2016年3月30日水曜日

留守番ストレス

留守番ストレス
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

今日は用事があって東京往復してきた。

新幹線を使うと、ドアtoドアで2時間強で行ける。

高速バスだと3時間かかるので、高くても新幹線で行く。

用事に1時間ほどかかってしまったが、6時間かからずに戻ってこられた。

犬たちものんびり留守番していて、とくに変化なし。

留守番時間が6時間を越えると、ストレス行動が増加することがわかっている(Martina Scholz, Stress in Dogs)。

わたしが観察した結果も同じだ。

6時間未満だと、余裕で待っていられるし、トイレも大丈夫だ。

マルちゃん(ドゴMIX♂7歳)は日中はずっと外にいるのでいいが、ピーちゃん(パピチワ♀9歳)とはっちゃん(秋田MIX♂3歳)は、いつも庭で排泄する。

排泄の我慢は、6時間程度と言われているので、そのためにも6時間以内を目安にするといい。

室内トイレはあくまでも人間の都合なので、それを強要しないようにしよう。

ちなみにルルさん(ヨーキー♀11歳)は、外恐怖症の時期が長かったので、室内で排泄している。

庭に出してあげると、するときもあるし、しないときもある。

そういう子は、本人の希望を尊重してあげればいい。

よく考えずにフルタイムで働いているにもかかわらず犬を迎えてしまった人は、シッターに来てもらうという方法もある。

その場合は、犬がその人をよく信頼しているということが条件となる。

事前に仲良くなってもらってから頼もう。

そういう人もいないとか、犬が知らない人を怖がるなどの理由でシッターにお願いできない場合は、長期計画で留守番時間を少なくするように考えてみよう。

近所で犬を見てもらえる人を探すとか、勤務形態を変えるとか、仕事を変えるとか、すぐにはできなくても、なにかいい方法があるかもしれない。

留守番のストレスは、人間が思っているよりも大きく、また生活の質にも大きく影響する。

留守番が多いと、トイレでない場所に粗相する「不適切な排泄」が増えるが、これは典型的なストレス行動である。

嫌がらせだと思っている人がときどきいるが、違うので注意しよう。

ストレスを少しでも軽減できるよう、あきらめずにいい方法を探そう。

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