2016年8月2日火曜日

シニアになっても犬に聞く

シニアになっても犬に聞く
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

犬猫の朝ごはんが終わって、散歩に行こうとしていたら、雨が降り出した。

どんどん雨脚が強まり、すぐに土砂降りになった。

雷まで鳴り出したので、みんなわたしの周りに集まってくる。

ルルさん(ヨーキー♀11歳)が震えだしたので、ベッドに移動して一緒に横になった。

そしてそのまま二度寝。

起きたときには小止みになっていた。

どんよりした天気で、湿度も気温も高かったので、キキさん(サビネコ♀20歳)は食欲がいまいちだった。

こういう気候はお年寄りにはつらい。

普段はドライが好きなのだが、食欲がないときは、ウェットフードしか食べなくなる。

あまりに食欲が落ちたら、脱水を防ぐために輸液をする。

そのあたりも、本人の様子を見て、希望を聞いて対応していく。

よく、高齢犬猫の接し方やケアについて聞かれる。

だが、特別なことは何もない。

PONOPONOでは、「犬(猫)に聞く」のが大原則なので、様子をよく観察して、犬猫がしてほしいということをしてあげるだけなのだ。

キキさんは自分でグルーミングをしなくなったので、死毛がたまってくる。

本人も鬱陶しそうにしているので、定期的にブラシをかけてあげる。

爪とぎもしないので、鞘が取れず厚くなっているので、爪切りで取ってあげる。

籐の椅子がお気に入りで、ほとんどそこで寝ているから、風が入る場所においてあげる。

若いころとはフードの嗜好が少し変わったので、高品質なもので食べてくれるものをさがす。

様子を見ていればわかることばかりだ。

ルルさんも11歳なので、すっかりシニアだが、行動はほとんど変わらない。

キキさんにしても、こうした変化が現れたのは、ここ2年ぐらいのことだ。

シニアになったら、人間と同様に病気リスクが高くなるので、半年に一度は健康診断をしたほうがいい。

日ごろからストレスが少ない暮らしをしていると、免疫力が上がって病気にもかかりにくくなる。

病弱だったルルさんも、年々元気になって行った。

シニアだから特別なことをするというよりも、日々の暮らしを快適なものにしてストレスを減らし、犬猫の様子をよく観察することが大事だとわたしは考えている。

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