from : ねこかます
2014年の初春、猫の巡回を始めた頃。
駅から住宅街を通って家に帰ろうとしていると、その猫に会いました。
シャムっぽくて人懐こく、触るとゴロゴロ言う…飼われている猫…?
首輪の跡っぽいのがあるので、この辺の外飼いの猫なのかなと思いました。
体も小さいし子猫だろうから、野良ではないだろうなと。
懐こいのにおとなしいと思ったら、どうやら声が出せないようでした。
次の日、同じエリアでまた会いました。
様子を見ながら歩いてると、割とどこまでもついてきます。
さすがに迷子になったら困ると思って、元の場所付近まで戻って撒いた記憶があります。
そんな事が何度か続いたので、その一帯の住人の数人にこの辺のお宅で飼われてる猫なのかと聞きましたが、誰も知らないとの事。
そしてある時から一切見かけなくなりました。
その二か月後。
茶トラ兄弟たちのいる公園付近にその猫はいました。
最初は似た猫か?と思いましたが、その猫の方がこっちを覚えていたらしくスリスリと甘えてきました。
そしてやはりどこまでもついてくるその猫。
車の通りもあるし、いっそ公園であれば安全か…と思いましたが、別の猫に遭遇して逃げてしまいました。
その二か月後、麿白がうちに来てから10日後のこと。
茶トラ兄弟の去勢を持ちかけてきた人から「家の前で衰弱して倒れてたシャムっぽい小さい猫がいて保護したから見に来てくれないか」と電話がありました。あの猫か!とピンときました。
その猫はそのお宅の家族になりました。
聞くと、他の猫関係の知り合いを二人経由してた事もわかり、みんなが驚愕しました。
検診の結果、避妊済みで実は結構高齢とも判明、どうやら捨てられた猫だったようです。
その間も色々あってうちで預かったり、網戸を破って外に出てしまったかと思ったら持ち前の懐こさを発揮して警察に届けられて無事帰宅するなんて事もあったそうです。
そんな彼女も、2018年初め頃から体調を崩し、検査の結果腎不全と診断されました。
飼い主さんも治療、輸液、通院と献身的に取り組んだのですが、先週の時点で獣医さんに「もうできる事はない」と言われる状態になりました。
その時点で連絡を貰い、週末に訪ねる事に。
やせて動けませんでしたが、自分や他にも縁のある人の事も認識しておぼえてるようでした。
待っててくれたのかなと話したものでしたが。
それが昨日。そして今日の午前中に、息を引き取ったそうです。
数奇な生涯を歩んだその猫。しんどい事もいっぱいあったと思うけど、それ以上に最期までご家族やみんなに愛され、自分にとっても最も思い出深い猫のひとりです。
チョコさん、安らかに。
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