from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ
8月6日は
広島原爆の日です。
※昔は《原爆の日》と言っていた
原爆投下当時
母方の家族は全員
海外にいたけど
広島市内にいた父方の家族は
父も含め全員被爆者
・・・という家庭環境の中
原爆の恐ろしさを
ま間近に感じながら
原爆が投下された場所から
10㎞ぐらいのところで
生まれ育った私が
2020年の
8月6日に思うこと・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
日本の
動物の命にかかわる法律は
ほとんどが
めちゃくちゃで・・・
その中の
狩猟に関する法令なんかもそうで
そもそも
こんな文明の進んだ世の中で
《狩り》ってね・・・
石器時代かよ!(笑)
いや・・・石器時代なら
狩る人間も
命がけで狩りをしていたから
まだマシなのか・・・
今なんて
お手軽なワナを仕掛けて
自分は家でゴロゴロしてたりね
自分は安全な位置に立って
そこから
飛びモノ(鉄砲)を使うわけだから
卑怯すぎる・・・
他の命を殺すのに
自分の命をかけるどころか
その命に
正面から向き合ってもないし
そんなもん
ただの
ジジイの《悪趣味》としか思えんし・・・
そんなこんなの
狩猟に関する法令の中に
《狩猟鳥獣の種類》
・・・ってのがあるのですが
これって漢字どおりでいくと
狩りをしてもいいよ
・・・という
動物の種類のことなのですよね
これがまた
種類が多いのよね・・・
こんなに殺したいんだ・・・
許可さえ取れば
こんなに殺していいんだ・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
私がもらった資料によると
狩猟鳥獣は、
我が国に生息していると考えられる
約550種の鳥類、約80種の獣類
(モグラ・ネズミ類と海棲哺乳類を入れると160種)の中から
生活環境、農林水産業または
生態系に対する【害性の程度】
個体数などを踏まえて
鳥類28種、獣類20種の合計48種が定められている
(法第2条第3項、規則第3条)
・・・だそう
「狩ってもいいよ」・・・と
日本国が言っている
48種の鳥獣の名前が
ズラ~ッと記載されていて
鳥だと
カワウ・コイサギ・アガモ
カルガモ・コガモ・ヨシガモ・ヒドリガモ
ハシビロガモ・ホシハジロ・・・
え?ホシハジロ???
渡り鳥なのに???
・・・で・・・獣類だと
タヌキ・キツネ・ノイヌ・ノネコ・・・
え?ノイヌ???
ノネコ???
犬や猫が狩猟鳥獣なの???
・・・と思っていたら
環境省が言うには
ノイヌと野良犬
ノネコと野良猫は種が違うんだそう
これには
さすがの私もオッタマゲました。
私は
自称・動物愛護家なんじゃが
いまだにノイヌとノネコを
見たことがない!
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ノネコと言えば
5~6年前かなぁ・・・
北海道で活動している
愛護団体の人から
「北海道の天売島の
ウミガラスを守るために
環境省が
ノネコを殺処分するそうなので
天売島でTNR一斉をしてください」
・・・と依頼されてね
『殺すことを考える前に
増えない対策を取るべきじゃ!』
・・・とか息巻いて
私は天売島で
TNR一斉をする気満々
・・・になったんじゃが
北海道庁から
「道内の事だから道内で解決します」
・・・と断られてね(笑)
およよ・・・でしょ(笑)
それから
奄美大島の
アマミノクロウサギを守るために
環境省がノネコを殺処分する
・・・という噂があった時も
『ならばTNRして
猫が増えにゃええじゃろう』
・・・という単純な発想で
奄美大島に
TNR一斉で行く気満々になって
奄美大島で活動している
仲良しの個人ボラさんに
奄美の現状を聞いてみたら
「奄美大島は
自然遺産の登録をするために
2015~16年ごろから
行政が
ノラネコTNRをやっていて
それが割と
効率よく進んでいて
大きなネココロニーなんかは
行政がTNRしちゃってるし
なにげに
奄美のTNRは進んでるんだよ」
・・・と
これまた北海道と違った意味で
奄美の行政にしてやられ
・・・そんなこんなで
私はことごとく
環境省の言う《ノネコ》
・・・を見る機会を失ってるんですよ
・・・で結局
いまだに
ノネコを見た事がないまま
・・・なのです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
話はソレましたが
そろそろ日本も
先進国の仲間入りを果たすべく
動物にも心を配るような
紳士的な法律を作ったら
ど~なんでしょうかね???
私はね・・・
普通の人より多くの
野生動物を育てとりますが
知識も経験もないから
ラクに育てているわけでもないし
それを《うたい文句に》
寄付を募っているわけでもないし
野生動物を《見世物》にして
人の気を集めているわけでもないし
ただただ
【目の前にいる命を助けたいだけ】
この気持ちは伴侶動物である
犬猫に対する気持ちと同じで
すべての犬や猫を
助けるチカラなんてないけど
せめて・・・せめて
自分の目の前で困っている
命ぐらいは助けたいな
・・・から始まって
保護活動につながっているだけです。
世の中には
いろんな正義があると思うんですよ
法令や条例
きまりごとから1㎜もハミ出さず
それらを守り通す人生・・・
それも当然
立派な正義でしょうけど
私の正義は
《目の前の命を助けること》
・・・なんですよね
だから
難しい事態に直面しても
放り出すことなく
獣医師を含む有識者の方々から
貴重な意見を乞いながら
夜も寝ず
無い頭で一生懸命考えて
命と向き合い続けているのです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
巣から落ちら幼カラスは
巣から落ちて
飛ぶこともできず
・・・かと言って
親カラスが抱いて
巣へ連れ帰ることもできず
やがて死ぬしかないのです。
そんな光景を偶然
目撃してしまった時
「カラスは害鳥だから
このまま死んでもらおう!」
「カラスは野鳥だから
手を出しちゃダメ!」
・・・という考えが
頭の中に浮かぶかな?
私には浮かばん!
『このままじゃ死ぬ』
・・・って事がわかっているからこそ
『ど~やったら
助けることができるかな・・・』
私の頭に浮かぶのは
そればかりです。
普通の幼カラスは
巣から落ちないわけだから
巣から落ちた幼カラスは
すなわち
身体的な問題を抱えている場合
・・・が多いです。
幼カラスを育てる
・・・ということは
そんな悲しいリスクも背負いながら
親カラスがやっているように
消化吸収のいいものを
【日の出から日の入りまで】
短時間おきに
食べさせ続けねばならんのです。
鳥は
空を飛ぶ生き物だから
成鳥とて
1回の食事で
たくさんは食べられません。
・・・と言うことは
成鳥になっても
自分で食べることができない子には
1日中・・・少量を
食べさせ続けねばならず
逆に言うと
幼鳥を育てる時のように
期間限定じゃないから
《終わりのない》労力が
必要になります。
栃木拠点に来た
あ~ちゃんもそう・・・
理由はわからんけど
すでに
自立できる月齢なのに
自分では
食べることができんのです。
すなわち
1時間おきに
食べさせねばならんのです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
豪雨で山が崩れ
用水路に流され
瀕死の状態だった
ウリ坊のカンジもそう・・・
狩猟鳥獣に
指定されていようがいまいが
害獣と
呼ばれていようがいまいが
目の前で息をしているのに
知らんぷりできますか?
法律を守らにゃいけんことぐらい
私だってわかってます。
・・・けど私は
自称・動物愛護家
目の前にいる命を助ける選択
・・・をします。
私の姿を見ると
「ブヒブヒ」鳴いて甘える
この命を無視できますか?
猪突猛進なので
ミルクが入ったお皿に
突進しては
毎回《必ず》ミルクをこぼします。
こんなヤツですけど
私はカンジを
大事に育てています。
ある時・・・カンジが
ケージをチュウチュウしていました。
その時に
舌を上手に
内側に巻いていたので
カンジはまだ
お母さんの
母乳を飲んで育つ時期なんじゃ
・・・と思いました。
ミルクを
お皿で飲んではくれるけど
これじゃ
《カンジの心は満たされん》
それからは
半分お皿・・・
残りの半分は哺乳瓶・・・
・・・の
二重生活に変えました。
猪突すぎて
落ち着いて
前をよく見てくれんので
他の動物みたいに
最初から
哺乳瓶で飲ませることは
できんですが
お皿でミルクを飲ませて
少し落ち着かせてからなら
哺乳瓶が使える・・・
そうすることで
ちょっとでも
カンジの心が満たされれば
・・・と思いながら
お母さんの
母乳を飲んで育つ哺乳類は
授乳中に
母さんとのつながりを感じ
安心して信頼していきます。
この時期に
うんと甘えさせておかないと
意思疎通ができず
愛情がわからない
寂しい子どもに育ちます。
これは私の持論です。
カンジはお皿から
哺乳瓶に変えたとたん
目がうっとりしてきて
眠くなります。
これが《母と子》の
《安心のきずな》だと思います。
哺乳瓶が終わったら
こ~して
私の手のひらに
ミルクでベトベトになってる鼻を
こすりつけながら
全身で甘えてきます。
これは
《母と子》《私とカンジ》の
大切なひとときです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
見てください!
カンジが
ミルクを飲んでいる時の
テンちゃんの顔・・・
テンも
哺乳類ですからね
お母さんには
甘えたいわけですよ・・・
生まれてすぐに保護した
テンちゃんだって
今日までに
何回死にかけたか・・・
熱を出したり・・・
下痢をしたり・・・
吐いたり・・・
診てくれる獣医さんも
そうそうおらず・・・
その前に
育て方すらわからないわけで・・・
ホンマなら
母テンに育てられることろを
テンちゃんは不幸にも
わけがわからん人間の私に
育てられてしまったわけで
本物のお母さんに比べたら
私の愛情なんて
足りやしないから・・・
日本にいるすべてのテンを
助けるることはできんけど
たまたま見つけた
子テンの1匹ぐらいは
私は死ぬまで
面倒を見ていきたいと思います。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
害獣呼ばわるされている
ハクビシンですが
うちのシム君なんて
つい先月
ごはんを食べなくなって
毎日毎日補液をして
鍼灸のハリもしたりして
あれやこれや
いろろ試して
ようやく元気になって・・・
ハクビシンが害獣だろうと
なんだろうと
シムが病気になった時は
うちの者たちは
必死になって
毎日お世話をしてきましたよ
ハクビシンが害獣だろうと
なんだろうと
私たちにとってはシムは
かわいらしい家族なのですから
おっと・・・
もちろん・・・ヴィッキ~も
広島にいる
ペッピ~も同じです!
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
なぜか
ニホンザルも育てている
犬猫みなしご救援隊ですが
ニホンザルを飼うにあたり私は
ものすごい勉強しました。
手も足も器用に使えて
知恵もある生き物ですから
ただ《動物が好き》ってだけじゃ
飼えないわけで・・・
こないだも
ひろり部屋の
《新品状態》だった
換気扇のカバーを
取り替えたのですが
取り替えた理由は
ひろしが
指を入れたら困るから・・・です。
換気扇ですからね
通常なら
高い位置にあるのですが
この部屋には
ひろしが乗っかる棚があるし
おまけに換気扇の横にある
《ひろし対策》の
コンセントカバーの上で
ひろしが《お座り》するし
「ひろしの指が危ない!」
・・・と言う流れです。
そんな人間たちの努力を
ツユとも知らず
今日も今日とて
イタズラ三昧のひろしです。
私は1日に何回
言いますかね・・・
『ひろし!!
言うことを聞かんのなら
延岡の山に帰すよ!
平野さんに
お迎えに来てもらうけぇね!!』
それでも・・・かわいい
なんとも・・・かわいい
私はひろしが隣にいないと
夜は眠れません・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ニホンザルと比べたら
ニホンジカは
こ~いった物理的な手間が
かからないので
ラクですけど
生まれた日から育てる
・・・となると
やっぱり
ドキドキの連続でしたよ
まぁ!かわいいUPAちゃん♪♪
UPAは生まれてすぐ
まだ羊膜を身につけた状態で
山から落ちて来た子だから
正真正銘
生まれた時から
私が人工乳で育てた子です。
胎便らしきフンを出してから
どうやっても下痢が治らず
ものすごく悩みました。
・・・と言っても
実際は
それが下痢なのか
生まれたばかりの子鹿は
下痢状のフンをするのか
それすらわからず
まったくの
手さぐり状況でしたが・・・
『なんとなく
顔色が悪い気がする』
・・・と
不安に思っていたら
あれよあれよ・・・の間に
どんどん体重が落ちて
食欲すらなくなっていき・・・
そんなギリギリの時に
運よく牛の初乳にたどりつき
元気を取り戻してくれたりね
そ~なるまでも
どれだけの人に相談して
牛の初乳にいきついたか・・・
日本国は鹿のことを
害獣だと決めつけているけど
UPAを助けるために
何人の有識者の方たちが
知恵を絞ってくれたか
・・・という点を考えると
結局のところ
他の命を殺して楽しめる人間は
少ない・・・ということじゃ
「害獣だから駆除する」
・・・と言う行政職員も
実際に自分が
殺しているわけではなく
猟友会のジジイに
頼んでいるわけで・・・
なんとも・・・なんとも・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
野生動物が
人里に現れる理由は
《食べ物がないから》
これしかないですよね!
なぜ食べ物がないのか
・・・と言うと
人間が好き勝手に
自然を破壊してきたからじゃろ
名古屋と東京を結ぶ
リニア中央新幹線なんて
日本アルプスに
穴を開けるわけじゃから
そんなことをして
良いか悪いか考えようや!
《生態系が崩れる》
・・・どころの騒ぎじゃないと
私なんかは思うよ
これでまた
山の奥で静かに暮らしていた
野生動物たちの
食べ物や棲み処がなくなって
致し方なく
人里に出るよ~になると
狩猟と言う名で
大量虐殺するんじゃろ?
おかしいよ・・・
おかしい・・・おかしい・・・
日本はどこを目指しとるん?
先進技術にばっか走って
心が置き去りにされとるよ・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
最後になりましたが
私の大好きな活動のひとつ
疥癬タヌキの保護
普通の人にも
簡単につかまった
疥癬タヌキのふみこは
まだ子どもです。
体温はあるけど
自分では全く食べないから
強制給餌をしています。
補液をすると
針の穴がふさがらず
翌日の補液の時に
前日の針の穴から
輸液が漏れ出します・・・
状態はすこぶる悪く
疥癬になるべくした
《深い理由がある》
・・・と思います。
ふみこのフンですが
パット見・・・ええ感じでしょ・・・
・・・けど
タヌキのフンは
基本柔らかいので
こんな形にはならんのです。
もしかしたら体全体・・・
内臓も骨も
脱水状態なのかな・・・と
頭も上げないので
低血糖もなかなか緩和されん・・・
野生動物の子どもは
どんなに元気であっても
そんなに簡単には育ちません。
ましてや
ふみこのように
疥癬になるほど
どこかが悪い子の場合は
特に難しい・・・
狩猟鳥獣に
指定されいようがいまいが
害獣と呼ばれていようがいまいが
目の前で息をしているのに
知らんぷりできますか?
法律を守らにゃいけんことぐらい
私だってわかってます。
・・・けど私は
目の前にいる命を助ける選択
・・・をします。
そこには
なんの利害もなく
ただ生きる命を生かしたいだけ
・・・なのです。
そして
それが野生動物であったとしても
目の前で息をしている命を
見殺すことができん者たちが
集まっている動物愛護団体
それが
犬猫みなしご救援隊なのです。
団体名には
犬猫・・・って付いているのにね
助ける命が
犬猫だけじゃないって
いかにも私らしい(笑)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
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