from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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今日も雨だったが、朝だけは雨の合間に散歩に行けたのが、せめてもの幸いだった。
雨の合間の散歩のとき、犬たちは散歩を最大限楽しもうとする。
なんというか、ていねいに散歩する感じだ。
いろんなものをゆっくり検分して、じっくりと堪能する。
そういう散歩もまた楽しい。
はっちゃん(大型犬MIX♂5歳)はずっと室内で寝ていて、ときどき起きては甘えに来ていた。
はっちゃんはわたしの手や体に、自分の体をズリズリ擦り付けてくる。
けっこう激しいので、いつもひっくり返りそうになる。
そんなときには、ラグに座ってゆっくりマッサージしてあげている。
はっちゃんはマッサージが大好きだ。
というか、うちの犬猫たちはみんな好きだ。
とてもゆっくりしたテンポで、自分も眠くなりそうなリズムで、ほんの少しだけ力を加えながらマッサージすると、犬猫たちは目を細める。
もうそろそろいいだろうとやめようすると、はっちゃんは前足でわたしの体をつついて抗議する。
そこで「はいはい」と追加サービスをする。
マルちゃん(大型犬MIX♂9歳)もそうで、なかなかやめさせてくれない。
だがふたりとも、うちに来たばかりのときは、触られるのをひどく警戒していた。
知らない人なのだから当然である。
なので、わたしがそばにいてもリラックスしていられるようになるまでは、積極的に撫でたりはしなかった。
いまでも、犬が望んでいないときに、自分が撫でたいからという理由で撫でたりはしない。
犬にだって意思もプライバシーもあるからだ。
ところが、ふわふわの毛に触りたいという欲求に勝てずに、相手の意思にお構いなく触る人もいるようだ。
中には触りたくて犬猫を飼ったなどという人もいる。
これが人間同士だと、相手の意思を無視して体に触ることは犯罪行為である。
日本では恋人や親子だと「まぁそれぐらい」といって問題視されにくい傾向があるが、これは人権侵害行為である。
動物も自分の身体に対する権利を持っているとわたしは考えるので、権利侵害行為を行うべきではないと考えている。
それに、犬にたいしてそんな嫌がらせをしていると、人間が手を伸ばしただけで噛もうとしたり、噛んだりするようになる。
すると、最低限のお手入れや検診なども難しくなってしまう。
噛まなくても、我慢するタイプの犬は、ストレスを溜め込んで不調になるので、いずれにしてもよくない。
自分都合で触らないというのは、人間にとっても大事なことだ。
「健康チェックのために、体中どこでも触れる犬にする」などといって、よくトレーニングが行われているが、そういう大義名分のもとでしばしば触れない犬が生み出されるところにも注意したい。
体を触ることに慣らそうとすると、犬に多大な我慢を強いる。
無理にそんなことをしなくても、犬が寄ってきたときに、犬がして欲しいように撫でたりカリカリしたりするだけで十分なのだ。
ちなみにはっちゃんは、抜け毛をつまんで取られるのが嫌いだが、マッサージしながらそっと撫で取るのは平気だ。
こんなふうに、犬が嫌がらないことをするだけにとどめておこう。
そうすれば、嫌じゃないことがどんどん増えていく。
逆に「慣らそう」という意識で接すると、嫌なことがどんどん増えていく。
人でも犬でも、相手の意思を尊重するということが大切だ。
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