2015年6月9日火曜日

犬猫の葬式を考える

犬猫の葬式を考える
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

昨日は実家のネコさんのお葬式で、疲れきってしまったので、8時すぎに寝てしまった。


朝まで浅い眠りが続いた後に起きてみると、土砂降りだったので、犬猫たちにごはんをあげて、少し仕事をしてからまた寝た。


しばらくして雨が上がると、ルル(ヨーキー♀10歳)が散歩に行くと言う。


昨日のお出かけで疲れているだろうし、天気もよくないのでてっきり散歩はナシかと思ったら、1時間近くも楽しんでいた。


大好きなお出かけで元気が出たのかもしれない。


わたし自身、用事がないと出かけないので、なかなか機会がないが、ルルさんはときどきお出かけに連れて行ってあげたほうがよさそうだ。


わたしはまだ、ショックと混乱が続いているが、実家の両親はどうだろうと思って電話してた。


母とひとしきり、葬式で疲れた話をしたのち、「ネコさんがいなくなって、さびしいんじゃない?」と聞いてみた。


母はネコ嫌いで、「もう、早く死んでくれればいいのに」などと憎まれ口をたたいていたから、


「さびしいはずないでしょッ」と一蹴されるかと思ったら、


「ショックと疲れで、まださびしさは感じない」と言う。


意外な答えで驚いた。


「まだ」ということは、これからさびしくなるつもりなのだろうか。


やはり、獣医に尋ねたにもかかわらず容態についての説明もなく、病院に預けるように言われ、その間に亡くなったことで、納得がいかないと言っていた。


看病してきた者としては当然の思いだろう。


今回の件で、母と妹は心臓の動悸が続き、父とわたしはお腹が痛くなった。


わたしも、もっと早くに別の病院に連れて行って、しっかり診断してもらえばよかったとの後悔の念がある。


高齢なので、移動のストレスを考えて中止したのだが、判断ミスだったのではないかと思う。


そういう思いと疲れで、今日は静かに過ごした。


葬儀場での葬式についても、考えさせられた。


なにも決めていなかったので、獣医おすすめのところに決めた。


実家の隣の市で、行きだけ車で迎えに来てくれる。


喪服を着たスタッフが、神妙な面持ちでお悔やみを言い、棺を車に誘導する。


車内で葬儀の流れを聞いて、広い敷地の立派な葬儀場に到着。


住宅地の中にあるのだが、火葬場は大きな建物に覆われているので煙は見えない。


市外からの車がたくさん停まっていて、3つある焼き釜はフル稼働していた。


スタッフはみんな無表情で、丁寧だが重々しい声で話す。


受付の後、みんなでネコさんにメッセージを書いて、火葬場に移動する。

僧侶が来て、まず焼香してくださいというので、母がどんなやり方でやればいいかと聞くと、「心がこもっていればやり方はどうでもいい」という。


その点は評価したい。


焼香が終わると読経が始まり、焼き釜に火が入るのだが、これがいけない。


きれいだが、密閉された狭い空間で、「ゴーッ」という音と、大きなりんの音で、叫びそうになった。


これでお腹が痛くなったのである。


ぺぺさんのときには、こんな立派な施設ではなく、粗末な寺で屋外の焼却炉のような焼き場で焼いた。


煙が青空に高く昇っていくのを眺めた。


それはそれで悲しかったが、今思えば、密閉空間よりはマシだった。


1時間で焼きあがって、みんなで骨を拾い、骨壷に収めてから、祭壇に移動して僧侶の読経と話があった。


いっしょに過ごした時間を大事に、というような、あまり記憶に残らない話だった。


葬儀は全体的に、段取りよく、丁寧に、厳かに執り行われた。


料金は家族の立会い葬で5万円(ネコ)で、東京では相場である。


悪くはなかったが、わたしはうちの犬猫にはこういう葬式はしないと思った。


焼き釜の「ゴーッ」というのも含め、人間式の葬式ビジネス的な感じが、なんとも嫌だった。


わたしだったら、静かにお別れした後、庭に穴を掘って埋めたい。


マルちゃん(ドゴMIX♂7歳)とはっちゃん(秋田MIX♂3歳)は、体重30キロ以上の大型犬なので、できるかどうかわからないが、ルル(ヨーキー♀10歳)とネコさんたちは、土に返すという自然な送り方にしたいと思う。


チベットの鳥葬もいいが日本では無理だし、野焼きするのもにおいの問題があるので、土に埋めるのがよさそうだ。


いざ、亡くなってからでは、ショックと混乱でよく考えられないので、元気なうちに最期のときにどのように向き合うか、そしてどのように送り出すかを考えておいたほうがいいと思う。


人間では生前に考えておく人が増えてきたが、同居動物についてはどうしても目をそらしがちだ。


うちは5頭もいるので、考えただけでも倒れそうになるが、キキ(サビネコ♀19歳半)は、元気だとはいえ高齢である。


内臓が丈夫な子は、病気ではなく老衰で、ある日突然息を引き取ることがあるので、心の準備をしておかないといけない。


みなさんも考えておくといいと思う。


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