from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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寒くなかったのはいいが、蒸し熱いような変な気候だった。
真冬なのに蒸し暑いというのにまだ慣れないが、室温25度、湿度70パーセントだ。
キキさん(サビネコ♀22歳)は、これぐらいの気温がいいそうだ。
夕方、はっちゃん(秋田MIX♂5歳)の散歩が終わってマルちゃん(大型犬MIX♂9歳)の散歩に出たら、5分もしないうちに雨がぽつぽつ降り出した。
「マルちゃん、スコールが来るよ、帰ろう」と言ったが、「大丈夫だよ」と散歩を続ける。
服がしっとり濡れるぐらいまで降ってきたが、マルちゃんがそういうのならまぁいいかと歩いていると、雨が降り止んだ。
帰宅して、ちょっと草むしりしていたらいきなりスコールが来たので、やっぱりマルちゃんの言うとおりにして正解だった。
マルちゃんの天気予報はいつも正しい。
途中でお隣さん(夫)に会ったら、マルちゃん「こんにちは」と寄っていった。
男性が苦手だったのがウソのようだ。
うちに迎えたときには、車と知らない人(とくに男性)をひどく怖がっていた。
マルちゃんのように、人や車などをひどく怖がる犬がいる。
そういう犬と暮らしている方によく、「これは性格でしょうか?」と聞かれる。
どうやら遺伝的な性質だから直らないのではないかという意味で質問しているようだ。
たしかに、遺伝的な性質も関係しているだろう。
だがそれ以上に重要なのは、子犬のころの環境である。
そういう犬が育った環境を伺ってみると、社会化の感受期に犬や子供、車や生活音、大きな物音などを体験して、こうした刺激への対処の仕方を学んでいなかったということがほとんどである。
マルちゃんは山のシェルターで暮らしていて、そこのボランティア1人しか知らない状態だったので、人や車、室内、生活音などがまったくダメだった。
いまは人には友好的になり、車や生活音などは大丈夫になった。
里子に行ったコンちゃんは、もともと山奥で育ったため、人や車などが苦手でビクビクしていた。
そういう姿を見ると、ひどく怖がりな性格だと思いがちだが、いろんなものに慣れてきたら、決してそうではなく、人にも犬にもその他の動物にも友好的で、おおらかな性格であることがわかった。
ビクビクしていたり、些細なことに過敏に反応したり、落ち着きがなかったりする犬が、ストレスマネジメントが進むにつれて、穏やかでのんびりした犬になるということがよくある。
なので、これはうちの犬の性格だなどと決め付けるのではなく、ゆったりと穏やかに暮らせるように、環境を整えてあげよう。
そして、何度も書いているように、苦手なことに無理に慣らそうとするのではなく、怖がったりしないように逃げさせてあげよう。
無理強いしないことで、自ら受け入れることができるようになるのである。
もちろん犬にもいろんな個性があるが、それは穏やかに暮らせるようになってはじめてはっきりしてくる。
ストレスレベルが高い状態では、神経質で、イライラしていて、攻撃的で、怖がりで、警戒心が強いものだ。
人間も同じではないだろうか。
犬の個性が発揮できるように、ぜひストレスを減らしてあげたい。
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