from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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断続的に雨が降り、ときどき雷も鳴っている。
気温は高いが、日中は強い日差しがない分涼しく感じる。
キキさん(サビネコ♀22歳)は、こういう日は食欲が出てごはんが食べられる。
わたしも同じだ。
雨の合間を縫って庭仕事をしていたが、スコールがくると急いで部屋に避難する。
ゲートを新設したので、ずぶぬれになる前に外から戻ってこられてなかなかいい。
今日の雨がなかなか激しかったので、さすがのマルちゃん(大型犬MIX♂10歳)も自主避難していた。
部屋で寝ているマルちゃんに、フルーツをデリバリーすると、横になったまま尻尾を小刻みにプルプル振る。
はっちゃん(秋田MIX♂6歳)は、わたしが野菜や果物を切っていると、寝そべったままこっちを見ている。
そこで、一口大に切って口に入れてあげると、寝たままもぐもぐ食べる。
はっちゃんはそういうときも、ちゃんとにおいをかいで確認してから口を開けるという慎重派だ。
そしておちょぼ口でゆっくり食べる。
マルちゃんは大きな口でパックリいくのだが、そのときに口まわりのたるんとした皮膚が手にやさしく触れて、とても心地いい。
マルちゃんはほんの少しでも歯を当てないように、すごく気をつけてくれている。
犬たちの気遣いは、人間が考える以上だ。
散歩中にほどけた靴紐を結んだりしていると待っていてくれたり、わたしが不調のときはゆっくり歩いてくれたりする。
以前、ひどい回転性のめまいで吐き気が止まらずに散歩に行けなくなったことがあったが、そのときは心配そうに見守っていてくれた。
「ぜったい散歩行く!」とは言わないのだ。
似たような話はよく聞く。
犬が怪我したり病気になったりしたときに、治療に協力するというのもよくある。
はっちゃんは、尿石症になったときに、圧迫排尿しなければいけなくなった。
わたしがお腹を渾身の力で締め付けるので、当然不快だろうが、自分から「お腹搾って」とやってきていた。
尿道カテーテルの抜き差しや、手術後の消毒などいろいろ大変な処置に、よく協力してくれたことを思い出す。
ちょっと痛かったり不快だったりするような処置も受け入れる様子を見ていると、治療のためにやっていることがわかっているようだ。
動物のレスキュー動画を見てもそう感じる。
人間との接触がなかった野生動物でもそうなのだ。
犬や猫など、人間と共に進化してきた生き物なら、なおさらといえる。
いつも思うのだが、人間は動物たちに同じような気遣いをしているだろうか。
モノのように扱ったり、気まぐれにかわいがる「ペット」にしたりしていないだろうか。
動物たち(少なくとも哺乳類や鳥類は確実に)は、人間と同じように感情を持ち、理性を持っている。
人間の行動のせいで、傷ついたり苦しんだりすることがないように気をつけたいものだ。
いっしょに暮らしている犬や猫その他の生き物は、自分の管理下にあるのだけに、よけいに気をつけたい。
つらいね、嫌だね、楽しいね、こうしたいの?など、かれらの気持ちに共感するということが、気遣いへの第一歩である。
嫌がっていたり、怖いと言っていたりするのを否定したり、ましてや笑いものにするなどは、気持ちを踏みにじる行いだ。
人間はそういうことをついやりがちなので、いつも心していたい。
動物たちは寄りそう名人なので、それをお手本にしよう。
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