2019年6月29日土曜日

チャウチャウにおける健康の基準(イギリスのガイドを用いて)

チャウチャウにおける健康の基準(イギリスのガイドを用いて)
from : NYAN CHOW's @チャウチャウ

今日は70代80代のお世話になった
チャウ仲間の方々へ
お手紙を書いてました~
ラインとかメールとか
やってない人も多いのでね・・・

そして、北代さんの一人息子
やっちゃんにも久しぶりに
写真付きのお手紙を書きました
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今日は股関節の検査が帰ってきました
オールAを叩き出すかと思ってたら
1ポイント足りずにBだったけど
とても良いスコアで満足です
昨日は悔しくて他の兄弟姉妹の
レントゲンを画面に出して
じっくり部分部分を確認しながら
見直しましたよ~~ww
我が家はレントゲン撮影に麻酔を
使いません、スコアを数ポイント
捨てても使わないで!
とやってきているのが
まさに出たのかな~とも思ったが
でも、ワイマー家で取った時は
素晴らしい股関節の評価が出ているので
そうとも言い切れないのかな~
股関節の評価でAとBを交配しても
Dが出ることもあるし
逆にDとDをかけてもAが出ることもある
これはAが出たことを喜んでは
いけないと思っています
Aは一匹で、他はダメかもしれないからね
そしてDだと私は使わない
Cでも欲しい要素がどうしてもある場合
に限り・・・と思っています
実際にBとCにかけ合わせをしたが
Bは両親ともにB
Cは母がAで、父は形成不全でない事を
確認のみで、スコアは出していない
だったけれど
この組み合わせの子供達は
生まれた時からの
前回の滑らない環境作りのお蔭か?
体重15%レスで育てたおかげか?
5匹中3匹がA:A、A:B、B:Bでした
来月には、もう一匹遊びに来るので
見てみようと思っています♪

そしてCOIという近親交配率の
繁殖ガイドがありまして
繁殖のための近親の%をイギリスでは
このCOIが6.6%となっています
ちなみに・・・
ペキニーズは8.1%
Eコッカーは9.6%
秋田犬は2.3%
ハスキーは6.2%
ダックスは7.5%
ワイマー8.3%


このCOIの数字が6.25%未満の犬では
COIが25%を超えた犬よりも平均で
4年寿命が長かったという
研究結果があるそうです
これはスタンダードプードルでの数字らしい

チャウチャウのEPS(Effective Population Size)
という数字があって
この数字は遺伝子プールのサイズの尺度
らしい、これが100より低いと重大な問題と
いう人たちが出る数字らしい
50を切ると絶滅に瀕した犬種と言われる
数字らしいです(面白いね)

チャウチャウのこの数字は132.59
ちなみにペキニーズは61.01で
Eコッカーは49.10えっっ?
秋田犬スコアナシ
ハスキーは142.93
ダックスは89.16(ロング)
97.65(スムース)
110.39(ワイヤー)
ワイマー75.40
意外な数字も出るのね・・



そして今読んでいるこのサイトに
スタンダードから何故?アーモンドアイ
という表記が取れてラウンドになったのかが
分かる文章を見つけました
異常に小さい目も内反の要因になり得る
という事から、ラウンドで良くなったの
かもしれないですね・・・
まぁ、私の意見ではアーモンドアイだから
内反を引き起こしやすいわけでは
ないと思っていますけど
頭部サイズにあっていない小さな目は
奥目のチャウにとって
ラウンドとした方が防げるのかもしれないですね

健康に関しては
スコアの平均が18.9
ここまで読んで、うちの股関節優秀じゃん!
と思った。ワハハ
1で嘆いていた昨日。。。。笑

肘は理想的に0:0で!
日本で言えばノーマルで数字が無い方が
より良い!という事ですね
ちなみに
ペキニーズは数字ナシ
Eコッカーは10.8
秋田犬スコアナシ
ハスキーダックスはスコアナシ


そして見つけたDNA検査!!
DMとEliptocytosis
さあ検査できる期間を探さなければ!!笑
この間、ロシアでDMやってる人を見つけた時
日本でチャウのDMをやってくれる所を
探したんですけどね


**チャウチャウに多発傾向のある病気


頭蓋十字靭帯破裂
エリプソサイトーシス(遺伝性球状赤血球症)
膝蓋骨脱臼
汎骨炎
緑内障
胃拡張術(GDV)(ねじれ/鼓腸)
癌:胃がん
中枢神経系の脱髄(多発性硬化症とか)
甲状腺機能低下症
膵外分泌機能不全
白内障
ハートブロック(不整脈とか)
ミオトニア
脱毛症X(アルペシアX)(去勢反応性脱毛症)
落葉状天疱瘡

チャウチャウは脾臓が大きいんです
前にも書きましたけど知らない先生だと
脾臓が大きいので検査しましょうとか
取りましょうって言われかねない程
他の犬種に比べて大きいです
これってたぶん
エリプソサイトーシス(遺伝性球状赤血球症)
これとの関係もあると思います
脾臓は異常な血液を壊す場所でもあるから
だからチャウは脾臓大事~~
ではこの脾臓を守る生活とは?
感染症にさせて脾臓を悪くさせない事!
慢性の膀胱炎やウイルスに感染する、や
膿皮症にさせない事も大事
チャウの場合、膿皮症になる事も
あるでしょう、酷くなくても
直ぐに処置しよう!治そう!っていうのも
ここに関わって来るからね
では膿皮症にさせないためには?
日常ケアで、シッカリ皮膚を乾燥させて
半乾きの様な状況を減らすこと
そして、何よりも強い皮膚の為にも
食事が大事、健康な皮膚を作るためには
肉に含まれる色々な成分が大事なので
今回のフードチェンジは
本当に良かったな~って思っています

昔、脾臓の腫瘍ってチャウで
聞いたことあったけど
全部繋がった!質の悪いフード
膿皮症などの感染症、これらが脾臓を
悪くする最短ルートだったね


イギリスのDBRGの基準に従っている
ブリーダーから子犬を買いましょうって
イギリスでは推奨しているようです
今日は、その片鱗を読んでみました
その基準をちょっと読み進めて
読んでみようと思っています
出来る事は、やっていこうと思います
Af
耳の位置と目の位置マズルの幅と形
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肘からキ甲までと、肘から床まで
の長さが同じ
肋骨の下のラインではありません肘です!
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10:10の体長と体高
頭頂とマズルのラインは斜めで平行(黄色ライン)
頭頂の長さの1/3以上で1/2以下の
マズルの長さ(黄緑色のライン)

これに毛が付くと長く見えたりもするし
違って見えるのにどう騙されないか?ww
そして、形と健全性は必ずしも
イコールではないので
両方の面を重要視して行かないといけない
キノコは、この両面において秀逸だけど
ちょっと耳が大きい。(* ´艸`)クス
ショーには出る予定が今は無いから
言っちゃうけどね♪
ただ歯も素晴らしい骨格や構成の面では
大事なオスだと思ってるよ
我が家で今、一番の種オスは
キノコかなって思うほど。ww
全てにバランス感覚が重要で
そのバランスが良くて
大きな欠点が無い、もしくは
起きな欠点が目立たないって
凄く大事だよね~~

あの有名なチャウが全犬種のTOPで
勝てるのも、勿論、政治的に
強い犬でもあるけど、欠点が目立たないから!
ブリーダーから見たら欲しい犬でもないし
凄いって思う犬でもない!
部分部分みても、交配に使いたい!
と思う素晴らしい所も無い!!笑
でもオールブリードで勝って行くための
欠点の無さは評価できると思う
それって、凄いことと思うのです
チャウのブリーダーから見ると
魅力は欠点があっても某国のM様
の方があるんだけどね~~ww

最後まで読んでもらって
ありがとうございます♡

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我が家のチャウチャウの個々のインフォメーションは
右のカテゴリー別アーカーブに移動しました。

1986年東京都東久留米市チャウチャウ専門
ChowChowLandから始まりました
G7 porofessional Handlerの麻生雅治氏に付いて
全国のShowに行っていました。
詳しい事はこちら→My Info
2000年に友人からAMCHを輸入
新たな血統で健全なチャウ作出を目指し繁殖再開
現在、海外のブリーダーと連携して
Breeding&Showingを楽しんでいます

これまでの輸入犬・輸出犬はこちら→Import & Export


我が家ではチャウチャウに発生の多い
股関節形成不全などの遺伝を排除すべく
ブリード面においても管理面においても
努力をしています
両親の検査と、環境作りは必須です
繁殖に使うものは全て
股関節・肘・膝・心臓・目(PRAを含む)
検査をしています
疑いがあれば甲状腺などの検査も行います
検査をするだけでなく、だめなものを使わない
ということが大事です
もちろん凶暴性など性格に問題のある犬も
繁殖から外します
これは一般家庭において飼育する場合も
とても大事なことですし
チャウチャウの未来の為にも重要なことです



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健全なチャウチャウを繁殖するために
常に良い環境を考え、作っていくようにしています
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雨の日でも、ある程度運動ができるように
屋根付きのランを自作しました
約500坪の敷地に自宅・動物病院・ケネルを
作りました
運動場は、年齢・性別などを考慮して
その子に合った運動ができるように
アスファルト・砕石・土・木製などを作り
大きい運動場で240坪程にしました
今年そこに2ラン分けました
病院の中にチヤウの部屋と自宅やランの中に
ログ小屋を用意してあります
これはショーから帰ってきたり
外国から入れた子などを隔離するために
使用したりします
すぐに家にいる子とは一緒にせず
必要な日数を隔離して管理するためです
我が家は動物病院なので、そこは手を抜けません

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チヤウチヤウだって思い切り走り
飛び回ることが出来る犬種です
本当に健全で筋力に溢れた犬種なんです♪

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子犬は病院2階の南側で
全面UVカットガラスの大きな窓のある
明るいけれど、温度の上がらない産室兼子犬部屋で
ワクチンが終わるまで過ごします
早期離乳は特別な事情を除いてはしません
3か月まで親・兄弟・姉妹と、ゆったり過ごします
この大事な社会化期の生活を集団で過ごす事で
昔あったような、新しい家でのトラブルは
本当に無くなり、性格の良い飼いやすいチヤウと
過ごしてもらえるようになりました
出来るだけ小さなうちから飼うという事は
余程この犬種に特化していない限り
きなリスクが伴うことになりかねません
逆に、この時期に躾がキッチリ出来ると
後は、ものすごく楽に過ごせるのです
チャウチャウは噛む犬でもなければ
勝手で気ままな部分もありますが
飼い主を無視する犬ではないのです
勝手にしていいよと教えてしまっているだけです

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子犬は生後1か月からフィラリアの予防時期であれば
予防薬の投薬をします
体重量に合わせてミルベマイシン顆粒を
投薬しています

おなかに虫がいないのにも関わらず
虫下しは行いません
全頭検便をします
親の管理をしっかり行っていますので
子犬たちに虫が出ることは有りません
腸内細菌は親からが大事なのです

ドッグショー目的の繁殖ですが
親がショー用だとしても生まれた子犬全部が
ショー用で生まれるわけではありません
そして海外に出す子犬と私のもとに残す子以外は
ショークオリティーでもペット用として
お譲りしています
両親の賞歴・外国タイトル犬・輸入犬であっても
関係なく(送料は別)
マイクロチップ・フィラリア投薬・血統書申請代金
全て込みで30万円で、お譲りしています

Web Siteの子犬の譲渡に関して を読んでいただいてから
ご連絡をお願いしています
こちらから→
子犬の問い合わせ 
チャウチャウは、飼育に手間もお金もかかる
そういう犬種という事を
理解していただいた上で飼っていただきたいと
思っております
そのためにも、きちんと遺伝疾患や
チャウチャウに多い病気を理解していただき
きちんと検査をして疾患をできる限り取り除かれた
両親から生まれてくる健全で性格の良いチャウチャウを
購入してください
ただただ、そこにいる検査もしていない・遺伝疾患も
排除していない雄雌を交配して出来た子犬を買って
その後、大変な思いをしている飼い主さんが
少なくないことを知ってください
それが可哀想な子を作らない事につながります
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自分に出来る最高の環境・管理で
頭の中の理想のチャウチャウを目指しています
チャウチャウに携わって34年目、生涯勉強です
これからもチャウチャウの為に頑張っていくつもりです

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