from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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朝、マルちゃん(大型犬MIX♂10歳)と気持ちよく散歩をしていたら、ヤギさんも道に出てきて草を食べていた。
冬に生まれた子がすっかりおとなになったのだが、顔見知りなのでお互いに警戒していない。
ヤギさんはわたしたちに付いてこようとしたが、マルちゃんは無視して(カーミングシグナル)、さっとオシッコした(カーミングシグナル)。
ヤギさんに、敵意を持っていないこと、そして興味がないことを伝えたのだ。
オシッコのほうは伝わるのかわからないが、無視する=興味がないは共通のシグナルだ。
この無視するというのが、人間にはなかなか難しいようで、よく質問をいただく。
人間の場合、相手に対する嫌がらせ的な無視というのがあるので、動物たちのような友好的な無視がわかりにくいのかもしれない。
なのでわたしは「知らん顔する」という表現を使うようにしている。
無視というとつんけんした感じをイメージするが、そうではなくてただ知らん顔しているというだけだ。
そのつもりでやってみよう。
興奮度が高い犬が、「おやつちょうだい」ループにはまっているときなどは、動物的な無視=知らん顔を使う。
こちらが反応しなかったら、すぐにあきらめることも多いからだ。
だが、少しでも気にするそぶりをしてしまったり、興奮度が高すぎたりするとなかなかやめてくれない。
いつまでも飛びついたり吠えたりするのだが、そんなときはその場でじっとして無視するのではなく、興奮がひどくなる前にその場を立ち去ろう。
他の家族がいる場合は、一瞬気をそらしたり、間に割って入るなどして、犬がはっとした瞬間に呼び寄せてもらおう。
その間に自分が退場するのである。
吠えたり飛びついたりしている状態のまま無視していると、どんどん興奮してくる。
ここを勘違いしている人が非常に多いように思う。
興奮させない=ストレスをかけないというのが、最優先なのだ。
なので、興奮する前に対処することが大切だ。
知らん顔しても落ち着かなかったら、引き伸ばさずにさっと退場しよう。
誰もいないのに興奮し続けるということはまずない。
ただし、お腹が空いていたり、散歩に行きたかったりなどの要求は、迅速にかなえるのが基本である。
じらすと、フラストレーションが溜まるからだ。
状況によって判断がむずかしいこともあるが、犬の言い分を聞くのが一番なので、この大原則をいつも意識しよう。
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