from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
気温は高かったが湿度が低いのでとても快適だ。
ネコさんたちには適温だが、大型犬たちはちょっと暑いようで、日陰に避難していた。
最近、保護犬ピーちゃん(パピチワ♀10歳)が機嫌よくしていることが少し増え、今朝もニコニコで起きてきて、日なたぼっこを楽しんでいた。
犬でも人間でも、心の傷が癒えるのには時間がかかる。
なので、わたしはとくに積極的に働きかけたりはせず、そっとしておくようにしている。
自分自身もそうされるのが一番だと思うからだ。
安全な場所で、静かにゆったりと過ごしていると、少しずつ回復していく。
ピーちゃんは、もともとひどい噛みつきがあった。
最初の飼い主のところでは、ずっとケージに入れられていて、散歩にもほとんど連れて行ってもらえずに、ネグレクトされていた。
けんかが絶えない家庭にいて、悪意を一心に受けてしまった感がある。
ピーちゃんを買って来た父親が、なぜかトリミングだけ頻繁に、かつ無理やり行っていたため、お手入れ関係がトラウマになっている。
人間には噛み付こうとしていたピーちゃんだが、犬猫を噛もうとしたことはない。
うちに来てからは、軽く歯を当てたことが数回あった程度である。
ピーちゃんは、人間にさんざん嫌なことをされて、せいいっぱい「嫌だよ」を伝えたのに聞いてもらえなくて、挙句に噛み付きで対処するようになってしまったのだ。
最初の飼い主の元に6年いて、その間に噛み付き行動がすっかり定着していたが、それでもこのように改善する。
犬が嫌がるようなことを一切せず、無理強いせずに、安心してくつろげる環境を整えて、あとは見守っているだけで十分だ。
犬が噛み付くのは、「嫌だ、やめて!」の強い表現であることが非常に多い。
もちろん中には、脳の病気などのケースもあるが、そういうのは稀である。
噛み付かれると飼い主はとても落ち込むが、噛み付きは、「助けて」、「つらい気持ちをわかって」のSOSなのだ。
もし犬が相手を傷つけるつもりで本気になって攻撃してきたら、超小型犬でもないかぎり、飼い主は重傷を負うか場合によっては死ぬだろう。
狩りの達人マルちゃん(大型犬MIX♂8歳)だったら、迷わず喉を狙って一撃で仕留めると思う。
だが、犬たちはそういうことはまずしない。
噛み付きによる死亡事故件数は、きわめて低いのである。
多くの飼い主さんが悩んでいる噛み付きは、生死にかかわるような噛み付きではなく、ちょっと赤くなる、皮膚の表面が傷つく、穴が開くという程度のものがほとんどだ。
ということは、犬は噛みつく力を強く抑制しているということである。
わたしには、犬がこんなこと本当はしたくない、けど自分を守るためにやらざるを得ないというところで葛藤しているように見える。
噛みついたあとぺろぺろ舐める犬もいる。
もし相手を傷つけるのが目的だったら、そんなことはしない。
舐めるのは、自分と相手を落ち着かせるカーミングシグナルである。
相手に向けられているときには、友好的な意味も含んでいる。
ところが、ネットで正反対の解説を目にして驚いた。
飼い主の手などを噛んだあとに舐めるのは、逆らったら許さないぞというアピールだというのである。
だから、しつけやトレーニングで上下関係をしっかりと構築しないといけないと続く。
カーミングシグナルという言葉が広まった一方で、こういう無理解も横行している。
なので、まずは自分で犬のボディランゲージと表情をよく観察してみよう。
なるべく細かく見ていくと、だんだんわかってくると思う。
そして、犬は折あらば人間よりも上位に立とうとするものだ、といういびつな犬観に引きずられないようにしよう。
犬はわたしたちの友である。
友を友として尊重したいものだ。
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