2019年5月26日日曜日

広島本部・5月26日

広島本部・5月26日
from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ
お久しぶりの屋上

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犬猫みなしご救援隊・広島本部の
本館は4階建てですけど

天井を高く作っているので
実質5階の高さがあります。

・・・なので屋上は6階の高さ

高いとこが超・苦手の私なんかは
怖くしてやりようがなく

屋上へはそうねぇ・・・
1年に2~3回ぐらいしか上がらないかな・・・



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屋上の半分は猫専用になっていて

ぐるり見渡せば
結構な数の猫がいます。

下をのぞくと


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大きな大きな栴檀の木が
上から見下ろせる感じです。

怖い!怖い!




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正面には

4年前の8月の
広島土砂災害で一番崩れた場所の

砂防ダムが見えます。

そのすぐ近くにも3ヶ所
崩れたところがあったのですが

4年も経つと木が生えて
わからなくなるものですね・・・


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よく見ないとわかりません。

土砂崩れの翌春に
うっすら草が生え始め

そこに鹿が出て来ていたんですけどね

もう木が大きくなって
鹿が見えなくなりました。


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鹿・・・と言えば

《鹿はどんぐりの実を食べる》
・・・と言われていますが

うちのUPAや
歴代の私が助けた負傷鹿を見る限り

鹿は
《どんぐりの葉っぱ》は好んで食べますが

鹿は
《どんぐりの実》は好きではありません。

UPAもうちの雑木林に落ちている
どんぐりの実は

ほとんどスルーします。

鹿が好む実はドングリではなく
《桑》か《柿》です。





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自然に生えた桑の木から
落ちてきた実を

UPAは喜んで食べます。


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この時期は毎日
30粒ぐらい落ちますが

あっという間に食べてしまいます。

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山に植えるなら桑の木かな・・・

実がなる・・・ということは
日当たりが悪いとダメだよね

鹿に迷惑を受けているという人たち!

鹿を撃ち殺すぐらいなら
山の整備を手伝ったらどう?

食べものがふんだんにあれば
鹿に限らず

イノシシも熊も
人里にゃ~出てきゃ~せん!

山を持っている人は
「オレの山だ!」と言うヒマがあるなら

山を整備すべきじゃ!!

私に言わせれば野生獣より

整備されずボウボウのまま
放っとかれた山の方が

よほど迷惑です!

私もちょっとだけ山を持っていますが
私は動物が暮らしやすいように

ちゃんと整備してますよん♪

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咬みつき猫のレイくん


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令和の日に引き取ったから
うちに来て26日

まだ私は咬まれていません。
・・・というより

最初に田原君が
《甘噛み》をされたぐらいで

その後は
誰1人として咬まれていません。

咬みつき猫や犬がうちに来て
咬まなくなる理由は

嫌がることをしない
ストレスを与えない
いらんことをしない

ただこれだけのことです。



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レイくんはスリスリ大魔王で
人間を見つけたら

すっ飛んできてスリスリしてきますが

そのとき私は
調子に乗って手は出しません。



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ヨシヨシしたければ
そのまま顔でヨシヨシする・・・

これを守れば絶対に咬まれません。

猫は《仲良しの行動》のひとつとして
頭をすりつける動きをしますが

猫は《どんなに仲良し》でも
お互いを手で撫でたりはしないでしょ?

哺乳類の中で
手を使うのはサルの仲間と人間だけ

・・・ということは
他の動物に対して手を使うときは

よほど気を付けなければならん
・・・ということです。

単純明解なことでしょ♪


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5月25日(土)

鹿児島県霧島市の猫多頭飼養現場から
20匹の猫がやって来ました。



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とりあえず未手術だし
待機室に入れました。


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みんな痩せています。

そしてやはり
室内が一気に臭くなりました。

この子たちの生活環境は
およその見当がつきますね・・・


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この子たちを
霧島から運んできてくれたのは

TNR仲間の
鹿児島県鹿屋の久松さん夫婦です。

実は
ここの多頭問題は久松さんの案件で

久松さんから相談されて
うちが引き取ることになったのだけど

鹿児島から広島に来るのは
そりゃ~大変ですよ

久松さんは乳がん全摘して
抗がん剤治療をして

まだ1~2年のことだし・・・

こんな風に
頑張る姿勢が見られるから

私も最大級に協力したいわけですが

それにしても
よ~頑張ると思います。



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(笑)こんなヤツですけど(笑)

こんなヤツに

「中谷さん!
鹿児島でみなしご庵やってくださいよ」

・・・と言われるとね断れん

まぁ・・・ほとんどの人が断れんかな
・・・と思うよ

なぜなら
『怖すぎて!』(笑)(笑)(笑)

残念なことに

私と久松さんを間違える人が
多いんだな・・・(涙)


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出産後の子で

生まれた子猫は死亡し
母猫も調子が上がらないので

『麻酔のリスクより
不妊手術の利益を取ろう』

・・・と
母猫を手術してみたら



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こんな子宮をしていました。



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こんなモノがお腹の中にあったんじゃ
そりゃ~調子も悪いよ


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このブツブツはなんでしょうね・・・

仮にこのブツブツが
なんであったとしても

誰が見てもこれは異常ですよね!

こんな子宮でも妊娠したら
出産しなければならないわけだから

生まれても
生きられない子猫もかわいそ~じゃし

しんどい思いをした
母猫のことを考えると

なんで避妊してくれなかったんだろう!

・・・と

無責任な餌やりに対して
強い怒りを感じます。


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マダニ

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犬や猫だけでなく
人間をも殺すマダニ

そのマダニを成長期で分けると
稚ダニ・幼ダニ・成ダニがあり

稚ダニは体長1㎜2㎜で
ものすごく小さいけれど

たくさん付くのが特徴なので

1匹発見すると
実は気持ち悪いほど付いています。



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体長1㎜2㎜だから肉眼では
ただの《黒い点》ですが

拡大鏡で見ると

血を吸って
腹が立つぐらい丸々しています。



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稚ダニを
つぶしたところです。


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拡大鏡で見ると

透明な殻みたいな稚ダニの死骸と
栄養分の血ばかりです。

成ダニをつぶすと

3000個~5000個の卵の存在が
見れるときがあります。

またそのときは
このブログで出しますね!

私・・・動物の血を吸う寄生虫は
大嫌いなんです。

ノミとか・・・マダニ・・・とか
ヒゼンダニとか

これらは全部私の天敵です。


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菩薩(ボサ)

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中型雑種犬のボサは
2014年まで東京都内で

日の当たらない庭の片隅の
コンクリートのところに

1mのクサリでつながれっぱで
ウン〇が堆積し

ハエが飛び交うようなところで
飼われていました。

肋骨が見えるとかのレベルではなく
立てないぐらい痩せていて

飼い主と何度も話し合いましたが
決裂し

私もそのあたりの記憶がなく
よく覚えていませんが

気づいたらうちにいました。

うちに来て半年もしないうちに
元気になり

1年もすると
面影もないぐらい丸々した体になり

毎日
楽しく暮らしていました。



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こ~ゆ~子は不思議と
《手がかからない》いい子で

ボサもうちに来てから
問題を起こしたことなど一度もありません。



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東京にいたときの栄養失調が原因で
視力は低下したままでしたが

見えにくいことを最大限に利用して

ギャンギャンうるさいだけの
オバサン犬のことも

ボサは
うまいことあしらっていました。

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ボサに向かって吠えている
ペコの表情と

後ろにいるダックオヤジと
しんのすけの動きをよく見て

3枚の写真をご覧ください。

いかにボサが相手にしていないかが
よ~くわかります。



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これじゃペコも
どんどんトーンダウン(笑)

相手にされないわけだから
あきらめるしかないよね(笑)


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その後
なぜか右耳だけが垂れたりして

いかにも私好みの
超・雑種のかわいい感じになりました。


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争いごとを好まない
ボサは

誰とでも仲良く寝て遊んで・・・

ほんとうに
菩薩そのものの生き方をしながら

食べる量が少しづつ減っていき
キレイに上手に枯れて行き

うちに来て丸5年が経った今日

ついに
彼岸へと戻って行きました。



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寝たきりになり
骨の標本のような体になり

静かに・・・本当に静かに
息を引き取りました。

この写真は

いよいよ
ボサの意識が遠くなったので

あの雨の夜の話でもしようかと
ボサの元へ行ったときの写真です。

あの雨の夜・・・

立てないボサは冷たいコンクリートの上に
ま~るくなって寝ていたよね

・・・あのときより

首回りとか太くなったし
長さも伸びた気がするけど・・・

それよりボサ!

こないだまで右耳が垂れていたのに
どしたん??立っとるし♪

私もいずれ行くけぇ
それまでボサの隣りの席は空けといてくれ

その時は
あの雨の夜の話をしよう

私とボサだけの秘密の話じゃ♪