from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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熱中症注意報が出ていたので、少し涼しくなってから散歩に行った。
マルちゃん（大型犬MIX♂９歳）は、夕方は林コースなので日差しは避けられるが、気温自体が高いのでやはり暑い。
途中、水溜りがあって、マルちゃんその水を飲もうとした。
だが、こちらはレプトスピラのリスクがあるので、水溜りの水に注意するように獣医に言われた。
そこで、「マルちゃん、やめとこうね」というと、「はい」と聞いてくれた。
「やめとこうね」はみんな理解している。
犬は繰り返し聞く単語は理解するので、こういうときは声をかけてお願いしてみよう。
犬とは基本的にカーミングシグナルで会話するが、いくつか理解していることばも使う。
ずっと話しかけていると、犬もうっとうしいだろうから、最小限にしておこう。
うちでは、「あっち行こう」、「おいで」、「ひとんち」、「ちょっとまってね」、「あとで」、「ごはん」、「散歩」、「かわいいね」を、よく使っている。
こちらはにわか雨が多いので、引っ越してきてからは「雨だよ」が加わった。
散歩中に振り出してきて、「雨だよ」と言うと、急いで帰路に就く。
犬はわたしたちの様子をよく観察して、一生懸命理解しようとする。
犬同士は音声言語はあまり使わないにもかかわらず、人間とのコミュニケーションでは音声言語モードになってくれる。
他方、わたしたちはどうだろう。
犬の言葉＝ボディランゲージをよく観察しているだろうか。
犬が困った顔をしているのに人間が気づいていないというのは、よく見かけることだ。
もっと注意深く、細かく観察してみると、犬の気持ちがよくわかるようになる。
犬にあれこれお願いばかりして、「犬が聞いてくれない」などといわずに、犬を理解する努力をしてみよう。
そして、対等な仲間として、いつも気遣いを思いやりを忘れないようにしたい。
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