが、これは人間の遊びに犬を付き合わせているにすぎない。

遊びは仲間で考えるものだ。

人間が参加するときは、興奮を煽らないことと興奮しそうになったら休憩することに気をつけて、あまり出しゃばらないほうがうまく行く。

人間はあくまでも控えめにを心がけよう。

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