from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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少し寒くなったので、ネネちゃん(チワワ♀11歳)が布団の中にもぐってきた。
途中から出てきたが、わたしにくっついて寝ているので、寝返りを打ったときに一度つぶしそうになった。
夜はいつも早く寝たがるので、昨日は夕食後早めにベッドに連れて行ってみた。
来た直後はひとりだと嫌だといったのでずっと膝に抱っこしていたが、昨日また挑戦してみたら大丈夫だった。
ひとりでゆっくり寝たほうが本人もいいだろう。
早く寝るとトイレが朝まで持たないかもしれないと思ったが、夜中わたしが起きたときにネネちゃんも起きるので、床に下ろしてあげると自分でシートに排泄する。
あとは朝、ネコさんたちがご飯の催促をするまでよく寝ている。
そしてご飯を食べたらまた寝る。
まだひとりだとちょっと不安になることもあるが、ずいぶん落ち着いてきた。
今朝は低気圧が接近しているせいか、散歩に出たときにネネちゃんの吠える声が数分聞こえていた。
比較的小さめの声で、一定のピッチで吠えている。
これはストレス吠えの特徴だ。
わたしたちと離れていることでストレスがかかって吠えるという、分離ストレス行動である。
分離ストレス行動は、留守番中に家具などを破壊したりずっとギャンギャン吠え続けたりというのがもっともよく知られている。
だが、そこまでひどくなくても、留守番のあとはソワソワするとか、興奮しやすくなるとか、後追いする、出かけるときに吠えることがあるなどというのも、飼い主との分離によるストレス行動といえる。
症状が軽くても重くても、不安によるストレス行動への対処は、「安心させてあげること」に尽きる。
ちまたではよく、「犬は巣穴で暮らす習性があるので、留守番中にケージに閉じ込めておくと安心する」などということが、まことしやかに言われているが、これはまったくの都市伝説である。
むしろ専門書には、ケージ閉じ込めは分離不トレス行動を悪化させると書いてあるのだ。
実際、分離ストレス行動が非常に強い犬は、留守番中にケージから出ようとしてケージを破壊したという話を、何度も聞いたことがある。
もしケージが安心だったら、ケガをするリスクをおかしてまで、そこから出ようとしたりなどしないだろう。
症状がひどい場合は、いったん留守番はゼロにしたのち、秒単位の留守番から慣らしていくが、抗不安薬のクロミカルムという薬も併用するのが効果的だ。
症状がひどくない場合は、基本的なストレスマネジメントだけでも、気にならない程度に改善する。
そのときに気をつけたいのは、不安になりやすい条件が、なるべく重ならないようにすることである。
雷や花火が苦手な犬は多いが、そういう犬が留守番中にこれらに遭遇してしまうと、不安が高まってしまう。
花火は事前にわかるが、雷については気象情報をよくチェックして、ひとりで留守番しているときにあわないようにしよう。
留守番を苦手にしないためには、子犬のころに耐えられないほど長いあいだ留守番をさせないということが重要だ。
子犬の場合は2~3時間が限度である。
それから、新しい家に迎えられたばかりの保護犬も、環境の変化で一時的に分離不安行動を示すことが多い。
その場合も、とくに最初の1週間は留守番なしぐらいのつもりでいると、安心してくれやすい。
もちろんそのあとも、長時間留守番は厳禁だ。
一緒にいてあげると次第に不安行動が減っていく。
もともと犬は、人間べったりな傾向が強いので、犬と暮らそうと思ったら覚悟しておこう。
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