2018年4月18日水曜日

反抗期の対策??

反抗期の対策??
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

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いつものようにはっちゃん(秋田MIX♂5歳)とブラブラ歩いていたら、ガサガサっと大きな音がした。

これがイノシシのものであることは、はっちゃんもわたしもよく知っている。

はっちゃんは探そうともせずに、ガン無視でささっと歩いて行った。

わたしが危険防止のため目で探すと、売地の大きな木の下で、この前のイノシシさんがじっと立ってこっちを見ている。

今回は10メートルぐらい離れていたので、お互いに余裕があった。

なので、瞬きしてわかりやすく顔を背けてみた。

イノシシさんはそのままじっとしていたので、そのシグナルを2回出しながら遠ざかった。

このペアは安全だとわかってくれたらうれしい。

ヤギさんたちもそうだが、毎回シグナルを出していると、あまり反応は返ってこなくても、敵意がないことは伝わっている。

何かの時に寄って来たりして気づくことがある。

野生動物にも家畜にも、カーミングシグナルを出して礼儀正しく接しよう。

ところで、cuemamさんのブログで、反抗期について取り上げたNHKの朝の番組のことが書いてあった。

反抗期の子どもを落ち着かせるにはセロトニンがカギだという。

番組ではそこである家庭の日常風景が流れる。

cuemamさんは、子どもと母親のやりとりを見ていて、これはセロトニン以前の問題と感じたという。

母親は夜にゲームをする子どもに、「ねぇ、暇なんでしょ!そんなゲームする暇あるならお風呂掃除でもしてきてよ!」と言っていたそうだ。

そんなことを言われたら、反抗期でなくてもカチンとくるだろう。

わたしはテレビがないので見ていないが、セロトニンも反抗期も関係なさそうに思えた。

だが、子どもにこういう接し方をする大人は多そうだ。

わたしのころは、今ほどゲームが流行っていなかったし、興味もなかったが、読書しているときにあれこれ命令されていた記憶がある。

ただしこの状況は、命令と反抗という図式では片づけられない部分もある。

母親が子どもに家事の手伝いを命じるのは、家事がいまだに女性の肩に大きくのしかかり(そこには構造的な女性差別がある)、家族の成員が全員で行うべきもの(できない場合はアウトソーシングする)という当然の考えが浸透していないことも影響しているからだ。

だが、子どもに対して頭ごなしに命令するという点については、反抗期であろうがそうでなかろうが、権威主義的、非民主主義的な接し方であり、信頼関係構築にはデメリットしかない。

一方的な命令は、遅かれ早かれ反発を招く。

反発できないほど抑圧が強い場合は、さらに深刻な問題を引き起こすだろう。

その反発は、自我が発達していく過程でしばしば生じるが、とりわけ心と体が飛躍的に成長する思春期に劇的に現れるということではないだろうか。

犬の場合も「反抗期がある」などと言われることがあるが、わたしが見る限りではあるように思えない。

早期不妊去勢した保護犬たちはもちろん、わたしが幼いころに暮らしていた未去勢オス犬にも、そんな時期はなかった。

それに、猫ではまず反抗期など話題にのぼらない。

テストステロンは攻撃行動に影響を与えるといわれているが、テストステロンの増加から直ちに攻撃行動が起こるわけではなく、それがすなわち反抗ということでもない。

そこには社会的な関係が大きく影響している。

とくに人間では、性行動も「本能」などではなく、きわめて文化的・社会的な行動である。

まわりの大人への態度だったらなおさらだ。

犬も高度に社会的で、人間との間に「人間的な」関係を結ぶ動物である。

犬の「反抗」と見られる攻撃行動は、関係性の産物ではないかと思うのだ。

犬の人格と意思を尊重して、共感的に接していると、まず「反抗」のようなことは起こらない。

もちろん痛みや恐怖などによるとっさの攻撃行動やストレス行動などはありうるが、それは人間でも起こりうるし、そういうのを「反抗」と呼ぶことはない。

「反抗期」は、支配性から目をそらしす便利な言葉としても機能する。

そんなことにならないように、相手を対等な存在としてリスペクトしているかどうか、いつもセルフチェックしたいものだ。

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