from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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台風が近づいてくるにつれて、少しずつ天気が怪しくなってきた。
朝も散歩に行けず。
わたしは街に行く用事があったので、買い出しをしてきた。
化学物質過敏症疑惑があるので、今まで以上に野菜や果物に気を付ける必要がある。
今も痒すぎる湿疹がたくさんできていて、お腹も痛い。
わたしが住んでいるところは、オーガニック野菜はイオン系列のスーパーで入手可能だ。
種類も数もほんの少ししかないので、オーガニック冷凍野菜をいつも買っている。
果物は地元産・地元消費用バナナがあって、品種不明で1房100円ぐらいで販売ブースなどで売られている。
ちなみに「島バナナ」は病害虫に弱いので農薬を使うし、価格も高くて出荷や観光客向けだ。
うちに植えているのも品種不明のバナナで、いま実が大きくなっているところだ。
今日はラッキーなことに販売ブースで地元バナナが売っていた。
グアバもあったので、おばぁにどこに木があるのか聞いたら見せてくれた。
大きな木で勝手に実をつけるから肥料も農薬も使っていないというので、バナナと一緒に買い込んでおいた。
農協に行くと、自然栽培の果物をおろしている生産者のスターフルーツがあったので、それも買い込んだ。
帰宅して早速食べようと洗っていると、はっちゃん(秋田MIX♂7歳)が、「なになに」とやってきて、少し離れて待機している。
一切れあげると「それ、いらない」という。
はっちゃんはスターフルーツがあまり好きではないのだ。
そしてまだ床に置きっ放していたバナナの袋をツンと鼻でつつき、そのまま去って行った。
袋に顔を突っ込んで食べたりはしない。
わたしがおいしいものを買って帰るのを楽しみにしていたので、おやつ食べたいよねと思ったので、はっちゃんのお皿にバナナをむいて入れてあげた。
地バナナは甘さのなかに酸味があっておいしい。
はっちゃん、ニコニコで食べていた。
PONOPONO犬育てでは、食べ物を前にしてオスワリ・マテなどをさせたりはしない。
普通に「はいどうぞ」とあげるだけだ。
それでなにか困ったことが起こるかというと、何も起こらない。
食べ物は多かれ少なかれ興奮の元になるが、ストレスマネジメントを続けていると興奮しにくくなるので、大騒ぎして困り果てるということがなくなってくる。
もちろん、最初から食べ物で大興奮しない犬もいる。
他方で、コミュニケーションがスムーズになっていくので、犬も無理やり奪い去ったり、取られまいとして噛みつこうとしたりすることがなくなる。
犬側からすると、そんなことをしなくても人間はわかってくれて要求を聞き入れてくれる、だめなときはわかりやすく伝えてくれるからだ。
なのでPONOPONO犬育てを長く続けている人は、オスワリ・マテなどさせる意味が分からないと言うようになる。
話が通じれば、命令や号令も、そのご褒美も必要ない。
猫だってオスワリ・マテなしに普通にごはんを食べているケースが大多数だろうし、それで問題が起こることもないだろう。
対等な仲間として、食べ物を提供したり一緒に食べたりすればいい。
食べ物を前にして待たせたり、もったいぶったりなどすると、フラストレーションがたまるので即刻やめよう。
もし自分がされたらどう感じるか、考えてみたほうがいい。
そういう残酷なことは終わりにしたいものだ。
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