from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
ここ２～３日、少し食欲が落ちている長老キキさん（サビネコ♀２１歳）。
今朝もカリカリとウェット両方入れたご飯を残した。
そのあと少しして大声で鳴くので、ウェットをあげたが食べない。
種類を変えてみたが、違うという。
また少しして大声で鳴くので、ブラッシングとマッサージしたら満足そうにしていた。
それでもまたしばらくして大声で鳴く。
食欲が落ちるとカリカリを食べなくなるので提案してみなかったのだが、もしやと思って出してみたら、「それそれー！」とガツガツ食べた。
キキさん、「もう２１年も一緒にいるのに、まだわからんのか」とちょっとご立腹だった。
要求があるときは、犬も猫も人間のほうをしっかり見る。
ちょっと目をそらしたりしても、回りこんできて見たりするのだ。
そういうときは強い要求があるということなので、どうしてほしいのか正解を見つけよう。
犬の場合は、おなか空いた、散歩、撫でて、ちょっと横に来てなどが一般的だ。
とくに、フルタイムで働くなどで長時間留守番している犬は、「とにかくここに来て座ってよ」と言っていることがよくある。
人間のほうは、食事の支度などで忙しいことがあるかもしれないが、少しだけ隣に座ってのんびりすると、犬は満足してくれる。
家事などはそのあとすればいい。
これははっちゃん（秋田MIX♂４歳）が、「散歩行こう！」と言っている顔だ。
わたしが散歩の準備をしているので、希望に満ちた顔になっている。
そのうちに行けるとわかっているので、しつこく要求することはない。
わたしがバナナを食べているとき、パソコンに熱中していてはっちゃんにあげるのを忘れていると、キーボードを打つ右手にあごを乗せて、わたしの顔をガン見してくる。
そんなときは、「あ、ゴメンゴメン、忘れてた」と言ってバナナを一切れあげる。
犬猫の要求は、とてもつつましいものだ。
聞いてあげたからと言って、「つけあがる」とか、「わがままになる」などということはない。
むしろ、待たせたりじらしたりしてイライラさせるほうがよくない。
満足したら落ち着くのだ。
かれらが何を望んでいるかすばやく理解して、迅速にかなえてあげよう。
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