2017年10月14日土曜日

見た目で選ぶ?

見た目で選ぶ?
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

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今日も一日雨が降ったり止んだり、ときどき豪雨と雷という悪天候だった。

一瞬晴れ間がのぞいたりはするのだが、油断して外に出ると急に大雨にあう。

さすがのマルちゃん(大型犬MIX♂9歳)も、トイレ以外には外に出なかった。

保護犬ピーちゃん(パピチワ♀11歳)は雨が嫌いで、雨が降るとトイレに出るのを渋っていたが、最近は止んだ隙にさっと済ませるようになった。

今日も自分でタイミングを見計らって外に行っていた。

戻ってきて5分もしないうちに大雨になったので、ピーちゃんの読みは正しかった。

はっちゃん(秋田MIX♂9歳)はひたすら寝ている。

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ときどき撫でてもらいに来るので、お腹マッサージをすると喜ぶ。

はっちゃんは一番の甘えん坊だ。

はっちゃんは秋田犬4分の3、柴犬4分の1のミックス犬だ。

いずれにしろ日本犬で、遺伝子がもっともオオカミに近いとされるプリミティブドッグ(原始犬)らしい性質を持っている。

一般的に日本犬は、独立心旺盛でべたべた甘えないといわれているが、たしかに甘えん坊ではあるけれどもべたべたはしない。

それでも、常にわたしのそばにいるので、そこは「犬だなぁ」と思う。

もし人間が常にかまったり、触りまわしたりしたら、たとえ洋犬でもストレスになるが、それ以上にストレスになるだろうと思う。

「飼い主以外にはなつかないワンオーナードッグ」などといわれているが、そこまで極端ではない。

はっちゃんは子犬の頃にいろんな人にかわいがってもらったので、親しくなった人には甘えん坊だ。

だが、道でたまに会う程度の人は知らん顔している。

洋犬が強いマルちゃんは、たまに会う人でも友好的に寄っていくし、この前はしゃがんで待っていてくれたマナー良すぎな小学生男児に鼻をくっつけて挨拶していた。

はっちゃんはそういうことはしない。

そして、人間への注目度が洋犬よりも低く、自分で行動する傾向が強いと感じる。

洋犬はより人間のことを気にするし、人間といっしょに行動しようとする傾向が強い。

そのため、人に合わせようとして我慢しようとしたりする。

なので、人間側は気づかずに我慢させてないか、知らないうちにストレスをかけていないか、常に注意する必要がある。

日本犬ももちろん犬なので、人との暮らしに適応しているが、洋犬よりも我慢の限界が来やすいように感じる。

これも独立心に由来するところであり、プリミティブドッグの魅力だとわたしは思っている。

嫌なことをされたときにしっかり主張するのでありがたいが、他方で噛み付きやすいという側面もある。

動物病院で最も噛み付きやすいのは柴犬という評判もあるぐらいだ。

日本犬の中で柴犬が多いのは、たんに人気犬種で飼育頭数が多いからだろう。

PONOPONOへの相談も、柴犬の噛み付きに関するのもが圧倒的に多い。

人気犬種の中ではダントツと言える。

はっちゃんは、回避するときなどに、ちょっと強めにお願いしたりすると、腹を立てやすい。

わたしに噛み付いたことは一度もないが、預かり宅で虐待されたときにはがっつり噛み付いていたそうだ。

もちろん日本犬だけでなく、噛み付きやすい犬はいるが、そういう犬にはデリケートな対応をすることが必要だ。

ラフな接し方はお互いを傷つけ、信頼を損なう。

子どもとの同居に向く犬、向かない犬について書かれているものがあるが、日本犬は向かない犬種といえる。

おとなでも犬を嫌がらせない配慮がしっかりできる人向けだ。

一般的な犬のイメージとはとくに違っているため、はじめて犬と暮らす人には向かない。

無理強いがきかないので、いわゆる「問題行動」が出たときに従来の「訓練所」では断られたり、受け入れられても表面的にすら改善しないという話をよく耳にする。

犬と暮らそうと思ったときに、こういう特質や、その個体の性格を考えて決める人があまりに少ないのは深刻な問題だ。

こんなはずではなかったという人が後を絶たず、お互いに幸せになれないだけでなく、途中で手放すなどということにもなりかねない。

見た目や、ぼんやりしたイメージ、目が合ったなどの理由とはいえない理由で、よく調べずに犬を迎えることがないようにしたいものだ。

柴犬の子犬がいくらかわいくても、年中毛がたくさん抜けるので、きれい好きな人にはストレスになるだろう。

また、小さい個体でもマンション暮らしにはまったく向かない。

庭が必要だが、警戒心が強いので吠えやすいから、住宅密集地では苦情が来るかもしれない。

人気が出たため、乱繁殖で先天性疾患が増えているし、繁殖・流通の問題から神経質な性質の個体も急増している。

そういうことをよくリサーチしてから迎えよう。

わたしたちは、人間の家族を新たに迎えようと思ったときに、よく考えずに衝動で行動するだろうか。

犬は家族というのなら、もっと慎重であるのが当然だ。

カウンセリングで見る限りでは、犬とはじめて暮らしたり、子どもがいたりする場合はとくに、性格が安定していて丈夫で、洋犬が少し強めのミックスの成犬がもっとも適している。

成犬なら性格もある程度わかるので、自分の家庭にぴったりな犬を選ぶことができる。

だが譲渡の現場では、ミックスの成犬はあまり人気がない。

「純血種」の子犬を買ってくる人が圧倒的に多いのが現状だが、これは犬育てに最も苦労するパターンだ。

そもそも子犬は非常に手がかかるので、時間と余裕と体力がたっぷりあって、ずっと家にいるという限られた人にしか向かない。

すでに迎えてしまって苦労している人は、ぜひその子を幸せにしてあげて、もし次に犬を迎えることがあったら、我が家にぴったりなミックスの成犬の中から選ぼう。

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