2020年11月5日木曜日

腎不全の個体差 20201105

腎不全の個体差 20201105
from : ねこかます

今まで、闘病中も含めて5匹の腎不全の猫と生活を共にしています。

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我が家の主猫・麿白。
たまたまエコーで腎臓の変形が見つかり、その後詳細な検査で腎不全ステージ2から3の間と言われ、現在は3くらい。腎臓が片方全く機能してないですが、進行はかなり緩やかだと思っています。

それはひとえに、食事は活性炭入り療法食のみ(ごくたまに馬刺しやローストビーフの赤身)、各種サプリメント、セミントラなどの投薬、嘔吐があればすぐに食道保護薬、定期的な通院など、治療におけるメニューを麿白自身がほぼ100点満点で受けてくれているからだと思ってます。
あとは、もともとが快便体質なんですね。活性炭入りのものを食べても毎日大便します。
もちろん、進行していくに連れて便秘にもなるのですが…。


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そして、ベテラン地域猫だったつよし。
生きてるのが不思議と言われる前に会ったのはその2ヶ月前でしたが、その時は少し痩せたかなとは思うもののまだふっくらしていました。2ヶ月でガクッときてしまったようです。
これはやはり、進行してても食事などが通常だったのと、我が家で判明した事ですが、馬尾症候群という、便を出そうとすると激痛が走るという状態が重なった事が、急な進行につながったのではないかと思ってます。
とはいえ13歳なので、致し方ない部分が多いともいえそうです。

その後の涼珠も腎不全でしたが、どちらかというと腸周辺にできた腫瘍が、直接の死因となったようです。

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そして2016年に保護した地域最強のボス・黒皇。
見つかった時は水溜りに溺れるんじゃないかというくらいのふらつき具合。

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ですが、黒皇は保護から7ヶ月がんばりました。
もともと飼い猫だったそうで、その分、身体のダメージが少なかったんじゃないかと思ってます。

ただ、黒皇は療法食は一切食べない、投薬と輸液からは逃げ回る等なかなか難儀で、これらを受け入れてくれたら、もう少し頑張れた気がします。

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そして現在、終末ケア中に元・ボス茶トラことチャー坊。
画像は2017年冬の保護直後療養中のもので、この時はまだ腎不全ってほどではありませんでした。

チャー坊も、療法食を食べない、投薬輸液通院から逃げ回るというなかなか難儀な感じでした。
もともと便秘しがちな体質のようで、活性炭のサプリメントを飲ませたらすごい便秘になってしまい諦めた事がありました。油やパラフィンも嘔吐してしまうという。
これがやはり大きかったように思います。

黒皇と違い、逃げ回ってるところを捕まえて病院に行き、摘便してもらって楽になるというのが解ったらしく、それ以来通院や投薬をそれほど拒まなくなりました。

どう見ても貧弱な麿白が割と進行が緩やかで、強い猫たちが急に進行してしまう。
体質、生活習慣などでの進行の個体差は本当に違うなと。
療法食・投薬・各種処置を通り一遍の事をやった上で、ポイントは便通になるような気がしてます。





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