from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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台風が接近しているので、今のうちにと思って不在者投票に行ってきた。
今回の選挙は、日本がアメリカと一体になって強めつつある朝鮮半島への軍事圧力を野放しにして、軍事侵攻への道を開くのか、それともそれを阻止して平和を構築するのか、というきわめて重要な問題がかかっている。
軍事侵攻のためには憲法改正が必要になるが、自公が3分の2(310議席)を獲得すると、自公だけで改正発議ができるようになる。
維新や希望の党も改正派なので、危険な状況である。
戦争に反対であれば、憲法改正に反対の共産、社民、立憲民主に投票しよう!
戦争というと、「殺される」ことに関心が向かいがちだが、戦争の本質は第一に殺すことだ。
「敵国」にも、子どもやもいれば、犬猫もいるし、たくさんの野生動物もいる。
平和主義を掲げるPONOPONOは、あらゆる暴力に反対するし、戦争にも、そのための憲法改正にも反対する。
選挙権がない人々や動物たちのために、選挙に行って平和のための意思表示をしよう。
棄権や白票は、戦争推進勢力へのサポートになってしまうことを覚えておこう。
それで、町まで不在者投票に行って帰ってきてみたら、マルちゃん(大型犬MIX♂9歳)が、怪しげな動きをしている。
急いで駆け寄ってみたら、やっぱりカメさんを齧っていた。
今回は小さかった上に、長い時間齧っていたようで、残念なことに甲羅が割れてすでに死亡していた。
今度からカメさんが出てきそうな雨上がりは、マルちゃんを部屋に入れて出かけようと思う。
ところで、PONOPONOでは犬を叩いたり、チョークチェーンなどで痛みを与えるといった体罰に反対している。
犬はもちろんその他の動物にも使わないし、子どもに対してもそうだ。
ところが子どもについては、「愛があれば」とか、「信頼関係ができていれば」大丈夫だなどという話を聞くことがある。
これは大変に危険な考えかただし、子どもに使っていたら、容易に犬にも使ってしまうので、ぜひこの機会によく考えていただきたい。
以前にお尻を叩くと問題行動が増えるという新聞記事を紹介した。
子どものお尻を叩く体罰は、「お尻ペンペン」などと軽く表現され、体罰だとすら認識されていないのではないだろうか。
その上、記事においても、「虐待には至らない程度の、しつけとしての体罰」という表現がさらっと使われている。
違和感を覚えたので、元になった論文(英文)にアクセスしてみた。
アブストラクト(要旨)しか見られなかったが、それでも日本での紹介の仕方に問題があることがわかった。
要旨は次のように始まる。
西洋では、幼児期の厳しいあるいは頻繁な「お尻たたき」は、後の行動問題ならびに成人期の精神障害のリスクファクターであることが立証されている。
それに対しアジアでは体罰が比較的よく行われており・・・、と。
つまり、日常的にお尻を叩くような行為は、西洋では子どもの成長にとって悪影響を与えることは周知のことだが、たまにならどうかということを調べてみた。
するとたまにでも問題行動を増やすことがわかった、ということだ。
それを、「虐待には至らない程度の、しつけとしての体罰」ということばで紹介するのは適切ではない。
厚生労働省のHPでも、体罰について以下のように書いている。
「(個別事例において虐待であるかどうかは)保護者の意図の如何によらず、子どもの立場から、子どもの安全と健全な育成が図られているかどうかに着目して判断すべきである。保護者の中には自らの暴行や体罰などの行為を しつけ であると主張する場合があるが、これらの行為は子どもにとって効果がないばかりか悪影響をもたらすものであり、不適切な行為であることを認識すべきである」。
要は、親がしつけだと主張しようが、愛があると言おうが、子どもの健全な成長を妨げる場合は虐待であるということだ。
子どもの問題行動を増やすのは、子どもの健全な成長を妨げる行為であり、虐待である。
この論文については、こちらで少し具体的に紹介されている。
3歳半のときにお尻を叩かれていた子どもたちは、「落ち着いて話を聞けない」、「約束を守れない」リスクが上がるだけでなく、「1つのことに集中できない」、「我慢ができない」、「感情をうまく表せない」、「集団で行動できない」という行動リスクも高まるという。
わたしも体罰を受けて育ったが、「感情をうまく表せない」、「集団で行動できない」のは、自閉症スペクトラム障害の行動特性に加えて、体罰が影響していると思っている。
また別の研究では、お尻を叩くような「軽い」と思われている体罰が、攻撃性、反社会的行動、認知能力障害、
低い自己肯定感、などと関連していることが明らかにされている。
体罰は、たとえ「軽い」と思われているものでも、たまにであっても、子どもの発達に重大な悪影響を及ぼす。
犬の場合でも、わたしが見るかぎり、攻撃行動への閾値が下がったり、心を閉ざしたり、自信喪失したりなどがある。
体罰の弊害には、こうした科学的根拠(エビデンス)があるのである。
そして、体罰を法的に禁止し、かつ啓発も行っている国では、虐待が大幅に減っている。
対象が犬であれ子どもであれ、体罰をなくすことは、虐待の減少につながるだろう。
ぜひ、こうした事実を重く受け止め、人も犬も含む生きものが大事にされる平和な社会を築きたいものだ。
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