2017年7月8日土曜日

挨拶時のサポートのしかた

挨拶時のサポートのしかた
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

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はっちゃん(秋田MIX♂5歳)と散歩をしていたら、よく脱走するマルちゃんのお友達犬の白MIXちゃんが歩いていた。

また脱走してきたのだ。

家族の方は、気づいても迎えに来ずにセルフ散歩させている。

白MIXちゃんは、はっちゃんに気づき、はっちゃんも相手に気づいて、はたと止まった。

はっちゃんは相手をじーっと見て、白MIXちゃんもはっちゃんをじーっと見る。

この子の家族は民泊のようなことをやっていて、子どもたちも小さく、せわしない感じだ。

白MIXちゃんもわさわさしている感じで、犬挨拶もいまいちうまくない。

引き返すかどうか迷ったが、はっちゃんはじっと相手を観察しているので、少し付き合うことにした。

白MIXちゃん自身も、引き返そうかどうしようかという感じで、不安そうな顔で元来た道を振り返ったりしていたが、ふたりとも意を決したように少し近づいた。

するとはっちゃん、地面に尿マーキングをした。

白MIXちゃん、そこをすかさず匂う。

ついでにはっちゃんの後ろに回りこんで、地面のにおいをかいでいるはっちゃんのお尻を匂おうとしたので、すかさず間に割って入った。

はっちゃんが気づいたらびっくりしてがウッとなるかもしれないからだ。

すると白MIXちゃん、自分もマーキングをした。

それからはお互いにマーキングしてはそこを匂うというのを何回か繰り返した。

これは相手のにおいを確認しているのだ。

直接お尻のにおいを嗅がずに、尿のにおいを嗅ぐことで情報を得ているのである。

2~3メートルぐらいの距離を保ちながら、においによる名刺交換をして、さらっとさようならした。

はっちゃん、とても成長したと思う。

まだガン見してしまう傾向はあるが、マーキングで挨拶することができたというのは、すごいことだ。

相手がオフリードだと自由に動けるので、はっちゃんは安心する。

オンリードで散歩している犬に対して、よくない関連付けをしている部分もある。

一般的に、オフリードの方が挨拶がうまく行きやすいが、これは自由に動けるということ以外にも、人間が変な動きで退路を断ったり、リードで不快感を与えたりしないことによるところも大きい。

もちろん、家から血相を変えて逃げ出し他ばかりの犬や、興奮して走り回っている犬は危険だが、ひとりでブラブラ散歩している犬であれば、むやみに怖がる必要はない。

様子をよく観察して、自分もしっかりカーミングシグナルを出そう。

パチパチとまばたきして、顔を横に向ける。

体は犬に真正面から向き合わずに、斜め横から横を向ける。

ここでチラッと相手の反応を確認してみよう。

カーミングシグナルを返してくれていたら安心だが、返してくれなくても何度か出してみよう。

反応が悪いようなら、犬のようにお辞儀したり、もう少し体を小さくしたりしてみよう。

これらは全て、「攻撃するつもりはないから安心して」を伝えるボディランゲージである。

ネコならたくさんいるので、まずはネコで練習しておくといい。

犬以外の動物、たとえばイノシシなどに出会ったときも、同じようにやってみょう。

相手の闘争心をかきたてるよりも、敵意がないことを伝えた方が、紛争や実力行使に至る確率が低くなる。

犬同士では、人間も相手犬に対してカーミングシグナルを出すことで、相手犬をなだめて交流をスムーズにする。

また、相手犬がいきなり近づいて来そうなときに、自分の犬との間に割って入るようにすると(これもカーミングシグナル)、安全距離を確保することができる。

自分が持っているリードが張ると、犬が緊張をしたりイラッとしたりするので、リードは緩めておこう。

リードを緩めると自分の犬が相手に突進するかもしれないから、怖くて緩められないという話を聞く。

もしそうなら、それはまだ挨拶には早すぎるということだ。

リードをぐいぐい引っ張って相手に近づいていくというのも、挨拶の段階ではない。

犬自身がゆっくりよく考えて、シグナルを出して、相手のシグナルを見て行動できないと、失敗になりやすいのである。

また、伏せて待っていて、相手が近づいたら飛びつくという場合も、まだ挨拶できる状態ではないということだ。

これをされた方は、犬が苦手になったり、過剰反応するようになってしまうかもしれないし、そういう挨拶の仕方を学んでしまうかもしれない。

いいことはなにもないので、犬が見えたら回避するということを心がけよう。

回避を続けていて、数年後に自分から挨拶できるようになったときの喜びは、また格別である。

犬自身もいちいち犬に飛び掛って不快な思いをしなくてよくなるし、他犬との交流で社会性欲求を満たすことができる。

そのためには、「まずは回避」を徹底しよう。

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