2017年11月20日月曜日

あえて困難な状況に陥れない

あえて困難な状況に陥れない
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

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夕方散歩が終わったとたんに雨が降り出した。

小雨だったのだが、マルちゃん(大型犬MIX♂9歳)すかさず家に入ってきて、ベッドの上に避難した。

わたしもひどく頭が痛いので、けっこうな低気圧が来ているのかもしれない。

ところでときどき、襲われた飼い主を犬が守ったなどというニュースを目にすることがある。

猫が守った話もあるし、守る相手が人間でなく同居動物だったりすることもある。

そういうエピソードからは動物の仲間意識や思いやりを感じる。

と、ここまではいい。

だがときどきそれを、わざと自分の犬で試してみる人がいる。

倒れたふりをしたり、襲われたふりをしたりするのだ。

あえて実験した動画がYou Tubeにアップされていたりもする。

「どうせウソだね」とバレて無反応ならいいが、犬が驚いて心配する可能性もある。

どちらになるかは、やってみないとわからない。

後者だったら、犬に余計なストレスをかけ、最悪、トラウマになるかもしれない。

こんな悪ふざけはしないに限る。

また、散歩中に隠れてみて、犬の様子を伺うというのもハイリスクだ。

気にしない犬もいるが、不安が強い犬はパニックになるだろう。

以前、河川敷の草深いところで犬を見失ってしまったことがあった。

草丈が高すぎて、どこにいるかわからない。

ふと見たら犬がパニックになって違う方向に走っていくのが見えた。

大声で呼んだら気づいて戻ってきたが、「もう、いなくならないでよ!」と怒られた。

はっちゃん(秋田MIX♂5歳)はパピーのころ、よく草に埋もれて遊んでいたが、すぐ近くにいて呼んだらぴょーんと出てきていた。

だが、もし隠れたりしていたら、不安になっていたかもしれない。

そんなふうに、あえて犬を不安にするようなことをやる必要はない。

どんな行動をするか見てみたいなどというのは、エゴイスティックな好奇心にすぎない。

そんなものに犬を付き合わせてはいけない。

信頼関係を築こうと思ったら、相手を試すようなことはしないに限る。

人間同士でも、試してくるような相手を信用するだろうか。

聖書に「神を試してはいけない」という言葉があるが、わたしは「犬を試してはいけない」といいたい。

同様に、あえて困難な状況に陥れて様子を観察するというのもやめよう。

まずは人間が、犬の素直さ、やさしさを信じることが先だ。

そうしたら犬も人間のことを信じてくれるだろう。

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