from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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★★PONOPONOセミナー（大阪）開催のお知らせ★★
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タイトル：「犬と体で会話しよう」
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昨日の寒さは去り、今日はこの時期らしい晴天で気温も上がった。
キキさん（サビネコ♀２２歳）は何度も庭散歩に出かけては、小腹が空いたといって栄養補給していた。
お元気でなにより。
マルちゃん（大型犬MIX♂９歳）もとてもご機嫌で散歩に行き、木の実をたくさん食べた。
はっちゃん（秋田MIX♂５歳）は好きだが、マルちゃんはほとんど食べない。
これはよほどおいしいのだろうと思って、一粒割ってみた。
外側は黒っぽい色をしているので、赤みがかった中身を想像していたら、なんと緑色だった。
そっと舐めてみると、たしかに甘くておいしかった。
少し拾ってお皿に入れて写真を撮っていたら、はっちゃんがかわいい顔で見ていた。
犬たちが食べるものは、たぶん人間が食べても平気だろうが、絶対に安全というわけではない。
なので恐る恐る舐めてみたのだが、逆もそうだ。
その物質をどの程度摂取したら危険かは、種によって大きく異なる。
キシリトールやチョコレートのテオブロミンのように、人間が食べて平気でも犬にとっては猛毒になるものがあることはよく知られている。
急性毒性を示す指標として、「半数致死量」というのが使われている。
これは、投与した動物の半数が死亡する量のことだ。
実験にはマウスやモルモットが使われるが、人間以外の動物で確かめられたものが、人間にそのまま通用するわけではないことは明らかだ。
動物実験に対して批判すると、反理性主義であるかのような反応が返ってくることがあるが、上記の点は客観的な事実である。
そして実際、近年では、人道的な理由とともに、有効性という観点からも動物実験への批判が高まり、さまざまな代替法が採用されるようになってきている。
PONOPONOアドバイザー講座の課題で、マイケル・A.スラッシャー『動物実験の闇』（2017年）という本を読み始めた。
この本の前書きを書いている医学博士のアーシャ・アクター氏は、動物実験は時代錯誤であるとして次のように述べている。
「過去には、動物を使えば人間の身体構造や生理機能について基本的な知識が得られるとの説明が研究者らによってなされていた。今日ではそういう次元を過ぎ、分子生物学の詳細なデータを分析する潮流ができている。現在の医療を考えるにつけても、動物実験は人間の減少を知るうえで甚だ信頼性を欠く。人と他の動物に共通性があってもなお、種の違いが問題を引き起こす。種差がある以上、動物を使っても人間の生理を解明し、人間の病気を治療する目的は大して達成できない」。
さらにこうも述べている。
「動物を使って安全性や効能が確認された薬は、十のうち九つが、人間にとって安全でない、もしくは効果がないと判明する。動物実験が安全性を保証するかのような誤解を招くせいで、毎年アメリカでは何千という人々が新薬によって病気に陥る。そしてなお問題なのは、人間にとって大きな効果のある医療処置や、あるいは治療法でさえもが、動物実験で成果を上げないせいで、おそらくは放棄されてきた点だろう。動物実験は動物を害するばかりでなく、私たち自身にも不利益をもたらす」。
最近ではこうした言説を見聞きすることが増えてきたし、動物実験は別の方法に置き換えられていく方向に向かっているように思われる。
30年ぐらい前には、動物実験を廃止することなどとうてい不可能であるかのように言われていたが、ここ最近は論調が変わってきた。
自然科学は文字通り日進月歩なので、少し前の情報から得た印象や思い込みはどんどん時代遅れになっていく。
わたし自身も、いまはそんなことが言われているのかと驚くことがよくある。
犬のこともそうだが、ときどき情報をチェックして、自分の知識のアップデートを行うようにしたいと思った。
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