from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
サビ猫キキさん、20歳のお誕生日、おめでとう!
元気で楽しい日々を送ってください。
涼しくなってきたので、冬用のネコベッドを設置したが、ネコたちはまだ使わず、ピーちゃん(パピチワ♀8歳)が気に入って使っている。
ピーちゃんは、しっかり厚みがあるベッドがお好みのようだ。
キキさんのように高齢になってくると、体のあちこちにガタが来る。
キキさんは仙椎のところが変形性脊椎症になっているので、触ると少し痛がる。
だが、イスやテーブルには飛び乗れるし、歩行にも支障はない。
腎臓の数値が上限ギリギリぐらいまで上がっているが、その状態で1年以上変化なし。
軽度の慢性膵炎もあるが、症状はない。
人間で言えば100歳近いので、検査をすればあやしげなところはいろいろ出てくるが、治療が必要だったり、QOL(生活の質)が低下するほどの体の変化は今のところない。
これが非常に重要なのである。
いま、動物福祉について学ぶPONOPONOプラクティショナー講座で、安楽死について勉強しているところだが、日本では安楽死をさせる人はまだ少なく、ほとんどが自然死を待っている。
だが、動物福祉や動物の権利という観点からすれば、苦痛や不快な状態に動物を置き、さらにそれを長引かせるのは、かれらの利益に反することなのである。
日本でもおこなわれているのは、ガンや腎不全などの末期になって、明らかに苦痛が出たときの安楽死である。
だが、英語サイトを検索してみると、動物のQOLをきちんと評価することが重視されている。
よく取り上げられているのが、アリス・ビラロボス氏が考案したこの評価法だ。
1.苦痛(コントロールできているか)
2.空腹(自分で食べられるか)
3.水分補給(脱水してないか)
4.衛生(清潔な状態を保てるか)
5.幸せ(喜びや興味を示しているか)
6.可動性(自力で立ち上がったり動いたりできるか)
7.悪い日よりもいい日のほうが多いか
これらの7項目について10段階で評価して、その合計が35を切ったら、QOLが損なわれていると判断する。
すなわち安楽死のときであるということだ。
日本では、「デリケートな問題」とか、「いろんな考え方がある」などと言って、この問題と向き合うことを避けている。
そのうえ、介護が美談のように語られる風潮がある。
だが、動物のQOLという観点から、しっかり評価することが、犬猫たちのためには必要なのである。
いろんなサイトを見たが、高齢だったり、回復の見込みがない病気になったりしたときに、「尊厳を失わないように」という言葉がしばしば登場していた。
わたしも、よれよれになって、自力で起き上がることもできなくなっている動物を見ると、「尊厳」という言葉がどうしても頭に浮かんでくる。
キキさんをはじめうちの犬たちには、尊厳を奪われ、惨めな状態になって、苦しい思いをしながら長生きしてほしいとは思わない。
もちろん自分自身についてもだ。
自分でごはんを食べて、排泄し、散歩し、毛づくろいをし、家族と交流するという、動物として当たり前のことができなくなってきたら、お別れのときである。
とてもつらく、悲しいことだが、犬猫たち自身のために、決断してあげたい。
「誰のために生かしているのか」と自問してみよう、ともよく書かれている。
本当に動物のためなのか、それとも自分のためなのか、ということだ。
ちなみにこのスケールでいうと、キキさんは、苦痛が7、可動性が9ぐらいになっているが、あとは昔と変わらず10だと思う。
痛み止めを服用すれば、苦痛のスコアは上がるだろう。
苦痛に関しては他がよくても、薬で痛みのコントロールができなくなれば、安楽死対象になるのが通例だ。
こういう人道的な安楽死についても、おこなってくれる病院がなかなか見つからないという話を聞くが、リンク先の表をプリントして獣医に見せるなどしてみよう。
理解が得られる可能性が高くなる。
動物福祉啓発団体MAOPOPOでも、独自の基準を作る予定なので、また公表していこうと思う。
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