from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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早朝、ドアを開けて犬たちをトイレに出し、猫たちにごはんをあげる。
そのあと、体がすっかり目覚めるまでベッドで横になっているのだが、この時に開けたドアから蚊が入って来やすい。
散歩のときもふくめ、何箇所か刺されたなぁと思っていたら、水ぶくれになってしまった。
掻いてしまったところは悪化しているので、これからは刺されたらすぐに手当てしよう。
さて、犬サイトを見ていたら、寝ている犬を起こそうとしてなのか、執拗に触っている動画があった。
犬は明らかにうっとうしがっている。
だが撮影者は止めないどころか楽しんでいる。
同じ人の別の動画では、犬が怒って歯を当てているが、にもかかわらずその様子を「かわいい」などと言っていた。
この話をPONOPONOコミュニティサービス「OHANA CLUB」でしたところ、自分は犬のことを愛していてかわいがってもいるのだから、これぐらいは大丈夫だと思っているのではないか、という意見をいただいた。
言われてみれば、その通りなのかもしれない。
自分はかわいがっているつもりだし、犬も自分のことを好きなようだから、これぐらいいいだろうと。
わたしは正直、ぞっとした。
これは、パワハラ、セクハラ、DVなどあらゆるハラスメントや虐待における、加害者の言い分とまったく同じだ。
虐待する親は、自分は子どもを愛していて、この子のためを思って厳しくしていたのだと言う。
ハラスメントでは、「愛情表現」だとか、「ちょっとからかってみただけ」などと言うこともある。
「そんな嫌がっているとは思わなかった」、「傷つけるつもりはなかった」、などとも言う。
だが、これは加害者の一方的ないいわけにすぎない。
やられるほうは、嫌だということを一生懸命伝えているのに聞いてもらえなかったり、相手との力のアンバランスから言えずに我慢していたりするからだ。
自分が相手のことを好きであろうが、愛していようが、そのことが嫌がらせを正当化しはしないのである。
どんな関係であっても、嫌がらせをしてはいけないし、精神的暴力や肉体的暴力、意思に反することを急応用するなど、あってはならない。
いろいろトラウマ的なことを思い出してしまうが、そういうのは置いておいて、わたし自身、動画の犬と近い状況目にあったことがあった。
30年近くも前のことになるが、妹の留学先に遊びに行ったとき、長時間フライトで疲れきって到着して、妹の隣で寝ていたら、妹がわたしの体を虫が這うような感じで触るといういたずらを繰り返し、不眠に陥れたことがあった。
気持ちよく寝ているときに、そんなことで起こされるのは不快極まりなく、絶対に止めてくれと抗議した。
いまでも覚えているくらいなので、とても嫌だったのだと思う。
愛していようが、ちょっとしたいたずらだろうが、されたほうからしたら嫌なものは嫌なのだ。
犬はしばしばこういう目にあっている。
ひとつには、犬の「嫌だ」というボディランゲージを、人間が気づかないということもあるだろう。
だが、人間同士で言葉が通じる状況でも起こっていることを考えれば、たんに「言葉が通じない」という話ではない。
そこには、力の不均衡を背景とした権利侵害の側面がある。
なのでわたしたちは、ボディランゲージを学ぶということにとどまらず、相手を独立した対等な人格として尊重し、そのような存在として接するということも学ぶ必要があるだろう。
ハラスメントや露骨な差別発言、行為が噴出しているこの社会では、自分自身もそんなことに慣れてしまったり、知らないうちに自分も同じことをしてしまったりしているかもしれない。
そうならないよう、セルフチェックを怠らないようにしたいと思っている。
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