from : ボルゾイな生活
昨日コメントにも書いたのだが
イヌがいつの時代にオオカミと別れて家畜化の道をたどったのか
諸説あるからカイ父にはわからないが
1万年も前からヒトと暮らしてきたといわれているイヌ
最初はヒトの食事の残りをあさりに来たのか
当時のヒトもイヌを見てかわいいと感じてエサを与えたのかもしれない
そのうちヒトとイヌは共同で狩りをしたり、使役に利用されたりして、だんだんと家畜の道を歩んだのだろう
ヒトの意思を理解するイヌは重宝されて子孫を残していくし
ヒトの役に立たないイヌは食事も与えられず追放されただろう
ヒトもイヌをその用途に応じて取捨選択の繁殖によって改良し多くの犬種を生んだ
イヌはこのようにヒトに必要とされることによって、自分たちの種族の繁栄をヒトにゆだねてきた
ヒトの役に立つことで食事と住居を得てきた
いうなれば、ヒトの役に立つことによって生存権を確保し、種族を保存する道を選んだのだ
しかし、それも昔のことだ
今ではヒトとイヌはその立場を変えた
イヌは全くヒトの役に立たないばかりか
ヒトはシャンプーやブラッシングなどの身だしなみの手伝いをさせられたり
散歩と称して健康管理のための運動の手伝いをしたり
ヒトよりも高価な食事を用意させられたりするようになった
かつての家畜時代には考えられないほど逆転して
働かずに昼間から寝てばかりのイヌの世話を、ヒトがさせていただく時代になったのです

おそらくイヌ族は、1万年前からこんな日が来ることを目標にしていたのか
それともイヌ族には当たり前の常識だったのだろうか
長かったイヌ族の作戦は、現在こうして大成功に終わりましたとさ
そんな歴史を学ぶために、今日は図書館で本を借りた

夕方は、イヌの健康管理の時間

イヌ①とイヌ②が自由に運動する周りで、ヒトはあたりを警戒してイヌの警護に抜かりなく過ごす

砂浜を歩いて、さあ堤防に上がるその時
女性世話係の声がした
『落し物したので砂浜を引き返します』
砂浜を、落し物を探しながら戻ります
するとイヌ①がそれを発見した


こんなイヌ優位の時代に
イヌに手袋発見させるという苦役を強要した女性世話係は
イヌ虐待とのそしりを受けないか、とても心配になる
家に帰ったらおいしい食事を作って機嫌を取るしかないのだ

堤防の坂道には小さな土筆が一本
春はそこに

日曜日には、イヌが梅を見たいと思うので案内しなければいけないのだ
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