2018年8月29日水曜日

広島本部・8月29日

広島本部・8月29日
from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ

広島市の農林課による
1年に1回の

ニホンザルのあきらの
「飼育状況確認」が終わりました。


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ニホンザルを飼育するには
行政機関の許可がいるのですが

広島市の場合は
3年前のうちのあきらを最後に

「ニホンザルを飼うのはやめさせよう」
・・・と決まったとかで

広島市に限り
どんな手続きを踏んだとしても

ニホンザルの飼育の許可は
出さないんだそう

『じゃあ広島市は

どんなに
困っているニホンザルがいたとしても

絶対に助けちゃいけん!
・・・と言うのか?』

「その通りでございます」

気持ちがええ!
そこまで言われると

わたくし余計に
ニホンザルを助けたくなりますわよ(笑)

・・・って
私思うんですけど・・・

野生動物は保護しちゃダメ!とか
野鳥は保護しちゃダメ!とか

なんでもかんでも
ひとくくりにしないで

ケガが治るまでならO・Kとか
ちゃんと飼育するならO・Kとか

幅を持たせて

《ちゃんと飼育しているか

農林課が
監視すれば済むんじゃん!》

私に言わせれば
私がニホンザルを飼育することよりも

汚いとこで死ぬ手前まで産ませている
繁殖屋とか

仔犬や子猫などの命を売る
ペットショップが方が

よっぽど《悪》じゃし

行政ならそっちを厳しゅ~に
取り締まるべきです!!

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みなしごバス
お猿さんエリアで遊ぶ

あきら&私



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3年前
「子猿を引き取ってほしい」

・・・と
頼まれて引き取った私は

そのまま依頼人の話をうのみにして

あきらを
子猿として育てました。

・・・なので当時は

噛まれても『子猿だから』
噛まれても『子猿だから』

・・・と

くじけずに
毎晩あきらを抱いて寝たものです。

お蔭で
あきらとの関係もうまく築け

あきらが
2歳(私の計算で)になったころ

ニホンザルの研究の第一人者
清水教授のもとを訪ね

あきらの
去勢の時期を尋ねました。

すると
清水教授はあきらを見るなり

「見たところ
あきらくんは4歳半だから

そろそろ
去勢してもいいですよ!」

・・・と

あきらの実年齢が
2歳以上もズレていたことに

私と田原君は
おったまげました。

私を噛んでいた猿は
子猿ではなく

2歳半の青年猿だったのです(笑)

ど~りで
ひどいアザになってたわけじゃ(笑)




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なんのしつけもしないまま

『噛まれても寝るときは一緒に』

これだけを続けていたら
あきらは自然といい子になり

今では

あきらに襲われるとか
あきらに噛まれるとか

私には
まったく想像ができません。

あきらは今でも毎夜

私の首に手を回して
私にべったりくっついて寝ます。

首に手を回すのは
ただ単に

私の体の中で
そこが一番細いからですが(笑)

こんな
かわいらしいお猿さんが

山で困っていたら
そりゃ~私は助けたいでしょう!

命を助けようとしているのに

法律とか条令とか
偉い人が都合よく作ったきまりごとが

それを
邪魔をするのはおかしいでしょうよ!




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今現在
日本に存在する野生動物の中で

一番食べるものがない種は
ニホンザルです。

ニホンザルは

食べ物を探すためだけに移動し
食べ物を探すためだけに

生きています。

・・・だからニホンザルは毎年
子猿を産まないのです。

私は

あきらだけが
幸せになればいいなんて思っていません。

日本中のニホンザルが
みんな

人間から嫌われることなく

毎日
食べ物が見つけられればいいな

・・・と願っています。


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凶暴だと言われている
ニホンザルとて

私たちと同じ《哺乳類》です。

一緒に暮らしたこともない人が
騒いでいるだけで

凶暴だと言われている
ニホンザルは

本当は
心の優しい動物なのです。



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ニホンザルを飼育するには

鉄製の2重檻の中で
鍵をかけて飼育せねばなりません。

そんなね
《心のない冷たい》飼い方をして

どこに《愛情》が生まれるの??

私は
《この飼育方法》に対しては

全身全霊で異議を唱えています。




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サイワイなことに

広島市の農林課の
特定動物の飼育許可担当の職員は

こぞって
動物に優しい人ばかりで

そこだけは私も
かなり助かっています。

今回の視察も
気分が良かったので調子に乗って

『鹿も見る?』
UPAちゃんもお披露目しました。

職員たちは

「かわいい」「かわいい」
・・・と騒動していました♪

かわいいですよ!
猿も鹿も・・・

人間以外は
みんなかわいいです♪♪

ハイさいなら!また来年!


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また獣医に対して
腹が立つことがありました。


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飛びかかって来るぐらい
人に馴れていない子が

耳から血を流していると保護され

1ヶ月も《動物病院》に入院して
その間に

手術だ消毒だ去勢だなんだ・・・で

都合5回も
麻酔をかけられたのちに

うちに来ました。


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路上にいたシロくん

この状態で
やさしい人に発見されて保護されて

病院へ
連れて行ってもらったのですが


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入院先の病院からは
治療経過の写真等があり

この部位を
トリートメントして縫合したとか

書いてありましたが

手術から1ヶ月も入院治療をして




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うちに来たときの写真です。

《耳のケガ》で
《1ヶ月も入院治療して》

それでこの血膿???

ぜんぜん
良くなってないじゃん

むしろ
腫れ具合は悪化しとるじゃん

その原因は

まったく《おかどちがい》の治療をしたから
・・・だと私は思います!



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私が書いた記録本
【鼓動】を持っている人は見てください。

【鼓動】の後ろ表紙


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私が
何万枚もあった写真の中から

選びぬいた写真です。

警戒区域内という
特殊な場所での保護活動の難しさと

自分の不甲斐なさを思い知った
この1枚の写真



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福島原発20km圏内にいたときの
ならちゃんです。

右耳が欠損して血膿が
べったり出ているのに

この《凛とした姿》

これぞ
誰にもこびない野良猫の強い姿です。

この時に
私が捕獲できておれば・・・

・・・と
悔やんでも悔やみきれない写真です。



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【鼓動】にも書きましたが
ならちゃんを発見して捕獲するまでに

相当な時間がかかり
その間に病状が進行してしまい

結局私は

ならちゃんには
何もしてあげられませんでした。


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白猫に多発する
悪性度の非常に高い扁平上皮癌

その中でも

耳介に発生した場合のみ
発見が早ければ

大きく切り捨てることで
命を守ることはできると言われていて

現に栃木拠点には
耳を大きく切り落とした後に

転移もなく
普通に暮らしている子が2匹います。




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マンモンくんと


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チャミくん

大きく切り取るからかわいそうですが
死ぬよりマシです。



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シロくんも

ケガだと判断して
トリートメントして縫合するより何より

大きく切り取るべきじゃった
・・・と私は思います。

おまけに
飛びかかってくるぐらい気の強い子に

退院直前に
血膿が出るからって

『耳の中にガーゼを入れとるし!』

何がしたいん???

こんなに血膿が出てたら
耳の中でガーゼが腐るじゃんか!!

1ヶ月の入院期間中に5回も
麻酔をかけて処置して

その後の
シロくんはど~したらええ?

また麻酔をかけて(6回目の)
ガーゼを取り出すの?

それとも
馴れてくれるまで待つの???

もうね
できないなら獣医をやめてよ!

1ヶ月の入院費を支払って
うちに《有料で》連れてきた人の気持ちと

シロくんの今後を返して!!

私のこの怒りはどこに???