from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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今にも雨が降りそうな天気で、犬たちは散歩に行かないという。
その代わり、よくシッターに来てもらっていたPONOPONOアドバイザーさんが伊豆から来てくれた。
みんなには数日前から伝えていたが、ちょっと怪訝な顔をして半信半疑のように見えた。
だが彼女が来たら大喜びして、飛びつき、舐めまわし、大歓迎でしばらく甘ていた。
マルちゃん(大型犬MIX♂11歳)までも飛びついていたので、よほどうれしかったのだろう。
明日、一緒に散歩に行けたらさらに喜びそうだ。
以前にこんな話を聞いたことがある。
かわがられて育った動物や子供は、飼い主や親とよくコミュニケーションが取れるようになり、思いやりのあるやさしい子になるのだが、その分甘えん坊になると。
言われてみればそのとおりだ。
愛情をたっぷり受けて大事にされた子は、ストレスも少なく安定しており、余裕があるため他人にも周りの環境にも寛大になれる。
多少の環境の変化やストレスにも強くなるのだ。
ネズミを使った実験では、子供の頃に母親からかわいがられた子ネズミはストレス耐性が高く、自分が親になったときにかわいがり行動をよく行うことが確認されている。
親や飼い主によく共感し、強いアタッチメントを形成するということは、言い換えればかれらと一緒にいることを好む「甘えん坊」でもある。
その関係が依存的になって、親や飼い主なしではいられなくなると問題だが、安定した子、不安感のない子はそうはならない。
犬と飼い主のペアを見ていると、多少行儀が悪くても、叱られずにおおらかに育てられた犬は、聞き分けが良く飼い主にも思いやりを示すことが多いように思える。
やさしい子に育っているように見えるのだ。
そして犬も飼い主も幸せそうである。
常に叱られている犬は、当然ながらストレス行動をよく示し不安定である。
それがさらなる問題行動を生むし、弱いものいじめとなって現れることもある。
それを考えると、たっぷり愛情をかけてのびのび育てたほうが、叱ってばかりよりもはるかにメリットがあるといえる。
だが、気をつけなければいけないのは、人間都合や自分のためではなくて、犬自身のためになるように配慮しているかどうかである。
かわいがっているつもりで犬のためにならないことをしていないか。
たとえば、犬を吠えっぱなしにさせるとか、興奮して走り回っているのをそのままにするなどは、ストレスがかかるので犬のためにはならない。
そういう時にきちんと介入して落ち着けるようにしてあげるのが犬のためである。
食べ物をおねだりしたからといって、好きなだけ食べさせたら太るので、これも犬のためにはならない。
犬が寝ているのに撫でに行ったり、やたら声をかけたりするのも、犬のためにはならない。
犬という種に固有の行動を保証して、さらにその子に固有の行動ニーズを満たしてあげることができれば、犬の満足度は高くなるだろう。
そういうかわいがり方をして欲しいと思うのである。
なんでもいいから犬の要求をかなえるというのは、犬のためにならないことがあるので、よく考えて犬と付き合おう。
そのうえで、利己的でない愛情を、息苦しくない程度にそそいであげられたらいいなと思う。
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