2019年1月20日日曜日

ニホンザル・2

ニホンザル・2
from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ

ちび子猿のひさこさんに続いて
ご紹介するのはよしこさんです。


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まず・・・皆さまは
おとり猿って知っていますか?

私は聞いたこともありませんでした。

ニホンザルの習性として
子猿が痛みや恐怖で泣き叫んだら

おとなの猿たちは一斉に
その子猿を助けに行きます。

それを知っているから
子猿もまた結構オーバーに泣き叫びます。

オス猿みたいに自分が普段
子猿をどんなにイジメていたとしても

自分以外の誰かから
子猿がイジメられていたら

ニホンザルは怒り狂って
すっ飛んで助けに行きます。

これは
うちの中でもしばしば起きます。

一番小さいひさこが
何かしらのことでオーバーに泣いたら

あきらもよしこも血相を変えて
ひさこを守ろうとします。

この習性をたくみに使って

子猿をワナとして仕掛ける猟を
《おとり猿猟》と言い

最近は【人道的配慮】で

環境省とかも厳しくなったので
ほとんど行われていないそうですが

まだそれをやっていた

クソもクソもええとこクソの
クソジジイが山形県におりました。

そもそも
なんでニホンザルを殺すのかと言えば

1匹いくら・・・で
お金になるからです!!

お金を出すのは自治体
県だったり市だったり町だったり


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よしこ


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よしこは《おとり猿》でした。

よしこを抱いていた母猿は
ジジイに撃ち殺され

母猿の腕からポロリと落ちた
よしこは

ジジイに捕まり《おとり猿》となりました。

檻に入れられたよしこは
まずジジイから体を傷つけられ

痛いから泣き叫びます。

すると
よしこを助けにおとなの猿たちが来て

その猿を
待ち構えていたジジイが

よしこの目の前で撃ち殺す

それが
よしこが《使えるうち》の運命となりました。

当然ながら最後は
よしこも殺されるのです・・・

落とす指もなくなったら用無しじゃからね・・・


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山でニホンザルを見かけても
動きが早いからどが~にもならん

体力もなければ腕もないジジイの
考えそ~なこと

ホンマにクソでしょ!やることが・・・


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山形県でも
害獣指定のニホンザルを殺したら

県や市町からお金がもらえます。

よしこがいた町では
1匹殺すと合計で13000円になるので

子猿のクチビルをハサミで切り
指を1本ずつ切り落とす・・・を繰り返すと

労せず

20数匹のニホンザルを
撃ち殺すことができる計算で

ジジイにとっては
ええ生活費になるわけですよ!


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昔から猟友会の中でも

「おとり猿をやってんじゃね~か」
・・・と言われていたジジイの家に

「どうやら最近
子猿がいるらしい!!」

・・・との噂を聞いた
犬のボランティアさんから

「おとりにされている子猿を助けたい!」
・・・と相談されました。

相談されたときは
さすがの私もあまりのおぞましさに

ぶるぶる震えて吐きそうになりました。

『震えてもなんにもならん!
指を落とされる前に助けよう!』

ジジイと全面的に戦うつもりで
子猿の保護を引き受けました。

ダメでしょ!
指を1本ずつ落とすとか!

そんなこと平気でするなんて
正気のサタじゃないですよ!!

早速私は

小菅元園長や
いろいろ顔のきく人脈に相談し

環境省にも山形県にもガタガタ言いました。

当然のようにジジイは

「そんなつもりはなく
子猿がかわいかったから飼っていただけだ」

・・・と反論しました。

環境省まで動いたわけだから
ジジイ的にはキモは冷えたじゃろうが

ニホンザルが山形県で害獣である以上
殺すことには問題がないわけだから

これ以上の発展もないと思い

私は【私の中で】
ジジイには死んでもらいました。

結局はそれぐらいしか
私にチカラがなかったわけです。





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保護したばかりの
よしこ

くちびるの右上の傷を見てください。




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まだ傷は深くザックリ・・・

こんな小さな子猿を

金儲けのために自分の生活のために
切り刻むか??

私は
よしこの指を1本ずつ数えました。

あった・・・間に合った・・・



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よしこのクチビルの左下には

その前にやられた傷痕も
残っていました。



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2匹目のニホンザルを飼うことを
断固反対していたオヤジも

小さなよしこの顔にあった深い傷を見て
「この子はうちで飼う!」と(笑)

ここだけの話・・・

私はそれは読んでいたのです。
子猿を見せればなんとかなるって♪

この男は相談するといつも

「もうこれ以上は飼わんで!」
「世話をするスタッフのことを考えや!」

・・・と
ガタガタと反対するんですがね

本物を見せればイチコロなんですよ

・・・なので私は
言わんよ~にしています。

言わんままソッと連れて帰る
これが円満の秘訣♪



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あきらとよしこ

2匹のニホンザルを飼うわけだから
2匹に仲良くなってもらわんと話になりません。

私は2匹を仲良くさせることに
必死になりました。

愛情は均等に2等分



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哺乳させながら
ついつい寝てしまった私の隣りで

そのままどこにも行かず
自分でミルクを飲むよしこちゃん



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ずいぶんと大きくなった
よしこちゃん

どことなく似てません?
私たち♪


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ニホンザルの食べ物は
果物や野菜が中心ですが

嗜好的には人間の子どもに近いので
おむすび&玉子焼きも喜びますし

チョコレートや飴ちゃんは大好物です。




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農作物を荒らすと言われ
害獣扱いにされているニホンザルですが

喜怒哀楽がしっかりあり

ニホンザルを見ていたら
人間の素(す)を見ているようで

欲しいモノは欲しい
要らんモンは要らん

好きな人は好き
嫌いな人は嫌い

とてもハッキリしていて
あいまいなところは一切なく

感情をまんま表す
本当に素直な動物です。



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母性の強いよしこは
子猿のときから親切で

チア&シードが仔犬のころ
よく腕枕させて寝ていました。


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子猫たちも


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みんな
よしこのことが大好きで


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ニホンザルのメス猿の母性は
素晴らしいな・・・と思いました。


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もちろん
こゆきともすぐに仲良しになりました。


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その昔
(おとり猿》だったよしこも

今では
避妊手術も終わり3歳の成獣です。



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ひさこのことも
最初からかわいがってくれました。

よしこもひさこも

本当のお母さん猿に抱かれた経験は少なく
記憶もほとんどないでしょうが

その分
後方支援隊の皆さまのお蔭で

危険のない
安全な生活を送ることができていることに

私は感謝しています。


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最後に
私の携帯電話の待ち受け画面です。


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あきら&田原
よしこ&中谷

記念撮影をしようとして
失敗した写真です。