from : ボルゾイな生活
海岸散歩
ユリ母陸ぼんが堤防の階段を降りようとしたら、前から女の人が二人
『キャー、可愛い』
『大きな犬、触ってもいい?』と、大はしゃぎして陸ぼんを撫でまわした
可愛いの声を聞いたユリさん、カイ父をグイグイ引っ張って、女の人と陸ぼんの間に入り込んだ
『ユリアちゃん、陸くん』と名前を憶えて、大盛り上がり
その後はいつものように、ゆっくり海岸を歩く
散歩の帰り道
あらし君の家の前で
市営住宅前を自宅に向かう途中
子供たちの声
『おいおい、でっかい犬やぞ!』
『こんな大きい犬初めて見た』
口々にでっかい声を発しながら追いついてきた
『犬、触ってもいいですか?』
多分小学校1年生ぐらい
緑の男の子が声をかけてきた
カイ父は快く『いいよ、でも食べられても知らんからね』と軽口をたたいた
『犬、噛みつく?』と聞いてきたけど
『おじさんは、犬じゃないから判らない』と答えた
そんな親父の言葉など、子供達には通じない
陸ぼんにグイグイ来る子供達
子供たちの『可愛い!』という声を聞くと、ユリさんの目の色が変わります
『私も可愛いよ』と陸ぼんと子供の間にグイグイ入り込む
緑の男の子、めっちゃ面白い
『この子達、男?女?』
返事をすると、次は
『うちにも男と女がいる』
『この子達オシッコいっぱいする?』といきなりな質問
答えに窮していると
『うちの子はチワワ』
そうか、家ではペットシーツにオシッコさせているんだ
ボルゾイ2頭がチワワのオシッコシーツにオシッコして、思いっきり溢れさせてしまうことを想像してるんだ
『この子達、むっちゃいっぱいオシッコするで!』
自信満々の顔で教えてやったぜ
子供達4人組の中の女の子一人は、
『私、犬が嫌い』と自転車にまたがったままだった
今から急いでどこかに行く途中らしく、自転車をこいで去っていった
『気をつけて行くんだよ』
足元の地面に・・・・・
何かが息をひそめて隠れているような・・・
ギョロリとした目がこちらを見てるような気がするが
気のせいかも知れない
自転車の彼らの姿を見ていたら、懐かしい映画のシーンを思い出した
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