from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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爪の根元を傷つけたはっちゃん（秋田ＭＩＸ♂6歳）。
今朝はだいぶはがれかかっていたが、痛みも減ったようで散歩に行くという。
新しいゲートもできたことで、そっちから出てみることにした。
はっちゃんは、わたしが設置作業しているときは部屋にいたので、「こっちは出口じゃないよ」よ言うかと思いきや、自分からさっとゲートに行って外に出た。
いつ見ていたのだろう。
知らないうちに観察していたのだ。
久しぶりなので出だしはちょっと興奮気味だったが、すぐにのんびり歩いた。
マルちゃん（大型犬ＭＩＸ♂10歳）は、ずっと作業を見ていたし、わたしが出入りするところも見ていたのに、「え～、ここから出る、ちょっと嫌だな」みたいな反応だった。
そのうち慣れるだろう。
ロングコースでビーチに行って帰る途中、なんかへんな歩き方をしている。
マルちゃんまで怪我したかと焦って、足の裏を見せてもらった。
すると肉球がま緑になっている。
どんな奇病にかかったかと一瞬驚いたが、よく見ると肉球の数が多い。
触ってみたらポロっと取れた。
マルちゃんの肉球と同じぐらいの大きさ、固さの、緑色の実がはさまっていたのだ。
それが取れたら普通に歩いていた。
朝は農作業の軽トラとすれ違うことが時々ある。
そのときに、ガウッと言うときと、全然平気なときがある。
わたしは最初、ゆっくり通る車は平気で、少しスピードを上げている車が苦手なのかと思った。
たしかにそういう部分はある。
だが、同じような速度でも、ガウッと言うときとそうでないときがある。
よく観察していたら、なんと、誰が運転しているかで反応が違ったのだ。
あまり犬が好きでないらしい人にはガウり、犬にもヤギにもやさしい人には無反応だ。
そしてマルちゃんの犬友達の人も平気だ。
誰が運転する車かということが重要だったのだ。
これはちょっと驚きだった。
犬は本当によく人間のことを観察している。
人間への関心の高さは驚くばかりだ。
それに比べ、わたしたちは犬をよく見ているだろうか。
人間は犬ほどよく観察していないのではないかと思う。
「犬はこういうもの」という思い込みにとらわれすぎていて、実際の犬の行動や気持ちなどにそれほど関心を払わない。
自分に不都合なことがあるかどうかが最大の関心事になっているように思えてならない。
わたしたちも犬を見習ってみよう。
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