from : ねこかます
四護(よんご)/誰だよお前
推定2009年頃産まれ?
呼び名は「四護」「誰だよお前」「クロちゃん」など。
当アカウント回りや動画では「四護」が一般的であるが、これは野良時代の呼び名「モノクロ(茶トラ)の4号」が、我が家で預かった際に転じたもの。
付けている首輪は四護をずっと現地でお世話してくれた方の手作りのもので、その刺繍の「KURO」はその方とご家族からの呼び名「クロちゃん」に由来する。
元々は住宅地のどこかで世話されてた猫だったらしく、2014年8月にある猫を去勢しようと捕獲機を仕掛けてる所にかかってしまい、その際に「全然違う猫じゃねーか。誰だよお前」と突っ込んだのがきっかけで、当アカウントでは何かやるたびに「誰だよお前」と四護に突っ込むのがお約束となっている。
捕獲機にかかった猫は通常こちらをみると逃げ出すものなのに、それ以降もなぜか自分を付け回して遠くからずっと凝視するという謎行動を繰り返したので、その都度「だからお前は誰なんだよ」と突っ込むのが2015年くらいまでずっと続いていた。
なお、捕獲機にかかった際に病院に連れて行くも、耳カットはないのに去勢済みであった。
その後は我が家の参瑚たち茶トラ3兄弟となぜか合流、公園の老猫一家を無血開城させてボスにおさまるなど、実はとんでもなく頭が良くて胆力のある猫であった。
また非常に愛嬌があり、通いの家も多数持って付けられた名前も「クロちゃん」「ノラクロちゃん」など多数持つ、地域で愛された猫でもあった。
しかし一方で敵とみなした猫には容赦なく冷徹であった。
我が家の参瑚も四護に仕掛けて敗れ縄張りを追い出される事となったり、他の猫も同様に追い出して寄せ付けなくしたりと、四護の縄張りエリアは猫が増えず、極めて平和なのだった。
2016年頃から、あるお宅を中心に暮らすようになり、そのお宅の方に何かあれば病院に連れて行って治療、口内炎があれば抜歯手術までしていただき、冬の時期はあがりこんで暖をとったりと大変お世話になる。ただ、どうしても縄張りの巡回は止められず、そこで他の猫や獣と戦い大怪我をする事もしばしばであった。
2020年3月末、四護がフラフラになってる所を世話人の方が病院に連れて行った所、猫エイズと猫白血病が両方陽性、重度の貧血で「何もしなければ余命2週間」と告げられてしまう。
終末期の療養の為の隔離が難しい世話人の方のお宅から、当初は家猫生活やケージに慣らすという目的で四畳半の部屋を専用で確保できる我が家で預かったが、新型コロナの喧騒などで当面我が家で預かる事になり、さらに回復を見せた為にケージからも開放、今では毎日の複数種類の投薬と定期通院をしつつ、家猫生活を存分に満喫してるようである。
なお、感染症の為に普段は他猫とは厳重隔離である。
今では月一回ペースでお世話になった方々に会いに里帰りも果たすようになりつつ、隠居生活を続けている。
あの時、本来は嫌うであろう自分を凝視していたのは何かが見えていたからなのか。
猫の不思議さをわかりやすく体現する、実に稀有な存在である。
だから、誰だよお前。
ランキングに参加しています。1日1クリック、なにとぞ おねがいしますm(_ _)m