from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
基礎講座テキストができたので、先送りにしていた用事を片付けに外出した。
猛スピードで最低限必要なことだけをすませたのだが、それでも4時間家を空けることになった。
何もなければいいのだが、誰かが来たりサル追いの空砲が鳴ったりすると、犬たちが不安になる。
なので、いつも大急ぎなのだ。
自転車を飛ばして帰宅してみると、宅配が来ていて、空砲も鳴っていた。
急いで犬たちを家に入れて、ルル(ヨーキー♀10歳)を抱っこした。
みんなすぐに落ち着くのだが、留守はなるべく短くして、嫌なことが起こらないように願う。
わたしが家にいれば、嫌なことも一緒にやり過ごせる。
ところで、突然こんなことを思い出した。
10年近く前に、保健所の犬をレスキューしてきたときのこと。
人間が近づくとガウガウ言って噛み付こうとしていた犬が、少しずつ心を開いてきて、少し甘えたりするようになってきた。
一緒に活動していた人が来ていたときに、犬が「キャン」と鳴いた。
「どうしたの」と聞くと、「飛びついてきたから肉球を指でつまんだ」というのである。
わたしが驚いていると、保健所の職員の獣医からその方法を教わったというのである。
「肉球はつまんでも痛くないし、こうすると飛びつかなくなる」と言われたのだそうだ。
もちろん、二度とやらないようにお願いした。
キャンと鳴いているのは痛いからであり、もし飛びつかなくなるとすれば、それは飛びついたら不快なことが起きるからだ。
当時はまだ犬関係の勉強を本格的に始める前だったが、こういうことは犬を見ていればわかる。
権威ある人に言われると、「そうかなぁ」と思いがちだが、自分でよく観察して判断することが大切である。
すでに何度も書いているが、「犬に聞く」ということがもっとも重要だ。
よく観察していると、犬がどんな気持ちなのか、何を求めているのかがわかってくる。
とくに表情やボディランゲージに気をつけよう。
肉眼でわかりにくくても、写真や動画に撮るとかなりはっきりとわかる。
だれかが言ったことではなく、犬が言うことに耳を傾けよう。
そうすれば大きく間違うことはない。
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