from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ
平成最後の4月30日と
令和最初の5月1日
この記念すべき2日間に
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2013年から積極的に
多頭飼養現場の救援活動を始めた私が
なんとなんと偶然にも
平成最後の4月30日と
令和最初の5月1日
この記念すべき2日間に渡り
猫多頭飼養現場の猫たちの
救援活動をするなんてね・・・
2013年から積極的に
多頭飼養現場の救援活動を始め
北は北海道から南は鹿児島まで
しっかりした依頼を受ければ
どの町の猫も平等に救援している私が
平成最後の4月30日と
令和最初の5月1日
この記念すべき2日間に渡り
救援した猫多頭飼養の現場が
福島県だったなんてね・・・
しかも
広い広い福島県の中でも
私がかつて福島原発20km圏内に
かよい詰めていたころ
必ず通っていた町だったなんてね・・・
偶然にしては
あまりに偶然過ぎると思いました。
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こんな私を・・・
なにをやったって飽きて続かない私を・・・
飽くなき道
《動物愛護の道》へ
導いてくださった神さまと仏さまと
こんな
《行け行けドンドン》な私の活動を
しっかりと
後方から支援してくださいっている
日本中の支援者の方々に
心から感謝しました。
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平成最後の4月30日と
令和最初の5月1日
この記念すべき2日間に
犬猫みなしご救援隊が
もっとも得意とする
1度の麻酔のチャンスで
可能な限りの医療を施す
《イノベーションTNR》で救援した
猫多頭飼養現場の60匹の猫たち
近親交配が進んでいるため
平均寿命が短く
みんな若く
平均年齢は半年~2歳ぐらいです。
田舎で
のんびり暮らせるのかと思いきや
近くの直線道路を通行する車が
みんなスピードを出すらしく
「車にひかれるのよね」
・・・とのこと
動物愛護は
言い出しゃ~キリがないので
すべてを満足させることはできませんが
少なくともこのお宅の子たちは
不妊手術を施すことで
敷地外に出る理由が
そしてこれ以上
食べるものもままならないような
不幸な子を増やさずに済みます。
猫のフードは
ホームセンターや薬局等に売ってある
2kg600円とか10㎏1980円とかの
《安価な》《国産フード》
こんなん食べさせられたんじゃね
元気に暮らすどころか
必須アミノ酸不足で
風邪ひとつ治りません。
それが証拠に
若い子たちはほとんどの子が
猫風邪の後遺症が《目に》残っています。
手術待ちのケージに移すと
あら・・・ご懐妊・・・
こちらもご懐妊・・・
絵に描いたようなアニマルホーダー
猫を抱きかかえて
何があろうと手放さない
アニマルホーダー飼い主に
言いたいことは山のようにあるけれど
私がなすべきことは
《これ以上
不幸な子を増やさないこと》
とにかく手術をしなくっちゃ!!
私が手術を頼む先生たちは
全員山口卒業生だから
小さな切り口から
子宮&卵巣を取り出します。
これが通常の手術痕
私の小指の方がデカい感じ(笑)
こちらが堕胎をした手術痕
堕胎をしても
この大きさの傷なら予後はラクチンです。
もともと
堕胎したからと言って
母猫の具合が悪くなるってことは
今まで一度もなかったのですが
鹿児島の濱崎先生に教わってから
堕胎した子には
120cc~150cc皮下補液をするようになって
手術前より状態があがり
「久しぶりにごはんをよく食べてくれました」
・・・と報告がくるようになり
補液は必要だな・・・と思います。
みんな初めての補液だから
余計にパンパンに張りますが
これがひと晩かけて吸収されて
ええ感じになるからね
オス猫のケンカ傷
「ケンカは普通に毎日ありますよ!」
飼い主の言い分
内外出入り自由な環境でも
未不妊の猫が60匹もいたら
そりゃ~毎日ケンカですよ!
誰のせいだと思ってんでしょうね
・・・ったく!!!
「いつも足の裏をケガするの」
飼い主の言い分
いやいや・・・
これケガじゃないし!
好酸球肉芽腫が爆発したんじゃ!
ね・・・肉芽になっているのが
わかるでしょ・・・
普通の飼い主はこ~なる前に
病院へ連れて行くんですけどね
アニマルホーダーってのは
ただただ
猫が自分のそばに居ればええので
猫が
病気になったとかケガをしただとか
そこはぜんぜん
気にしないんですよ・・・
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近親交配が進むと
1番明らかなのは
《シャムみたいな》毛色になること
ちまたでは「シャム系」とか
「シャムMIX」とか言われていますけど
「系」でも「MIX」でもなく
そ~ね~ど~してもシャムをつけたいなら
「風」・・・「シャムふう」かなぁ・・・
目が青い・・・これも
近親交配の最たる特徴です。
近親交配で
ちまたで「長毛雑種」と呼ばれている
長毛にもなります!
近親交配で
ちまたでは
「アメショー柄」と呼ばれている
クラッシックタビーにもなります!
近親交配で
「グレー」や「クリーム」の
パステル色になります!
この子は
生まれながらに指先がない・・・
「1匹ずつ名前もあって
1匹ずつ見分けがつくし抱っこもできる」
・・・と言いながら
この子の足の指がないことには
気づいてもいない・・・
猫多頭飼養者の言うことは
《聞き流す》これが一番ですね♪
一目瞭然なのにね・・・
シッポの先がこんな感じの野良猫って
結構いますけど
飼い猫じゃ考えられないですよね・・・
こ~なった瞬間に
驚いた飼い主さんが
病院へ連れて行きますもんね・・・
近親交配だし
フードは《安価な国産品》だし
皮膚に悪い要素がいっぱい・・・
もとはケンカ傷なのか何なのか
わかりもしない・・・
空洞じゃし・・・
普通の茶白猫も
近親交配の影響で長毛・・・
なにかしらニオう・・・と思って
足を上げてビックリ
マダニです。
私は動物に寄生する虫は
許せんので
『死ね!』とか言いながら
マダニ駆除薬を
マダニに目がけて滴下します。
吸血中のマダニと
吸血後のマダニアレルギー
マダニは麻酔物質を放出して
動物にバレないように吸血しますが
ガッチリ噛みつくわけですから
そりゃ~アレルギー反応も出るさ!!
かわいそ~に!!
見つけた!
稚ダニとマダニが一緒におる!
マダニ駆除薬を滴下して数時間
なんか・・・
マダニが弱って来とる
マダニが落ちた後
これがマダニが噛んだ痕です。
落ちたマダニ
すでにマダニ駆除剤で死んでいます。
普通の虫は
頭の先から尾の先まで
体にまんべんなく手足がついているのですが
マダニは
噛みついたら離さないぞ・・・という根性から
手足も
口のそばに集中しています。
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ちょうどこのとき
横須賀にいる桂代ちゃんから
テレパシーが飛んできて
「中谷さん!そのマダニをつぶして!」
と・・・
そんなことをするのはイヤだよぉ
・・・と思いながらも
まぁね私も桂代ちゃんには
ミケ公演が終わる5月6日までは
逆らえんしね・・・つぶしてみました♪
左上の黄色っぽいビニール状のモノが
マダニの体(手足が見えるでしょ)
中身が猫の血で形成された
これから卵になるレバーたち
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私がこよなくマダニを嫌がる理由
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マダニは
猫も犬も人間も殺します。
人間の場合は専門外なので
よくわかりませんが
犬や猫の場合は
バベシア・・・と言う原虫が
赤血球の中に寄生し
溶血性貧血になり
気づいたときには手遅れだった
・・・ってことになります。
私なんかは
猫エイズや猫白血病より
このバベシア症の方がよほど怖いです。
世の中から
マダニを撲滅するために
お散歩する愛犬に
マダニ駆除薬を滴下してください!
犬猫みなしご救援隊が
TNRをする場合
ノミ・マダニ駆除薬は
3ヶ月有効なブラベクトを使っています。
もちろん有効期限が長い分
薬代はお高くなりますけど
3ヶ月も有効だというのは
外で生きていかねばならない野良猫にとっては
大きな利益となると私は思います。
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平成最後の4月30日と
令和最初の5月1日
この記念すべき2日間に
福島の猫多頭飼養現場の子たち
60匹の不妊手術を終えました。
その途中で出かけている
野犬捕獲は
まだ手こずっています・・・
明日も野犬の現場に朝からGo!
令和の時代も
私は私のままじゃわ(笑)(笑)