from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ
犬猫みなしご救援隊の
広島本部がある場所は
安佐南区と安佐北区の境目にある
タヌキ・キツネ・テン・イタチ
イノシシ・ニホンジカなどの
野生動物も普通に暮らしているような
山と川だけの静かな場所です。
そんな田舎なのに
スピードを出して車をかっ飛ばして通る
行儀の悪いヤツがたくさんいて
いつだって野生動物たちが
その犠牲に遭っています。
・・・いや・・・むしろ・・・車の運転に関しては
都会の人より田舎の人の方が
行儀が悪いです。
なんででしょうねぇ・・・
田舎の方が
大海を知らない《俺様バッタ》が多いから
・・・かな
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
車にハネられた子鹿の
CHIKAを保護した次の晩のこと
子猫の最後の授乳が終わり
みんなが帰ったのが夜中の1時過ぎ・・・
その後3秒で爆睡していた私の耳元で
携帯電話が鳴っていましたが
『夜中ぐらい寝かせてくれや!』
・・・と思いながら無視して寝ました。
それから時間にしたら30分ぐらい後
「中谷さん!中谷さん!」
・・・と女の人の声が聞こえ
私は夢の中で起きて相手をしました。
・・・けれどそれは夢だから
私の耳にはまた再び
「中谷さん!中谷さん!」
・・・と女の人の声が聞こえ
目を覚ますと
電気もついてない真っ暗な部屋の
私の枕元に
うちの者が正座して
「中谷さん!起きてください!
申し訳ないですけど起きてください!」
・・・と言っていました。
何?何?何があったん?
「それが・・・
私の前に斎藤さんが走ってて(車で)」
え??斎藤君が事故したん?
・・・と驚いて起き上がったら
「違うんです!
鹿がハネられていて・・・」
鹿?鹿?鹿の話???
・・・で
その鹿は生きとん?
「生きとるんですよ」
ほいなら私に言うまでもなく
ここへ連れて来んさいや!
「それがUPAちゃんより大きいオスで
重うて2人じゃサゲれんのです」
そんなもん
《か弱い》私が行っても何もできんし
成鹿でも5~60㎏じゃろ
お米2袋じゃん
シーツに乗せりゃ~鹿は暴れんけん
あんたら若いのが2人で
頑張りんさいや!
・・・と現場に戻らせました。
帰って来た2人に話を聞くと
結局・・・巡回中の警察官が
運ぶのを手伝ってくれたみたいで
それでも
えんやらやっとだったそう・・・
正面からぶつかったみたいで
ツノが折れていました。
折れたツノは
探したけど見つからなかったらしく
それだけでも衝撃の大きさがわかります。
「車の破片もいっぱい落ちていました」
そりゃ~田舎道を飛ばすけぇよ!
バカじゃろ!
しかも
鹿をハネといてそのまま逃げるとか
考えられんけん!
ツノが残っていたら年齢がわかるんじゃが
これじゃわからん・・・
痛そうじゃが
もしかしたら
ツノが犠牲になって守ってくれたかも
そんなにこの子のダメージはないかも
・・・そう思いながら応急しました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
翌朝
成鹿の様子を見に行くと
近づいても起きないぐらい
ぐっすり寝ていました。
車にハネられた時の恐怖から
車に乗せられた恐怖
うちに来て私に触られた恐怖
オリに入れられた恐怖まで
色んな恐怖が
短時間の間に襲ってきたので
よほど疲れたんだと思います・・・
明るい中で
再びケガの具合を見るために
かわいそうですが起こしました。
立ち上がりました!
あれ・・・4本足で立っとるし!
ゆうべは左前足を
骨折していたと思うんじゃが・・・
待っていたら
やはり・・・左前足を上げました。
鹿のように草食動物で
捕食される立場の動物は
病気やケガを表に出しません。
出したらやられますからね
夜中に青い薬を塗ったのに
もう青い色が取れとる!
それぐらい夜の間も
出血していたのだと思います。
・・・で
この成鹿を診た増田院長の見解では
「ギブスでイケるよ」・・・とのことで
1ヶ月か2ヶ月かギブスをする・・・
もちろん
その間はうちでお世話をする
そしてその後に
山に返すかどうかはその時に判断する!
私は
まだ来ぬ未来のことは悩まない主義
・・・なので
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ひと晩先に保護した
負傷子鹿のCHIKAの様子を見ると
顔色もええので
草むらに抱っこして連れて行きました。
CHIKAの場合
レントゲンで骨盤骨折が判明したから
自分で食べるようになったら
整形手術をすることにしました。
いずれにしても
鹿は反すう動物だから
何か食べていないとお腹にガスがたまって
ええことにはなりません。
そんなこんなを考えたら
2日経ってまだ強制給餌
・・・ってわけにもいかんし
運のいいことにCHIKAはまだ子鹿
もしかしたらまだ
母鹿のお乳を飲んでいた可能性もあるので
昨日から《勝負に出て》
ミルクを飲ませることにしました。
これはUPAを育てながら
気づいたことですが
子鹿は
《絶対的に信頼している人》からでないと
絶対にミルクを飲みません。
その代わり
《絶対的に信頼している人》の言うことは
なんでも素直に聞きます。
授乳だ成功したら
一気に近づけるじゃん♪♪
子鹿の授乳なら自信もあるし
ヨシ!!
最初はイヤがっていましたが
ナチュラルプラスのヤギミルクがウマいのと
私の授乳がウマいのと(笑)で
100㏄ほど飲みました。
あら・・・CHIKAちゃん
こんなオバサンにだまされたのね(笑)
ミルクの次は美味しいものから
まずは
全ての草食動物が大好きなバナナと
水分補給だけでなく
夏に必要な栄養素が豊富なスイカ
私は敵じゃないよ!
私はいい人だよ!
・・・これをアピールするには
まずは美味しもの
そして
やたらと近寄らない
サッと逃げるなど《クールな態度》
これだと
たいがいの男は落とせます!
あ!違った!
たいがいの動物・・・でした♪♪
冗談はさておき
野生動物や野犬や野良猫など
人に馴れてない動物を保護する時は
やたら近寄らず
静かにさせることはとっても大事です。
どんなに美辞麗句を並べたって
言葉は通じないわけだから
そばでゴチャゴチャしゃべったり
やたら撫でまわしたり
そんなことは絶対NGなのです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
それにしても腹が立つ!!
田舎道を飛ばすな!
「こんな時間に人はいないだろう」
そんな自分勝手な思い込みをするな!
仮に人間がいなくても動物はおる!
動物を車でハネて逃げるな!
逃げずに病院へ連れて行け!!
あら・・・野生動物を車でハネた後に
連れて行く動物病院がない・・・
そっか・・・
これも《大きな社会問題》じゃね
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
呉市のセンターに行ってきました。
呉のセンターには
ええことが書いてありました。
ホンマにそう・・・
大切な命です。
責任をもって育ててください。
望遠で撮ったのでボケてますが
収容されたばかりの全盲の犬
収容期限を過ぎても
飼い主が現れなかったら
うちが引き取ることにしました。
目が見えない大柄な老犬・・・
これ系はうちは得意でしょ
お年寄りパラダイスですもん♪♪
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