from : ボルゾイな生活
夕方の海岸を散歩していると、時々片手に棒を持って杖のようにして散歩しているおじさんに会う
カイ君達を放流中に海岸に現れると、もしかして近寄ったときに棒で殴られるのではないかと心配になり、おじさんの姿を見つけると急いでカイ君達を呼び寄せリードをつける
今日の海岸で、ユリさんはユリ母が流木ゴミを拾って集めているそばを離れずにいた
カイ父は陸ぼんの歩行練習をしていて、カイ君は波打ち際でたそがれていた
そんな訳で今日はうっかりと、このおじさんが海岸に来たことを気付かずにいた
ふとユリ母の方を見ると、流木をぶら下げて松林の近くに運んでは積み上げている
ユリさんがいない
視線を移すと、ユリさんが少し離れてユリ母とは反対の方向を見つめている
ユリさんの視線の先には、おじさんが棒をぶら下げてユリさんに向かって歩いてくるではないか
ユリさんはおじさんを見つめたまま、その場に止まっていた
カイ父とユリさんは30mほど離れていて、おじさんはユリさんの5mぐらいまで近づいている
ユリさんは他人に危害を加えることは無いが、
棒を持って歩いてくるおじさんにはどんな態度をするのだろうか
それよりも、このおじさんが悪い人で、『こんなところで犬を放すな!』と怒ってユリさんを棒で叩くような最悪の場面になったらどうしようと不安になった
しかしこの後予想を裏切ることが・・・・2つも
その1
ユリさんが頭を下げてそのおじさんに近寄り、スリスリした
おじさんは腰を落としてユリさんの顔と同じ高さに視線を合わせ頭を撫でるのだった
少し離れてその様子を見たカイ父は胸を撫で下ろしたのです
その2
その場に向かって歩いていって、そのおじさんの近くにたどり着いたカイ父
ユリさんを撫でているおじさんがこちらを向いた
なんと、今までずっとおじさんだと思っていた人は
おばさんだった(爆)
このおじさん、いや、おじさん改めおばさんはカイ君のほうを見て手招きをした
頑固じじいになったカイ君は大声で呼んでもなかなか戻ってこないのに
おばさんの手招きにホイホイ近づいて嬉しそうに頭を撫でられていた
棒を持って胸を張って砂浜を歩いていたおじさんは犬が近づいたら絶対怒ると思っていた
それにそんなに厳つく見えるおじさんが、実はおばさんだったなんて(笑)
人は見かけによらないものです
このおばさんはとても犬が好きなようで、毎日出会う陸ぼんの足の怪我を心配していたようだった
カイ君の頭を撫でながら、足の震えを心配したり
我が家の飼育環境にも興味があるのか
『室内に3頭いるのか?』とか『家は広いのか?』などたくさんの質問をした
ずっとカイ君達を気にしていたようだった
そして最後にとんでもないお願いをされてしまった
その前に2014年5月の記事(カイ君¥200万円也)を覚えていますか
カイ君を譲って欲しいと(笑)・・・・・大騒ぎした記事だったけど
見てない人は、先にこの記事を読んでください
おばさんのお願いは
『どれか1頭譲ってちょうだい』
『5万円出すから』
笑いながら申し出を断っておばさんと別れた
おばさんは棒を持って男らしく優々と去っていった
2年半前200万円だったカイ君の譲渡価格
いまや我が家のボルゾイは1頭5万円にディスカウントされてしまった
散歩を終えて自宅に帰る
さあ、家に帰ってどの子にしようか家族会議しましょうか
あなたかな?
それともあなたかな?
あなたは返品されるといけないので・・・・
にほんブログ村
にほんブログ村