2018年11月14日水曜日

教えることは何もない

教えることは何もない
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

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【お知らせ】

12月1日(土)大阪で、午前ワークショップ、午後リードワークセミナーを開催します!

■午前:PONOPONO犬育てワークショップ■

初めての方、家族や友人にPONOPONOを説明したい方、基本を確認したい方が対象です。

わたしのレクチャーで基本を確認したあと、グループごとに分かれて長所と難点を整理し、伝え方の工夫を共有します。

詳細はこちら→http://pono2.info/20181020-2/

■午後:PONOPONOリードワークセミナー(犬なし)■

問題行動にお困りの方、速足散歩が改善しない方、犬とのんびり散歩を楽しみたい方、突進や他犬への吠えにお困りの方が対象です。

まずは人間同士でリード操作の基礎を身につけることが大切です。

午前中の会場のそばのスタジオで開催します。

20名程度を予定していますので、お早めにお申し込みください。

詳細はこちら→http://pono2.info/20181022lead/


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ようやくさわやかな気候になったので、朝少し遅めに散歩に出発している。

すっかり太陽が昇ってからのほうが、のんびり歩けるからだ。

気候がいいので、はっちゃん(秋田MIX♂6歳)の散歩時間が長くなり、30分ほど歩くようになった。

IMG_20181114_152018


真夏は5分~10分だったのだ。

それでも、本人はいたって満足で、帰宅すると涼しい場所でごろんと寝ている。

昨日載せたカンボジアの犬のような野良犬たちは、暑い日中は日陰で寝ている。

活動するのは涼しい時間帯だ。

そういえば、十数年前にスリランカでサーフィンしたときに、夜明けと共に海に行ったら、砂浜で寝ていた犬たちがちょうど起き出してきて、活動を始めていた。

体力の無駄遣いはしないのである。

犬をはじめ動物たちは、それぞれ生きていくために必要な知恵を身につけており、自分で合理的な判断を下しながら行動している。

ところが人間は、犬に合理的な判断はできないと思っている。

車が通る道に飛び出したら危険だというのは、多くの犬が理解している。

ただ、犬があまりに興奮している場合、状況判断ができなくなって飛び出して事故にあうということはある。

これは人間でもあるだろう。

なのに、犬は判断能力を持たないので、人間が教えないといけないと考えられているのである。

「人間社会のルールを教えることが必要で、それがしつけなのだ」、という言説は、こうした犬観に基づいていることが多い。

他方で、犬は高度に社会的な動物であると言われる。

人間社会のなかで、人間とともに暮らすことができるほど社会的だ。

これは、犬が人間社会のルールを自分で学び、身につける能力を持っているということを意味するのではないだろうか。

犬を観察していると、よく理解しているなぁと感心させられることが多い。

うちの犬猫たちを見ていると、犬・猫・人で平和に暮らすためのルールを自分たちで作っているようだ。

自分たちで秩序を作り出しているのである。

来たばかりの新入りや預かり犬が、その秩序を乱すような行動をすると、いっせいに「やめろ」と言うし、新入りもまたすぐにそれを学習する。

テーブルの上に乗るなどのような、小さなルール違反だと、わたしの顔を見て「あんなことしてるけど、いいの?」と訴える。

この上なにを教える必要があるのかと思う。

日本では、トイレのルールを教えることが、非常に大きな関心事になるが、これは教えなくても排泄の時間に外に連れて行けば解決する。

巣を汚さないという動物の習性に従えばいいだけだからだ。

頻尿やマーキングは、ストレス行動であることが多いので、ルールを教えるという話ではない。

勝手にどこかへ行かないように教えるというのをネットで見たが、基本的に犬は人間と一緒にいようとするので、教えることではない。

脱走しないようにという意味であれば、塀を作るとか、散歩中に興奮するようなことをしないとか、脱走したくなる原因をなくすとか、人間側の問題である。

部屋にあるものを壊さないというのも、犬は教えずして理解するところがすごい。

人間の子どものほうが大変なのではないだろうか。

なんでも噛んで壊してしまうというのは、ストレス行動なので、これも人間の問題だ。

子犬のころ、歯がむずがゆくて噛みたい時期には、噛んでいい物をあげる。

はっちゃんは子犬のころ、木の枝や松ぼっくりなどを好んで噛んでいた。

教えなくてもわたしのものは噛まない。

ルールを教える必要があるからしつけをしないといけないと聞いたら、どんなルールを教えるのか、本当にそれは教えるべきことなのか、考えてみよう。

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