from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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昨日と同様、晴れたかと思えば雨が降る、沖縄の梅雨特有の天気だった。
マルちゃん（大型犬MIX♂11歳）は庭に出たり入ったりと忙しくしていた。
晴れたから散歩に行けるかもと思って庭に出ても、犬たちは行くと言わない。
するとすぐに雨が降ってきて、やっぱりマルハチ予報は正しいといつもの確認をする。
わたしはお腹が痛かったので、室内でパソコン作業をして過ごした。
犬たちもこんな日はつまらないだろうと思う。
やっぱり天気がよくて楽しく散歩できる日がいいよねと話した。
こんな日はおいしいものでも食べようと、先日作ったココナッツマンゴープリンを出した。
はっちゃん（秋田MIX♂7歳）は作ってるときから興味深々だったので、ちょっと味見してもらったら、「これおいしいね！」ととても気に入ったようだった。
犬たちと半分こするつもりで作ったのに、わたしもおいしかったのでたくさん食べて、それでお腹が痛くなったのかもしれない。
そこで今日は犬たちにたくさんあげるつもりでいたのだが、はっちゃん、待ちきれずにわたしのそばに来てかわいい顔でおねだりする。
スプーンで口に入れてあげたら、とても喜んでいた。
マルちゃんは自分のベッドで尻尾を振りながら待っているところがかわいい。
すごく好きなものだともらいにくるが、そうでもないときは待っている。
犬のおねだり行動を、「犬が人間をコントロールしている」と言う人がいるが、残念な見方だと思う。
おいしいものは誰だって食べたい。
自分で勝手に食べることができたらそうするが、そうでない場合はお願いするしかないだろう。
しかも犬たちは、無理やり奪うことだってできるのにそうしない。
行儀よく「それちょうだい」と言っていうだけなのだ。
それをコントロールなどと言う。
むしろ人間のほうが、食べ物やムチまでも使って犬をコントロールしてきたのに。
「ドッグトレーニング」や「しつけ」などは、人間にとって都合がいいことを犬に強いるということだ。
そんなことをしておいて、常に人間がリーダーシップを取るべきだなどと言う。
人間はすでに十分支配者で、暴君だ。
わたしたちは支配とかコントロールとかいう発想をやめて、もっとどうしたら動物たちと仲良くできるかを真剣に考えるべきだと思う。
優位な立場や権力を振りかざすことは、そのときは気持ちがいいかもしれないが（わたしは気持ちよくない気がする）、長期的にはさびしくならないだろうか。
それよりは、いつも寄り添ってくれる仲間とともに平和に暮らしたほうが、ずっと幸せになれると思う。
リーダーシップではなくフレンドシップがいい。
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